手塚治虫エロス1000ページ(上) (studio voice comics)

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  • INFASパブリケーションズ
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (502ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784904843000

感想・レビュー・書評

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  • エロスというか、手塚治虫の場合躍動感ある生命を描くとみんなエロチックになるのですね。

  • 手塚治虫の実娘・手塚るみ子による、手塚治虫エロス作品傑作選。上巻。

  • 僕の手塚の初体験は学校の通学路にあった私設図書館(当時)にあった火の鳥シリーズで、その後はアドルフに告ぐ、グリンゴで、どちらかというと鉄腕アトムにイメージされるような少年向けの漫画家というイメージでははじめから無かった。(そうであることは知ってはいたのだけど)小学生的にはかなり艶っぽい漫画家だと思っていた。(当然艶っぽいなんてことばは知るはずもないけど)

    なので、手塚=エロはかなりすんなりと心と頭の中に入ってくるし、田中圭一のああいう作風もすごく納得がいく。

    ということで、僕の大好きなエロイ手塚を1000ページにこれでもかと押し込めた上下巻で大変おもしろく読めた。ただ男的エロさには何か少し足りなさを感じたのが、監修は娘である手塚るみ子さんによるものであり、やはりそこは男のそれは少し視点が違うのだろうと思う。

    追記:
    僕がエロイ手塚に目覚めた当時製紙会社が運営した富士文庫という私設図書館は、その蔵書を富士市が引き受ける形で、富士市立の図書館として場所変えて残っている。

    http://library.fujishi.jp/hp/03_info/04.html

    手塚だけでなく、ソビエト陸軍戦闘教義(ちょっと題名は怪しい)という旧陸軍参謀本部がおそらく研究目的で戦中に翻訳出版した本のような旧軍発行の書籍とか、戦後防衛研究所がまとめた太平洋戦争の作戦研究集とかなぜかあって、そんなところに日々出入りしてれば自ずとこうなるよなと今更ながらに思ったりも。

    ちなみに富士文庫の名誉のために申し添えておくと、本来の目的は製紙業特に日本における近代製紙業の曙やその後の近代化の課程を残した数々の資料の散逸を防ぎ、その保存を目的とした志の高い私設図書館であり、手塚作品や児童向け書籍や一般書の蔵書は小学校から近いこともあっての地域貢献なのであって、なにも私のようなおかしな子供をつくることが目的ではないことを追記しておきます。

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著者プロフィール

1928年、大阪府豊中市生まれ。「治虫」というペンネームはオサムシという昆虫の名前からとったもの。本名・治。大阪大学附属医学専門部を卒業後、医学博士号を取得。46年、『マアチャンの日記帳』でデビュー。幅広い分野にわたる人気漫画を量産し、『ブラックジャック』『鉄腕アトム』『リボンの騎士』『火の鳥』『ジャングル大帝』など、国民的人気漫画を生み出してきた。

「2020年 『手塚治虫のマンガの教科書』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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