そこまで言うか!

  • 青志社
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レビュー : 148
  • Amazon.co.jp ・本 (416ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784905042006

感想・レビュー・書評

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  • なんてメンツだ、と思って借りてきた一冊。
    1章:インターネットは規制すべき?
    2章:ITは世の中をよくする?
    3章:お金があれば幸せ?
    4章:日本文化は素晴らしい?
    5章:起業と就職、どちらがいい?
    6章:政治で日本はよくなる?
    7章:若者は日本を変えられる?

    自分の興味の赴くままに勝間さんをつつくホリエモン、毎回遅れてくるひろゆきさんは妙に冷静。
    メディアで作られたイメージってあるものなのね、というのが一番の感想。思ったほど腹も立たずに最後まで読み切れた。
    とはいえ、やっぱ特殊な3人だよね(笑)

  • 対談した3人の生の声が聞こえてくるようで面白かった。まさにの3人は現代日本を生きる新しい価値観の持ち主だが、共感できる部分は多い。旧世代の「会社から与えられた仕事は何がなんでもやれ」「とにかく頑張れ」「稼げないやつは負け組」というガンバル志向、ガマン志向からは逃れている。共通する属性はお金を得るためだけに組織に属していないということだ。

    日本にはもともと「道」という概念がある。華道、剣道、茶道、柔道、これはひとつのことを突き詰めることで達することのできる境地のようなもので、技術というより精神修養に近い。この価値観を根底に持っているので会社の仕事も職人のごとく「最初から楽しい仕事などできない」「逃げたら負け」というような突き詰め型を強要されても受け入れることが出来てしまう(「道」が悪いわけではない)。仕事に人を張り付けることで労働市場における流動性が低くなる。加えて時間的拘束も伴うため、労働以外の娯楽へもお金や時間を使うことが少なくなる。当然、価値の尺度は楽して(短期間の努力で)稼ぐことは奨励されなくなる。
    本書の3人は外的な制約による心の拘束ではなく内的動機による流動性の解放を目指しているように見える。お金も、人も、心も、動くことで変化が伴い、移動による価値を生む。そしてそれ以上に新たな組み合わせ(人と人の出会い、人と場の出会い)による可能性や、様々な状況を体験することで心の変化(多様な思考の許容)を生むことを期待しているのだろう。日本では日本語がほぼ列島をカバーしており、同じ価値観で理解しあっているように見えるが実は大きく思考は違う。他人に自分の思考など強要することは馬鹿げている。


    ただ本書の感想に戻れば、全員性格が違うためか、結局「俺はこうだから」「私はこう考えるから」で終わってしまうのがもったいない。「私は自分が正しいと思う生き方をしている」という主張が強くなってしまうのはインタビュー形式ではなく対談だから。客観的な聞き手が無いと「ボクは」「私は」になってしまうのは必然的な流れだ。
    世の中の多くの人が幸せになるにはどうしたらいいのか、そういう思考ができていない人が多い現状を創り出している仕組みをどう変えればいいのか、流動性を生み出すにはどうすれば良いのか、三者三様で意見を持っているはずなのにそこまで至っていないのは残念だった。それは各人の著作や活動にゆだねるとしよう。

  •  「ひろゆきと勝間和代が対談して勝間和代がボロボロにやっつけられた件」を聞いたホリエモンが対談に加わりたいとの思いを、版元の青志社が聞きつけて実現した鼎談を書籍化したもの

     僕もひろゆきと勝間和代の対談は、ネット上で書き起こしを見たことがある
     そこでの感想は、「正論を言っているひろゆきを勝間和代が大人げなく責め立てるもひろゆきが柳に風と受け流すものだから、さらに燃え上がる勝間和代」って感じだった
     
     元々、勝間和代のことがあまり好きではなかったし、本すら読んでいなかった自分としては「してやったり」って気持ちが強かったのだけれど、本書を読んだことで、その気持ちは一転して勝間和代のことを好きになった




     問題の対談については、始めの方で触れられている
     その失敗の原因は双方の寝不足…というかスケジューリング上仕方ないのであるが朝まで生テレビのあとに十分な睡眠もとれないまま朝一で行ったことによる思考力・判断力の欠如にあるということがわかる

