生ける屍の結末――「黒子のバスケ」脅迫事件の全真相

著者 :
  • 創出版
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本棚登録 : 156
感想 : 20
  • Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784904795323

感想・レビュー・書評

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  • 読もう読もうと思っててやっと読んだ。顛末をよく知らなかったので…。
    冒頭意見陳述はのちに撤回してることを初めて知った。この事件に関して世の中でよく言われることは冒頭意見陳述に準拠してるものが多いように思うのでそこは確認しておいて損はない気はする。まああくまで彼本人の弁ですからどこまで信用していいものかなというところではありますが。

    ネットに冒頭意見陳述が出て以降、この犯人頭いいなという感想をよく見かけますがなるほど頭は良さそうですね…。留置所入ってから本をよく読んでいたみたいですが習慣がないと時間あっても読むものかはどうだろうって感じだし元から本はよく読んでいたんだろうか…。ちょっとイタイ言い回しだな…と思うところもあるけどまあこの本全体的にエモーショナルな感じだから…。

    先回りして外部に責任転嫁するクズと自称することで非難を回避するところずるいなという気がするけどそれすら本人から先回りされている…。もちろん過度に外部に責任転嫁することはよくないんだけど、彼の場合生育環境があまりにも特殊でなんていうか…彼だけの責任かなぁという…。でも責任を取れるのは彼本人だけなんですよね。多分「責任」ということばより適切な言葉があるはずなんだけど出てこない。

    なんだろうな、なんで人間生まれてきてしまうのかな…という気持ち。

    認知が早い段階で歪んでるから彼のいう周囲や両親の行動もゆがんだ情報になってる可能性もあるんだけど、両親がかなりアレなのは間違いなさそうだなと思った。ちょっとやそっとの脚色ではあそこまで行かないと思うので…。

    368

  • ネットで見た『最終意見陳述』を読んで衝撃を受けた。
    「冒頭意見陳述を撤回したい」と言ったこと
    ある本を読んた・・・とか

    どんなふうに何が変わったのか知りたくて
    『創』を先に読んだ。

    そのまとめや書かれていなかったことがこの
    生ける屍の結末──「黒子のバスケ脅迫事件の全真相」

    本が届いたので 読み始めたところです
    読んだ感想はまた
    (2014・10・4)

    ~*~*~*~
    読み終わった。
    ひとこと
    “分かっちゃった”・・・だ


    「創」雑誌では
    連載執筆している香山リカさんと雨宮処凛さんと
    渡邊被告が応酬を行う局面があったが・・・

    この本には解説として 以下の3名の方が書いている
    渡邊博史さんへ―最終意見陳述を読んで 香山リカ
    最終意見陳述にある深刻なキーワード 斎藤環
    「黒子のバスケ」脅迫犯から届いた手紙 篠田博之


    以下は あくまで私感です

    雑誌掲載の時から
    最終意見陳述で彼が説明している世界観と
    斎藤環氏の言葉にかすかな違和感
    微妙なずれが
    あるのではないか・・・と思っていた

    もちろん、私は渡邊被告ではないので 
    斎藤氏の書いたものを
    彼がどう思うかは分からないのだけど

    私の中の違和感は この本を読んで分かった気がした

    それは、斎藤氏が持っている前提(意識してようが、いまいと)は 
    厳密に言えば・・・渡邊被告には
    存在しなかったのではないか、ということの違和感だった

    本を読まないと何を指しているか
    イミフかもしれませんが、記録として
    (2014・10・5)

  • 「自殺しやすくしてあげること」
    「罰として肉体的な痛みを与えること」
    彼が起こしたような犯罪を今後抑止する方法として、彼自身が提示したのがこのふたつ。

    これはあまりにも悲しいんじゃないかなって思った。だって根本的な解決になってないし、今もどこかにいる渡邊さんのような人が苦しみ続けることに違いはない。

    むしろ根本的なところ、そもそも渡邊さんが今の渡邊さんになってしまった要因を是正するべきだと思う。
    そしてたぶん、その要因を正しく特定して是正するには、渡邊さんのようにこれらを経験して、かつ今のように認識できた人の協力が不可欠なんじゃないかな。

  • とても悲しく、ざんねんな気持ちになる。毒親とも言えるべき環境による被害者だと思いますが、その毒親もまた、毒親による教育下にあったという、毒親の連鎖。。社会のシステムですべては解決できないと思いますが、こういうところにこそ、社会インフラが手を差し伸べる意義があると感じました。

  • 人を殺さなかったのは、運だったそう。犯人の言葉で語られる事件の真相。理解できない部分もあるのは、浮遊霊になったことがないからだろうか。繋がりが薄くなっていく社会で、浮遊霊を、生霊を生み出さないために。

  • この事件は今では記憶している人も少ないかもしれないが、人気マンガが標的となったため、当時かなり話題になった。その犯人自身が、犯行の原因となった両親の虐待やいじめを告白しつつ自己分析した本。論理的な文章に驚嘆しつつ、痛ましくて涙が出る。
    (学術情報基盤センター 栗山正光先生)

    OPACは⇒https://tmuopac.lib.tmu.ac.jp/webopac/BB02305354

  • もう、凄く疲れた。とてもしんどい本だった。

    ところどころは理解できるのだけれど、
    「なんでそっち行く?!」
    となる犯人の思考回路。

    後半部分で、犯人は重篤な認知の歪みを抱えていた事に気づき、ようやく良心といじめた相手に怒りを叫ぶことができる。

    この認知の歪みは以前わたしにもあったし、多分今もある。
    これは本当に厄介で、自分一人ではどうにもならない。
    本を読んでも、人と関わっても、そもそも情報が入ってくる時点でゆがんでしまうので、矯正できない。
    本当に運がよくないとどうしようもない。

    そういう意味で、とてもしんどかった。

  • 「無敵の人」本人の記録。

  • 最初は2ch風中島敦の「山月記」かと思ったが、途中からの認知の歪みを自覚してからの勢いが凄い。

  • 出所したらどうなるかちょっと気になる。
    自殺してしまうだろうか。

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