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- 本 ・本 (199ページ)
- / ISBN・EAN: 9784904845134
感想・レビュー・書評
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日本を代表する写真家・土門拳。全国の古寺巡礼は、車椅子になっても成し遂げた彼のライフワークです。ページを捲るごとに、不思議と静かな気持ちになる、古き良き日本の美しさ、日本人の神性のあり方が浮かび上がる一冊です。
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大判の紙面で結構立派な印刷。仏像のマチエールの凄さに圧倒される。紙に凹凸がついているんじゃないかと思うほど。この奥行きはデジタルでは出せない。勿論フィルムだからというだけでなく、写真の背後に深い造詣、日本文化への愛情、古への畏敬が息づいているからこそ。
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仏像は仏師が原木の内部に仏を見出して掘り出したものと聞いたことがありますが、土門拳の仏像写真も仏像の中の魂を光とカメラで浮かび上がらせたものだと感じました。眼を像になすりつけているような迫力。飛鳥・平安からずっとそこにある仏像に生命の動きを感じるのはカメラマンのそれが、像に照射されているからなのか?
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