落ちこぼれでもわかるミクロ経済学の本 改訂新版: 初心者のための入門書の入門
- マトマ商事 (2010年4月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (239ページ)
- / ISBN・EAN: 9784904934005
感想・レビュー・書評
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大学の講義でも使われた、「今までで一番やさしい経済の教科書」の著者が書いたミクロ経済学の教科書。経済学や数学な苦手な人でも、難しいとされている理論を分かりやすく経済について解説した本である。
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私のような落ちこぼれでもわかる(はずの)ミクロ経済学の本。最初に出てくる「微分」の解説で、X=aという式が唐突に出てくるがaとは何かという説明がないため私にはチンプンカンプン。落ちこぼれを甘く見るな!
あとの内容も推して知るべし。 -
非常に簡素に書かれているものの、正確さには欠ける。簡単に書こうとすれば、正確さが犠牲になる、この本はまさにその典型。
網羅している範囲が狭いのは事実だけれど、数学的な説明を出来るだけ排除しながら、例の挙げ方やロジックの説明を工夫しているので、初心者のための入門書の入門として「ミクロ経済学は難しくない」と自己暗示をかけるものとしては悪くは無い。
著者にはさらに詳細部分をカバーする本を書いてもらいたい。 -
とりあえず読んだ。イメージはつかめた。
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大学のサブテキストとして参考に。講義で疑問に思ったところは大抵詳しく解説されており、重宝した。
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↓貸出状況確認はこちら↓
https://opac2.lib.nara-wu.ac.jp/webopac/BB00182359 -
ものの値段はどのようにして決まるのか?
考えてみれば、ご飯代といい洋服代といい、ほとんどのもの問答無用に言い値で払っていますね。
こうしたあらゆるプライスが決まってくる理由が、モデルでざっくりと説明が付くところが面白い。
場合に応じていろんなモデルが登場するけど、ある制約がある上で注目評価量を最大化したところに、プライスなり市場が向かっていく、という点共通している。
だから、自然科学である場合に解を求めようとするときに手法が大変似ている。
ただし、違いはというと、自然科学の場合は、使うモデルが「真理」を記述したもので、経済は現象をいい意味で単純化したものだ、ということかもしれない。
ものの値段でもないかもしれないが、特にゲーム理論のナッシュ均衡。
人が戦略的に考え始めた時点で、本質的に、何らかの形で傷つけあうことは避けられない。といっているのでしょうか。だとすれば、何か悲しくもあります。 -
経済学を学んだことがない人や、初学者が全体像を学ぶのによい本ではないでしょうか? 講義調の文体や図が理解を助けてくれいます。
グラフや数学的な記述がありますが、個人的にはこれくらい数学的な記述があるとよりわかりやすいと思います。ただし、グラフや微分がない方よければ、同じ著者の「大学で履修する入門経済学1日でつかめる本」の方がよいのではないでしょうか?
この1冊を熟読してから、類書も速読してみましたが、一応基本は押さえてあるのか、語句がわかるようになっていました。ある程度数学的な記述を許容する、ミクロ経済学の初学者向けの本だと思います。
序章 基礎的概念の把握
第1章 家計の行動
第2章 企業の行動
第3章 市場制度と最適資源配分
第4章 部分均衡分析
第5章 不完全競争
第6章 不確実性
第7章 不完全情報市場
第8章 所得配分 -
ミクロ経済を気軽に復習するために読みました。
具体例が多かったのは良かったのですが、中途半端に数式とグラフを使っていたため逆にわかりにくくなった印象を受けました。
もう数式を少し使いポイントを絞って説明するか、反対に全く使わずに、それこそ中学生・小学生にもわかるようなレベルで記述して欲しかった。
個人的には後者を求めていたのですが。
同じ著者の「経済の教科書」と比べてちょっと説明が難しくなっている気がします。
序章 基礎的概念の把握
第1章 家計の行動
第2章 企業の行動
第3章 市場制度と最適資源配分
第4章 部分均衡分析
第5章 不完全競争
第6章 不確実性
第7章 不完全情報市場
第8章 所得配分