     お粗末な話である

     読み進めていると、三人の意見は概ね一致しており、アプローチの仕方が違うだけということがわかる
     確か、対談では「2ちゃんねる上で議論をするときにトレーサビリティを確保できないことはどうなのか」というのが議論のテーマになっていたと思うんだけど、本書では「2ちゃんねるではハンドル名を変えて投稿してもIPアドレスで十分発言の責任は担保できるわけで問題ない」という結果に落ち着き、じゃあなんであんな(対談のような)結果になったかというと、寝不足で機嫌が悪かったせいだったという…なんじゃそりゃww



     実は、本書ではその話は初めの方にちらっと触れられているだけで、他は3人の自由な喋りが展開するという、以前読んだ「なんかヘンだよね」と同じ展開



     目次から話の内容を自分なりにまとめた上で挙げていくと

    第一章:インターネットとの付き合い方
    第二章:光の道について
    第三章:お金と勝間和代の夢
    第四章:日本文化と勝間和代のやめる技術
    第五章:起業と就職
    第六章:3人の政治観
    第七章:3人が若者に期待すること

    となる


     情報量が多かったので面白かったところも当然いくつかあったけど、全員に共通していたのが「多様性の許容」だ


     三人とも「人は一人一人違う」ということを当たり前のように考えているということ
     それもテレビドラマで流れるような薄っぺらい意見ではなく、「皆違うでしょ?それって当たり前じゃん」みたいな感覚
     しかし、日本社会の仕組みがそうなっていないことに対して、問題だと思っている


     例えば「「正社員以外幸せじゃない」はずがない」という項

     口では皆違うとか言っている本人が結婚していない人を特別視したり正社員じゃない人を特別視したりする
     自分が正社員じゃないと不幸だと思ったりする
     本書で3人はその原因を親の教育や学校教育に求めている
     「言うことを聞かない子供は通知表の行動記録で×をつけられることを代表例として挙げ、犬タイプの人間を大量に生みだしている」としている

     しかもビジネスでは差別化が重要だ

     犬タイプは従順さが特徴だが、従順だということは他人から言われたことをこなすということだ
     だが、差別化するには他人と違うことをしなければならないので、犬タイプとして生み出された人間は社会に出てから戸惑ってしまう

     その上、建前上では同じ振りもしなくてはいけないし、そうやってうまくやっていたとしても、その会社がずっと自分を雇用してくれるとは限らない
     そりゃ、そんなダブルスタンダードを社会的にやられちゃ鬱も増えるってなもんだよ!

     また、違っていることが当然だということは、他人と比べることが無意味であるということでもある

     その考えの下では、「正社員が多い中で自分だけ正社員じゃなかったら不幸に思ってしまう」ということ自体、不自然な考えなのだ
     だから、ホリエモンやひろゆきは「コンビニのバイトでも不幸ではない」と言っている
     特にホリエモンは、「米国では一生レジ打ちをして生計を立てている人がいる」と言っており、それに対してひろゆきが「「ちゃんとした会社の正社員以外は幸せじゃない」という考え自体が間違っている」と返し、そこで勝間和代が「非正社員でもかまわないけど先が見えないことは不安だろう」と言う場面

     これは僕も同意で、職業を差別すること(特に正社員と非正社員で)は大反対だが、「雇用のパイが少なくなっていく中で、どうやって将来を担保するか」ということは問題で、本書で3人は「将来を担保するための能力開発を考えていないこと」も問題だとしており、それもこれも「与えられたことをこなす人間を育てること」を目的とした教育が問題であるとも言っている


     こういった感じで鼎談は進み、上述した章の内容について3人で盛り上がっていた

     政治や出版界などの既得権の話、既得権に気づかない若者について、なぜ皆保険に入っているのか(これは保険の種類にもよるけど大賛成だ)、などなど


     
     本書の3人の考えは、以前、友人と話していたこととも同じで非常に共感できた
     もちろん能力の差が大きいし、この3人ほど極端ではないけれども
     その友人と話していたことは、社会に出て実感したけれど、結婚や仕事についてもそうだし話題についてもそうだけど、「人は違う」ということが大前提ではない人が多いということ
     別にそういう人がいること自体は問題ないのだけど、そういう人が多いのは嫌だし、そういう人が上司になるのなんてもう悲惨だ

     
     簡単に言ってしまえば、話が合う人が少ないってことなんだけど…

     「空気を読む」とか「気遣い」とか適度なものなら良いことだと思うけれど、過度なのは問題だろう

     僕は「違う」ということはその時点でもう面白いと思うんだけどなあ
     
     なかなか共感されないこの意見

     あーでもやっぱり気に食わない意見というのはあるわけだし、自分が考えていることが少数派なだけなのかもな


     だから、そんな僕は、友人を大事にしたいと思うのでした




     ところで、話が大きく脱線したけれど、鼎談の中で面白かったことがあった

     勝間和代がホリエモンとひろゆきに尊敬の目で見られる場面

     この二人に尊敬の目で見られるって勝間和代ってどんだけなんだww

     内容は読んで確かめてみてください


     読んでいて笑えるし情報量も多い
     ビジネスマンにとっての良書だと思う
     オススメ!

