ぼくからみると

著者 :
  • のら書店
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本棚登録 : 316
感想 : 21
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  • Amazon.co.jp ・本 (28ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784905015161

作品紹介・あらすじ

なつやすみのあるひ。ひるすぎのひょうたんいけ。きみにはなにがみえる?おなじときを生きるたくさんのいのち-

感想・レビュー・書評

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  • 科学絵本というと、「なんだか難しそう」とか「勉強するためのもの」なんて感じる方が多いようです、化学という言葉がつくために、そういう印象を持ってしまうのでしょう。しかし、「かがくのとも」はなにをおいても絵本である!と声を大にして言いたいと思います。物語絵本と同じように、まずは読んだ子どもたちに「楽しい」「面白い」と感じてもらうことが大切なのです。

    ここは森の中の池のほとり、鳥や虫や魚など、たくさんの生き物がかくれています。それぞれの生き物になりきって、その視点でこの世界を見てみましょう。生物それぞれの多様な”立場”について考えさせられます。

    (『かがくのとものもと』福音館書店 2019 より紹介)

  • 絵が綺麗。自然の残酷さと美しさ。片山健は「ぴーぴーばっくします」も面白い。子供にはハマらず。

  • 油絵タッチの綺麗な絵。
    ひょうたん池に釣りに来たしょうちゃんとよしくんと周りの動物たちからの視点から見た景色をそれぞれに切り替えながら描いた作品。だけど、我が家の5歳にはピンと来なかった様子。視点が切り替わっているということは分かっているみたいだけど…。

  • ぼくからみると。

  • 自分以外の視点世界を絵本で表現してくれて
    とっても新鮮
    客観的に見られることはいいと思う

  • 「なつやすみの あるひ。」

  • 池の周りの様子を色々な生き物の視点から描く絵本。違った角度から同じ時を切り取っており、繋がりがあるのが面白いです。

  •  ここにいる、私を取り巻く世界は、私だけの世界じゃない。
    私の世界について、絶対的優先性を作り出してしまった近代の科学思想は、同じ思想によって相対化できるという可能性を、「ふと」提案している。
     「人間」様の世界が、この後50年くらいで破局を迎えるんじゃないかということを、十年後に大人になるひとたちが、「ふと」気づくと面白いね。
     死んじゃったけど、高木のアイデアの、型が、ぼくは好きだ。
    ブログも書きました。
    https://plaza.rakuten.co.jp/simakumakun/diary/201906090001/

  • 一つの池での風景を、様々な人や動物からの視線で描かれる風景を油絵っぽい絵で描いたもの。絵が綺麗で良いとは思ったが、お話としては単調で、面白みには欠けた。

  • 「子どもを本好きにする10の秘訣」>「科学」で紹介された本。

  • 夏のある日の池の様子を、色々な視点で捉えるというもの。
    ものには、たくさんの見え方があるということを生き生きと描いている。
    油絵の荒いタッチが独特で、想像をさせるには良い面もあるけれど、絵本としてみるには、少し見にくかった。

  • なつやすみのあるひ。ひるすぎのひょうたんいけ。じてんしゃのしょうちゃん、つりをしているよしくん、いけのなかのさかな、みんなからはどうみえるかな──?1983年に刊行された本作(かがくのとも173号)をもとに、表紙絵を新たに描き下ろし刊行。
    新刊として書店に並んだ時に気になっていた作品。自転車に乗る人の疾走感すごいなと思っていたら、様々な動物たちの視点の巧さにハッとした。失礼ながら片山さんの絵は人物画独特であるぐらいしか印象になく、写実的な絵を描ける方だとは思わなかったので驚いた。今まで読まなかったの後悔。

  • 濃い緑の絵の具が、夏の暑さや躍動感、風を表していて、セミの声が聞こえてきそう。夏。

  • 絵も綺麗だし、なるほど~と思えるんだけれど、見る方向が多すぎてだんだんわからなくなってきます。もう少し数が少なくても良かったかなぁ。

  • 図書館で目にしてきれいだなぁと思い、借りた。

    「なつやすみの あるひ。
     ひるすぎの ひょうたんいけ。」
    色々な生き物の視点が楽しめる。

    きれい。
    『タンゲくん』よりも、こちらの絵のほうが好きかも。
    しょうちゃんやとんびの視点、勢いがあっていいな。
    自分ではない誰かになれる感覚、絵本で感じたのは初めてかも知れない。
    夏休みのきらきらした感じ、色々な虫、蒸し暑い空気、草の感触、池の揺らめき、なども感じられる。
    夏の絵本だと知っていたのだけれど、まあ今日も今年一番の暑さだったからいいでしょう。

  • 片山健さんは印象派だったのか。
    この本の絵を見て真っ先にそう思いました。

    でも、ちょっとはっきりしない感じの絵なので、折角のコンセプトが分かりづらくなっている気がします。
    迫力はあるのだけど、何が起こってるのかよくわからない。
    折角の視点変更が文字通り、ぼけてしまっている感じです。
    動きの激しい部分こそはっきりしてほしいのに、宇語彙の激しい部分ほどぼやけ具合が激しくなって何が何だかよくわからない…。

    勿体ない。

    追記。
    コツは「離して見ること」らしいです。
    なるほど、少し遠くから見たほうがきちんと見える。
    となると、読み聞かせには向いてるのかもしれませんね。

  • 発想は素晴らしいんだけど、ちょっと見づらいかな。

  • 夏のひょうたん池をいろいろな視点から描いた絵画絵本。

  • ひょうたん池で釣りをする僕からの視点。
    自転車で走ってくる友達の視点。
    池の中の魚の視点。
    巣に帰るねずみの視点。
    空から急降下する鳥の視点。
    バケツを狙う猫の視点。
    全部ひょうたん池の出来事。

    色々な視点。
    発想が面白い。

    ギンギラギンの暑い日差し。
    木々の中の池の涼しさが想像できる。

    粗いタッチの絵も遠くから見るとリアル。
    昔出た本の表紙を変えた新装版だとか。

  • 祝復刊

    のら書店のPR
    未掲載
    福音館書店のPR
    http://www.fukuinkan.co.jp/magadetails.php?goods_id=22147

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著者プロフィール

理学博士。核科学専攻。原子力の研究所、東京大学原子核研究所助手、東京都立大学理学部助教授、マックス・プランク研究所研究員等を経て、1975年「原子力資料情報室」の設立に参加。1997年には、もうひとつのノーベル賞と呼ばれる「ライト・ライブリフッド賞」を受賞。原子力時代の末期症状による大事故の危険性と、放射性廃棄物がたれ流しになっていくことに対する危惧の念を最後のメッセージを記し、2000年10月8日に死去。

「2004年 『高木仁三郎著作集 全12巻』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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