本屋図鑑

  • 夏葉社
3.59
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本棚登録 : 639
レビュー : 54
  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784904816097

感想・レビュー・書評

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  • ああ、これは良い本だ。
    47都道府県、すべての県の本屋さんを紹介した本。
    2013年に夏葉社さんが出した本で、島田さんのご挨拶も載っている。
    北は稚内から南は石垣島まで、島田さん自身が現地に出向いて取材した本だ。
    電話やメール、資料のみで掲載したところはひとつもないと言う。
    ひと言で言うと、本と本屋さんへの愛がぎゅうぅぅぅぅぅっと詰まっている本。

    本書の特徴は、どの本屋さんもイラスト入りで紹介されていること。
    得地直美さんによるモノクロのペン画だ。
    お店の外観、平台や棚の様子、本の背表紙のタイトルまで書き込んである。
    POPや壁の展示、店の看板、立ち読みする人たち。笑顔の店主。
    本屋さんばかりを描いているのに、同じような絵がひとつもない。
    行ったことのある本屋さんもあり、ああそうだ、こんな感じだ!と妙に懐かしくなったり。

    駅前にある本屋さん、駅の中にある本屋さん、帰り道にある本屋さん、
    学校の前にある本屋さん、商店街にある本屋さん、道路沿いの本屋さん、
    空港にある本屋さん、大学内にある本屋さん、病院にある本屋さん、
    山里にある本屋さん、古い町並みにある本屋さん、300年続く本屋さん、最南端の本屋さん
    観光地の本屋さん、最北端の本屋さん、スーパーの中にある本屋さん、城下町の本屋さん

    それぞれの工夫と、それぞれの矜持。
    島田さんの文章はどこまでも本屋さんへの応援一筋で、それは温かい。
    みんな潰れずに、頑張ってくれてると良いなぁ。

    本屋さんの紹介の後は1945年からの本屋さんの歴史が語られ、ジュンク堂や三省堂、ツタヤや丸善のインタビュー記事もある。ここは読み物として非常に面白い。
    付録記事で「本屋さんの一日」と「本屋さん用語集」「本屋さんの本」。
    更に登場した本屋さんの店名と住所の紹介をしてある。
    あとがきは、1.3.5章と付録を書いた空犬太郎さん。
    よくぞここまでと賞賛をおくりたいほどの丁寧なつくりだ。

    子どもの頃通った本屋さんや、月イチで本を届けてくれた本屋さん、
    部活で疲れた身体でも、必ず寄った本屋さん。
    学生時代しょっちゅう立ち読みしていた本屋さん。
    友だちとの待ち合わせに使った本屋さん。
    たくさんの郷愁を連れてくる本で、今すぐ行きたいお店もいっぱい。
    本好きさんなら、好きにならずにいられない一冊だ。皆様もぜひ。

    • nejidonさん
      夜型さん(^^♪
      図書学辞典は、書誌情報をたった今検索できました。
      一体どんな内容なのでしょう。
      お目目キラキラで知りたがっております...
      夜型さん(^^♪
      図書学辞典は、書誌情報をたった今検索できました。
      一体どんな内容なのでしょう。
      お目目キラキラで知りたがっております・笑
      図書館の蔵書にあるところまでは突き止めました。
      何とかたどり着きたい本がまた増えました。
      首を長-----くしてお待ちくださいね。
      2020/09/15
    • Qさん
      【電子書籍化が待たれますね!】
      ●非常に読みたくなるレビュー さすがです!
      【電子書籍化が待たれますね!】
      ●非常に読みたくなるレビュー さすがです!
      2020/09/15
    • nejidonさん
      Qさん、こんばんは(^^♪
      (今更ですが)フォローと「いいね」を下さりありがとうございます!
      読みたくなるレビューと言われると、性懲りも...
      Qさん、こんばんは(^^♪
      (今更ですが)フォローと「いいね」を下さりありがとうございます!
      読みたくなるレビューと言われると、性懲りもなく舞い上がります・笑
      ありがとうございます。
      電子書籍化はいつのことやら、ですね。
      それなら読むという方もいらっしゃいますしね。
      2020/09/15
  • 子どもの頃、本屋さんが本を届けてくれるのが楽しみだった。
    中高の頃、帰り道、本屋さんに寄らない日はないくらいだった。
    書店で働いていた頃、仕事をあがってから、ほかの本屋に1軒2軒と寄った。
    いつも生活の中に本屋さんはあって、いつも寄っていた。

    悲しくても苦しくてもつまらなくても行き詰まっても、本屋さんに寄ればなんとかなった。
    読んでいると、そういう日々のことを思い出す。


    「本屋図鑑」に載っている本屋さんは実在の本屋さんだけど、なんだか「ココロの本屋さん」のようにも思える。
    どこかにはあるけど、自分の近くにはない。ココロの中にある本屋さん。
    今は実在しているけれど、なくなってしまったら本当の「ココロの本屋さん」になってしまう。

