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- Amazon.co.jp ・本 (104ページ)
- / ISBN・EAN: 9784904845356
作品紹介・あらすじ
アラスカ、極北の原野で出会った世界一美しい光景。20年の間に撮影された写真の中から厳選した作品と、「無人島の夏」「原野行」「オーロラを追いかけて」「春」エッセイ4編を収載。
感想・レビュー・書評
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原野に立ち入ってみると、
神が
(ここで生きてゆく者達の為に)と
整えてくれた寝床が
いかに快適であるか、を改めて知る事が出来る。
毎日(毎時間?)違う空を誂え
季節ごとに壁の色を塗り替え
空調の温度を上げたり下げたりしながら
全ての生き物に、万遍なく快適なシーズンが
巡り来るように
実に巧みに操作していたりして。
私はこの
子供部屋の様な地にて守られている、という事を、
星野道夫さんや松本紀生さんが撮った
写真を見て初めて知った。
アラスカの大自然の中にいて、
ふたりのカメラマンが覗いていたファインダーの向こうの景色に思いを馳せるたび、
どこからか聞こえてくる優しい声。
(存分に探検をし…)
大きな手のひらから放たれた小さな命は
白銀の世界に小さな灯を灯し、
キラキラとその瞳を輝かせている。
子供部屋を出るための、ノブまで発見されはしないだろうか?
神が心配になってしまうほど、人の冒険心は旺盛だ。詳細をみるコメント0件をすべて表示
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