わたし、パリにいったの

  • のら書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (48ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784905015574

作品紹介・あらすじ

はなちゃんとめめちゃんは、仲よし姉妹。
ふたりは、はなちゃんとお父さんとお母さんがパリにいったときのアルバムを見るのが大好き。
めめちゃんは、その旅行のとき、まだお母さんのおなかにいたはずなのに、そのときのことをとってもよく知っていて・・・。
チャーミングで心あたたまる、楽しい絵童話です。

感想・レビュー・書評

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  •  はなちゃんとめめちゃんの姉妹にはお気に入りのアルバムがある。はなちゃんがまだ小さくて、めめちゃんがまだママのお腹の中にいたときに行った、パリ旅行のアルバムだ。今日もいつものようにふたりでそのアルバムを開き、はなちゃんがめめちゃんに思い出話を聞かせる……。
     甘々少女趣味と言えなくもない可愛らしさのなかに織り込まれたさりげないユーモアがたまらない。「思い出」が美しかったり温かかったりするのは、そういう経験をただ自分が記憶しているからなのではなく、誰かとそれを共有できるからなのかもしれない。

  • 絵本というより絵童話
    何んとも愛らしい一冊です
    たかどのほうこさん、絵もやわらかくて大好きです

    パリに行ったことのあるおねえちゃんのはなちゃん
    そのとき、いもうとのめめちゃんはお母さんのお腹の中
    でもね、ちゃーんと見ていたのです
    いろんなエピソードが語られます

    裏表紙のお母さんの花柄のパンツの素敵なこと

    ≪ ふしぎだね お腹の中から 見てたのね ≫

  • 2021.3出版

    おねえちゃんは、はなちゃん
    いもうとは、めめちゃん

    めめちゃんがまだ生まれていないころ、
    はなちゃんは、お父さんとお母さんとパリに住んでいました。
    古いアルバムを見ながら、思い出すのはパリのあれこれ。

    めめちゃんはお母さんのお腹の中からパリを見ていた。と、細かいことまで話し始める。

  • おねえちゃんのはなちゃんは、お父さんとお母さんとパリに行ったことがあります。その時いもうとのめめちゃんは、まだ生まれてなくてお母さんのお腹の中でした。でも、めめちゃんはお腹の中から見ていたんです!

    子どもらしい発想の楽しい姉妹のお話。

  • お姉ちゃんと妹が写真を見ながら、パリに行ったときの話をする。妹はまだ産まれておらず、お母さんのお腹の中にいた。
    最初はお姉ちゃんがずっと妹に語っていて、読み手としては「なんでパリなんだろう?」と受け入れ難く感じていたが、途中から妹が語り始め、お姉ちゃんの話聞きすぎて覚えちゃったのね、と思っていたら…のあたりから、かなり楽しく読めました。
    挿絵がオールカラーで可愛らしく楽しめるし、小さい子ども目線での語りだから、読みやすいと思います。自分で読むなら無理せず一年生から大丈夫。

  • パリにおねえちゃんとママとパパで旅行したのに、妹ちゃんはおなかの中でいろんな事をしっかり見てたなんてびっくり。どうやってみてたの?というおねえちゃんの質問に実は実は。うーん、クスッと笑える、さすがたかどのさん!

  • パリに行った時(旅行?)、まだお母さんのお腹にいためめちゃんが、お姉ちゃんのはなちゃんよりパリのことをよく覚えている。お母さんのお腹の中からパリの様子を見ていたというめめちゃん。
    裏表紙にパンツの絵が書いてあったのはそういうことかー!確かに冒頭から、お母さんのワンピースのボタンがひとつ開いている。
    ふたりの表情がかわいくて、絵を書いている人は誰だろう?と思ったら記載がなかった。たかどのほうこさんが絵も描かれているのだろうか?

  • 「はなちゃんとめめちゃんは、仲よし姉妹。
    ふたりは、はなちゃんとお父さんとお母さんがパリにいったときのアルバムを見るのが大好き。
    めめちゃんは、その旅行のとき、まだお母さんのおなかにいたはずなのに、そのときのことをとってもよく知っていて・・・。
    チャーミングで心あたたまる、楽しい絵童話です。」

  • めめちゃんがお母さんのおへそとパンツのあなとシャツのレースとワンピースのボタンのひとつはずれたところからみていたといっていてかわいいなとおもいました。

  • すごく良かった~
    まだ、お腹にいた妹がお母さんのおヘソから見てたから、私もパリを覚えてる〜って。
    かわいいったらありゃしない(*^^*)

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著者プロフィール

函館市に生まれる。『へんてこもりにいこうよ』(偕成社)『いたずらおばあさん』(フレーベル館)で路傍の石幼少年文学賞、『十一月の扉』(受賞当時リブリオ出版)で産経児童出版文化賞、『わたしたちの帽子』(フレーベル館)で赤い鳥文学賞・小学館児童出版文化賞を受賞。長編物語に『ココの詩』『時計坂の家』『緑の模様画』(以上福音館書店)、『リリコは眠れない』(あかね書房)など。近刊に『トムと3時の小人』(ポプラ社)『黄色い夏の日』(福音館書店)など。大人向けの小説に『ゆゆのつづき』(理論社)がある。2021年野間児童文芸賞を『わたし、パリにいったの』(のら書店)で受賞。札幌市在住。

「2022年 『のはらクラブのちいさなおつかい 新装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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