〈淫靡さ〉について (はとり文庫 5)

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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784904702673

作品紹介・あらすじ

三島由紀夫賞受賞『伯爵夫人』の衝撃から1年──。”作者”と、『論集 蓮實重彥』の編者が織りなす対談集。2016年7月と12月に、工藤庸子編『論集 蓮實重彥』(羽鳥書店)と工藤庸子『評伝 スタール夫人と近代ヨーロッパ』(東京大学出版会)の刊行記念として行われた二つの対談。ともにフランス文学研究の第一線にあり元同僚でもある二人が、女性・フィクション・大学を軸に、近代から現代を縦横に語る。工藤庸子渾身の書下ろし『伯爵夫人』論も収録。

感想・レビュー・書評

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  • 『論集』の方を読んでいないので、特に買う予定が無かったのだが、東京堂書店に行ったらサイン本があるとのこと……で、つい買ってしまった。
    収録されている対談は面白かったのだが、やっぱり消化不良感が拭えない。『論集』を先に買うべきか……。

    内容とは無関係だが、『はとり文庫』の、この瀟洒な装丁は持っていると気持ちよく、ちょっとレトロな雰囲気がある組版ルールも良い感じだった。

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著者プロフィール

フランス文学、ヨーロッパ地域文化研究。東京大学名誉教授。著書に、『ヨーロッパ文明批判序説──植民地・共和国・オリエンタリズム』『近代ヨーロッパ宗教文化論──姦通小説・ナポレオン法典・政教分離』『評伝 スタール夫人と近代ヨーロッパ──フランス革命とナポレオン独裁を生きぬいた自由主義の母』(いずれも東京大学出版会)、『政治に口出しする女はお嫌いですか?──スタール夫人の言論vs.ナポレオンの独裁』(勁草書房)。訳書に、『いま読むペロー「昔話」』訳・解説(羽鳥書店)、コレット『シェリ』(岩波文庫)。編著に『論集 蓮實重彥』(羽鳥書店)、共著に『〈淫靡さ〉について』(蓮實重彥、羽鳥書店)。他、多数。

「2019年 『女たちの声』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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