絶品レストラン

著者 : 友里征耶

• 鉄人社 (2011年6月20日発売)

感想・レビュー・書評

[cometerougeさんの感想 · 2012年1月28日]

辛口料理評論家のオススメレストラン本。レストランの評価基準が「はじめに」の章に明示してあり、この基準と味覚や好みが合う人は良いんじゃないかと思う。総じて好意的に書かれているとはいえ、オススメ先を紹介しているとは思えない辛目の論評（「家庭料理の延長」だとか、「サービスも慇懃無礼」だとか「ミシュランの３つ星は荷が重い」だとか）がところどころに顔を出し、苦笑させられる。
紹介されているのは、東京７８店（うち港区３８、銀座８、渋谷区８）、京都９店、大阪４店、兵庫１店、福岡２店、デリバリー２店なので、東京に行きやすい人向け。
料理のジャンルとしては、フレンチ１５店、イタリアン１０店、日本料理２１店、寿司１４店、中国料理・韓国料理９店、その他２７店（ふぐ２、てんぷら２、すき焼き１、ステーキ３、お好み焼き２、焼肉１、シュラスコ１、とんかつ１、豚しゃぶ１、洋食４、焼き鳥２、おでん１、もつ鍋１、インド料理１、カレー１、そば１、ピザ・デリバリー１、ハンバーガー・デリバリー１）。フレンチ、イタリアン、日本料理、寿司からは１店ずつ超絶レストランとして紹介されている。
値段が高い店は美味しくて当たり前なのであるが、本書では手頃な値段の店も紹介されているのが嬉しい。
行ってみたいと思ったのは、
１）予約が取れないようだが、リーズナブルな値段のフレンチで美味しいとされている池尻大橋のオギノ
２）料理もワインも安く、量も多いイタリア風家庭料理店の門前仲町のたまキャアノ
３）江戸前鮨と思ってはいけないそうだが、美登利寿司と大差ないツマミと握りを半額近くで食べられる回し寿司活目黒店
４）とにかく量が多すぎで、採算を度外視しているとしか思えない価格破壊店とされている高田馬場のラミティエ。
こうしてみると、行ってみたいのは手頃な値段の店ばかりですが・・・。

[波瀬龍さんの感想 · 2018年10月28日]

【要約】
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【ノート】
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[y_dokaさんの感想 · 2014年7月25日]

何冊か著者の本を読んで、この人の嗜好はそうとう偏っているんじゃないか、と思うようになった。
僕は別に、本場での修行経験とか、目の前で鱧の骨切りをするかしないかとか、どうでもいいけどなあ。

「おかみがポニーテールだと点数を甘くつける」ってのは激しく共感。

ま、いろいろ違いはあれ、「読み物」として面白いことは確か。『ガチミシュラン』に載っているのと同じ店を、どのように書き分けているかを見るってのも面白い読み方だと思うよ。