    だから、「ココロの本屋さん」だけど、「ココロの本屋さん」になってしまわないように、と願うばかりである。

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「なってしまわないように、と願うばかりである。 」
      学生の頃足繁く通った書店は、随分と「ココロの本屋さん」になってしまった。思い出すと淋しく...
      「なってしまわないように、と願うばかりである。 」
      学生の頃足繁く通った書店は、随分と「ココロの本屋さん」になってしまった。思い出すと淋しくなります。
      2013/07/29
  • 立ち並ぶ店、店、店…のなかに、本屋を見つけると、何故かとてもホッとする。

    ドアを開けると、ふわっと広がるいい匂い♪
    森、みたいな、
    雨上がりのあと、みたいな、
    とにかくすごく好きな匂い。

    そんな空気に包まれながら、好きな作家の棚を眺めつつ歩く。
    見た事のない本との出会いに期待しつつ歩く。

    できることなら、
    世界中に点在する本屋の扉を開けてみたいものだな~
    なんて夢を、まるで叶えてくれたかの様な図鑑。
    (惜しい事に世界、ではなく国内に限られてはありますが♪)

    47都道府県すべてから一店舗は必ず紹介されているので、
    わが街は、どの本屋が紹介されているかな…
    と、探しながら読むのも楽しみのひとつ♪

    手書きのイラストが柔らかくてとてもいい感じ。
    絵描き手さんの、
    おそらく好みなんだろうな~と想像膨らむ小さなポイントも見逃せない。

    • kaze229さん
      そう、そう、そう、そう、そう、そう
      と 百万回くらい 同意してしまいます
      地元の本屋さん
      そして
      地元の本を出しておられる出版社さん
      に ち...
      そう、そう、そう、そう、そう、そう
      と 百万回くらい 同意してしまいます
      地元の本屋さん
      そして
      地元の本を出しておられる出版社さん
      に ちゃんとエールを贈りたいですよね
      2013/09/11
    • MOTOさん
      kaze229さんへ

      そうそう♪
      特に最近は、小さな本屋さんが次々店を閉めていきつつあるので、
      ど~~か、頑張って欲しい!と、応援せずには...
      kaze229さんへ

      そうそう♪
      特に最近は、小さな本屋さんが次々店を閉めていきつつあるので、
      ど~~か、頑張って欲しい!と、応援せずにはいられませんよね。

      ところで最近、わが街に面白い本屋を見つけたんですよ。(^^♪
      古本屋ではありますが、店内中いたるところに本が積み上げられていて、漁らずには探せない、
      まるで人ン家みたいなお店でした。
      「50円コーナー」にあったボロボロの文庫をレジに持って行くと
      「20円でいいよ」といわれ、ちょっと嬉しかったです。

      2013/09/12
  • 「図鑑」とは言い得て妙。本にまつわる話は何を読んでも面白い。

  • 旅行するたびに行きたい本屋がいっぱい増えた。
    夢がひろがる。
    本が好きだから、本屋で働く。
    私って幸せ者かも。
    ただ、今はもっと子どものそばにいたいっていうのが本音。

  • ホームページに感想を書きました。
    「日本中をお供してもらう予定です」
    http://www.ne.jp/asahi/behere/now/newpage181.htm

  • 47都道府県の本屋さんをイラストとともに紹介している本。東京とか大阪とか都市部の本屋さんが多めだけど、47都道府県の本屋さんが必ず1軒は載っている。
    ちなみに地元は隣の市の本屋さんで、行ったことがあるところだったからちょっと嬉しかった。

    大手のチェーン店系じゃなくて、地域に根付いた“町の本屋さん”を紹介している。
    昔は家の近くにも小さい本屋さんがあってよく行ってたけれど、大手に負けてそういうところってほとんどなくなっちゃったなってしみじみ思う。
    だからこそ今でも残っている町の本屋さんが愛おしく思えるのかもしれない。

    どんな本が多く置いてあるか、陳列の仕方はどうなのか。そのお店によって個性があって、確かに「こういう系統の本を買うならここ」っていうのあるなって思った。
    今は何でも揃ってる大型店のほうが多いけれど、そういう個性が小さな本屋さんの魅力なのだと思う。
    この本を手に旅行して本屋めぐりするっていうのもおもしろいかも。

  • 「町の本屋」さんは
    その存在そのものが
    その町の文化の尺度になっている

    「町の本屋」さんが
    元気でいられる
    そんな町に暮らしたい

  • 手書きの本屋さんの様子が楽しい。

    でも,こうやって図鑑になってしまうほど
    町の本屋さんって少なくなったのね。

    まるで絶滅危惧種のような・・・。

    味わいのある本屋さん,頑張って欲しいです。

  • 旅に出る時に持って行こう。
    ここにあるお店に行こう。
    ここにはないお店にも行こう。
    町の人に愛される本屋さんは、きっとまだたくさんある。
    他のどのお店でもない。たったひとつの本屋さんがまだたくさんある。

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