憲法のimagination

著者 :
  • 羽鳥書店
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本棚登録 : 64
感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (248ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784904702154

作品紹介・あらすじ

日本を代表する憲法学者によるエッセイ集。

最新論文集『憲法の境界』、入門書決定版『憲法入門』につづく羽鳥書店刊行の第三弾。
東京大学出版会『UP』誌での連載エッセイ「憲法のimagination」24回を中心に、
2004年以降、著者が各紙・誌で発表してきた書評、コラムの計42編をまとめた。
法律は縁遠いものと思っている人にとっても、
「憲法学は、人はいかに行動すべきかを考える学問の一分野だということになります」
という著者の一言には意外性を感じ、関心を持てるだろう。
その小気味よい文章に引き込まれるうちに、憲法について興味深く学び、考えることができる。
より幅広い人びとにとって読みやすいリベラルアーツ版憲法入門書といえる一冊。

思索する愉しみ
 古今の哲学や文学、映画を緯糸に
 憲法学者が織り上げるエッセイ・書評集

感想・レビュー・書評

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  • 評価機関も評価を受けてもらい仕事ぶりを改善してもらったらいかがかなど著者らしさが炸裂しています.アーレント嫌いの理由の1つが書かれていたり著者についていろいろと垣間見れらておもしろい.なおハルヒは履修済みのようで.

  • 現在の憲法学の泰斗のエッセイ集。幅広い教養を土台にあの理論、学会での振る舞いがあるということなのだろう。まねしたいけど無理だな。

  • イマジネーションかくあるべし。

  • 思考の隘路をいく
    例えば憲法9条を生き方や世界観についての多様性を保証する立憲主義の枠組みから批判する一方、改憲派の主張する米国を念頭においた「普通の国」像が、必ずしも普通ではないどころか大いに特殊な国であり、単純に追随することの危険性を指摘することも忘れない。なかなか一筋縄ではないかない議論に付き合わされることで普段使わない頭を使っている感覚が快い。
    選挙で投票することの「合理性」や、ルソーの唱えた人民集会(直接民主主義)の絶望的ともいえる帰結など、身近で考えさせられる議論、目からウロコの話が多数収録。

  • 法律談義と漫談が特に決められた間隔もなくクロスし、
    頭の切り替えを要求される一作。

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著者プロフィール

早稲田大学教授

「2022年 『憲法講話〔第2版〕 24の入門講義』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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