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本 ・本 (36ページ) / ISBN・EAN: 9784905015543
作品紹介・あらすじ
今、次の世代へ伝えたい・・・
『車のいろは空のいろ』『ちいちゃんのかげおくり』の作者あまんきみこが初めて語る戦時下・大連でのものがたり
第二次世界大戦中、旧満州の大連に住んでいた「わたし」には、大切な友だちがいました。こけしのハッコちゃんです。片目の墨がながれたような泣き顔でよごれていたけれど、わたしたちはいつもいっしょでした。でも、戦争が終わり日本へ引き上げることになり、わたしとハッコちゃんは・・・
感想・レビュー・書評
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戦時中、戦後中国に住んでいた子どもの頃の記憶。
中国にいた日本人も敗戦から引き上げの時には苦労したであろうことが感じられる。
小さな子どもの頃の記憶だから鮮明ではないけれど、大切にしていたコケシを燃やした時の気持ちはどれほどだったろう。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
近所の子が持っていた、こけしを見て
自分の子ども時代に大事にしていた、こけしを思い出す
いつも一緒だったけど、戦争に負けて
大連から引き上げる時に、持っていけないと
ストーブの中に入れる…
戦争の話は、悲しくなる -
第二次世界大戦中の満州に住んでいた、こけしのハッコちゃんとちいさな女の子(きっと作者本人)のお話。歳をとった彼女が、今を生きるちいさな女の子を見て、ふと思い出したその頃のことを語っている。
のら書房編集部のあとがきでは、簡単な満州国の成り立ちやそこに住んでいた人々のことを学ぶことができる。
戦争の切なさが、未来のこどもたちの幸せを願って描かれた作品。
伝統工芸である「こけし」とともに、未来に残したい1冊だと思う。 -
小さな子供の小さな悲しみが、戦争の大きな悲しみを象徴してくれる。
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県・中:満州引き上げ
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低学年にはわかるかな?
高学年〜大人に読みたい。あの、あまんきみこさんの満州での体験。
夏に読みたいが、ストーブやホットカーペットなどの描写が〜
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2021絵本50
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あまんきみこさん、毎日小学生新聞2020/12/3の記事等とあわせて紹介。
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満州国のはんように移住した子どもがこけしとともにどのような生活を送ってきたかについての絵本である。残酷な場面は絵になってはいないが、子どもの共感はあると思われる。
著者プロフィール
あまんきみこの作品