  • テーマ特になしの鼎談本。

    3人の性格がもろに感じ取れて面白かった。

    勝間=自己啓発本の集積。
    ひろゆき=なめたゲーマー。
    堀江=ミサワ。

    ただ3人とも共通して頭がいいし、世の中に流されない物の見方をしてるから良い刺激を受けた。

  • 堀江っちの人間の幅を利かせるためになんでも一度はやってみたい。
    ひろゆきの缶コーヒーひとつ買うためにもその文楽しく働かなきゃ。楽しく仕事する
    勝間さんの英語とITと会計ができれば食べて行ける。
    そうだねって感じ。

  • 面白い!

  • 面白かった。移動中や寝るときなどの読み物にぴったり。

    (良かったところ)
    ・対談を通して、3人のキャラクターが浮き彫りになるところ。ベースとなる考え方が分かって、他での発言が理解できるようになった。
    ・働き方、選挙の動向、インターネットなど、様々な社会事象について、具体的な考えが語られている。
    ・あのライブドア事件についてもちらりと触れられていて、考えさせられた。

    (ここがイマイチ)
    分厚すぎて、重い以前に持ちづらい。字を小さくして余白を減らしてほしい。

  • デキビジのネ申回の仲裁としてホリエモンが加わり実現した夢の鼎談計7時間をまるまる収めたかなりのボリュームの本
    ページ数のボリュームもさることながら、その話題となる範囲の広さは、さすがバラエティ豊かな三人が集まったな、と思えるもの

    その中でもっとも印象的だったのは
    「教育において犬型(忠実)に育てられ、社会に出たら猫型(奔放)でなければ生きていけないことを知る」
    といった言葉

    彼らのバイタリティあってのものだとは思うが、それを差し置いても現在の社会が忠実であることを第一とする現在の教育ではやっていけないことはしっかりと受け止めることができた

    これからも彼らの生き方からどんどん学んでいきたいと思う

  • 3人の話はテンポもいいし、回りくどくもないし、建前なし、直球で本音なので、分かりやすいし、読みやすい。光の道とか何をやりたくてどう考えてるのかがやっとちょっと見えた感じがする。
    堀江さんの男女共同参画と家族観は私とは相容れないけれど、それをなんとなーく押し付けられてる印象を受けるのが、誤解される一因なんだろうな。堀江さんは前から思ってたとおり、家族コンプレックスというか、「自分は親からなんにもしてもらわなかった」という意識が強いよなぁと。
    勝間さんはほかの本も読んだことがないのだけれど(読まず嫌い)ちょっとこれまでと印象が変わりました。意外とちゃんとした人なのかも。
    この3人の本をほとんど読んだことがないので、そういう初心者としては楽しめました。

  • 2chのひろゆき、ホリエモン、勝間さんの対談本

    IT、お金と幸せ、日本文化、起業と就職、政治、若者など様々なテーマで3人が語ります。

    ノーカット対談のため、マノビ感もありますが、それぞれが面白い切り口から語るのでついつい読み進めてしまいました。
    今起きている事象をメタな視点でとらえる参考になると思います。

    また彼らのパーソナリティを知りたい人にはよいかもしれません。

    メモ
    親がだめといった道の方が正しい
    (今の価値観で動いていない人の判断は間違っていることが多いかもしれない。自分の時もそうだった。)

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著者プロフィール

1968年東京都生まれ。経済評論家、中央大学ビジネススクール客員教授。慶應義塾大学商学部卒業、早稲田大学大学院ファイナンス研究科MBA。当時最年少の19歳で会計士補の資格を取得、大学在学中から監査法人に勤務。アーサー・アンダーセン、マッキンゼー、JPモルガンを経て独立。現在、株式会社監査と分析取締役、国土交通省社会資本整備審議会委員、中央大学ビジネススクール客員教授として活躍中。


「2018年 『When 完璧なタイミングを科学する』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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