- Amazon.co.jp ・本 (259ページ)
- / ISBN・EAN: 9784905042372
作品紹介・あらすじ
小泉政権にあって安倍・福田・麻生・鳩山・菅・野田政権にないもの、それは強いリーダーシップと粉骨砕身で官僚を使いこなす「胆力」だ。
感想・レビュー・書評
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日本の官僚は優秀だけど、飯島氏は官僚を高く評価しずきている。
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小泉元首相の秘書官を長く努め、総理の時には官邸の首席秘書官を努めた飯島勲氏との対談本。
民主党の野田政権下で書かれた本なので、いろいろと古い面はあるが、だからこそ、その時の飯島氏の予想が合っているか外れたかが分かって面白い。
ひとつひとつ分析したわけではないが、割と合っているんじゃないだろうか。自民党の中では安倍さんに期待とか、小泉ジュニアは素質があるとか。自民党の野党が長く続いて、野田政権は期待も含めて長くしてほしい、ということは外れたけれども。
官僚には人事で報いる、そうなんですかね。 -
自分と正反対な意見も沢山有るが、異なる意見を読む方が自分の意見が帰って固まって良いかと思う。
読むタイミングとしては、今かかなり寝かせてからが良いかも。 -
飯島勲 大下英治
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官僚 / 飯島 勲 / 2012.7.13(26/105)
外交:先進国も途上国も関係なく、すべての国が超激動の状況。その中で国境を越えた問題、安全保障や経済関係等様々な問題があり、こうした情勢では、国家間のう交渉はバイでなくマルチ。
勝ち負けを追究する外交ではなく、関係する互いの国に必要なことをどう着地させて、互恵関係をつくるかがカギ。
民主:フリージャーナリストの会見参加を許可。結果質の悪い質問。現代のマスコミ:影響大、第四の権力。
民主党:党是がないのが問題。この国をどうしていきたいのか?
官僚は国有財産。非常に優秀。
小泉総理:政策判断をオープンにするという透明性があった。これにより、各省庁の官僚や与野党の政治家にも総理の考え、総理の判断が常に理解できるようになる。総理の考えが浸透しているから、この案件はこう報告すればこういうふうに打ち返しがくるとか、この案件は通してくれないとか、予測がつく。
7月:七夕人事。1月は玉突き、4月は退官した人の入れ替え。 -
小泉訪朝は笹川陽平がアレンジしたんだ。
民主党には党則と党是がない。
居酒屋タクシーで問題になったのはほとんどがノンキャリアで1400人が処分された。あほらしい。
官僚の使い勝手は人事の要諦を押さえることらしい。
なるほどね。 -
読んだのがつい最近なので、今となっては一部情報が古かったり適切ではない箇所がある。
しかしそれ以上に有益な情報が載っていて、個人的には、チーム小泉の運営におけるノウハウや、震災時の、菅直人の常軌を逸した行動に対してどうすれば良かったかが具体的に示されていること、官僚の使い方や、官僚に対する的確な情報(やっかみなどの感情論から来るものではなく)の箇所には
非常に説得力があった。必要な時に繰返し読みたい良書だ。