四つ話のクローバー

著者 :
  • 文響社
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  • Amazon.co.jp ・本 (190ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784905073017

作品紹介・あらすじ

会社や学校では教えてくれない、幸せになるための「4つの秘密」。「この世界に存在する『たった一つの成功法則』を教えてもらえる」。その噂を信じて会長室の扉を開けた男が見たものは-(『深沢会長の秘密』)。12月31日、大みそかの夜。「紅白歌合戦」をはるかに超える視聴率を叩き出す怪物番組が現れた-(『ハッピーコロシアム』)。突然、駅のホームで幽霊になってしまった男は、世にも不思議な「人生」の授業に参加する-(『見えない学校』)。深夜、誰もいない遊園地で親子が途方に暮れていた。「ジェットコースターに乗せてもらえなければ、私たちは死んでしまうのです」-(『氷の親子』)。

感想・レビュー・書評

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  • 勉強の間の息抜きに一冊。
    4つの短編集で1時間もかからず読めます。

    1話目はオチも含めて面白い。
    格言めいた話を抜粋すると、、、
     頑張るための方法は
     頑張らなければならない→頑張りたい
     この状態を自然に導くことなのだ

    4話目はホロっとさせます。

  • 【共感・欲望・感謝】他人を自分に置き換えて共感し 小さなことにも感謝する。共感ってとても大切ね。感謝の言葉は自分も他人も幸せにする。当たり前に過ぎていく些細なことにも感謝を忘れないで生きなきゃ。「感謝という のは 温かい 家庭 の よう な もの」そうよね。感謝は魔法の言葉。「想像 する のが 楽しい 未来 が あれ ばその プロセス は つらく 感じ なく なる。」生きる上で未来を考えられることは幸せなことなんだ。人はしたいように生きる生き物。欲望と共感、感謝どれも大切にして生きよう。

  • 「夢をかなえるゾウ」で有名な水野敬也氏の短編集。
    題名の通り、四つの短編で構成されており、本が苦手な人もサラサラと読める一冊。
    「生きる」をテーマにし、四つの切り口から描いた作品。
    サラサラ読めるが、深く考えさせられるのが水野氏の素晴らしい特徴。

    「満足することは、『負け』ではありません。自分の持っているものに目を向け、それらに感謝することに何のやましさもありません。
    夢を持ち、欲求を持ち、それに向かって努力すること、人間として成長することは素晴らしいことです。しかし、それと同じくらい、感謝すること、今の自分に満足することも大事なことなのです。」p98

    遊びたいと思うことは、いくらでもあるが、遊べる健康な身体であることを感謝することはほとんどない。
    まさに「足るを知る」とはこのことだなと思った。
    不平不満より、「ありがとう」の言葉を一つでも多く言えるように。

  • 四つ目のお話の「氷の親子」を子供と一緒に読んだ。子供のセリフは子供に読ませた。どこまで理解できたのかはナゾだが、夏休みのとある一日の昼下がりに子供と父親の絆は一つ深まった。。。様に思う。小さな男の子を持つ父親にオススメ。

  • 短編の話でとても読みやすかった。
    それぞれの物語の中、色々考えさせされる。

    ●深沢会長の秘密
    「この世界に存在するたった一つの成功方法」
    「一人の人間の中で二つの願望がぶつかり合っている」
    「人間は何かを我慢することはできない。」「したいことしかできない。」
    「大きな願望で小さな願望を従わせる」
    「願望に想像という栄養を与え続ける」

    痩せたい
    →痩せることで美しくなれば自分に自信が持てるし、人と会うのが楽しくなる。そうなれば、好きになった異性に振り向いてもらえたり、仕事も今まで以上にうまくいくかもしれない。
    →甘いものが食べたくないものになる

    ●ハッピーコロシアム
    「人は、いついかなる時にでも幸せになれるということです。」
    「人間が幸せになるために必要なものは何もありません。今、自分の持っている素晴らしいものに目を向け感謝すること、それだけなのです。
    「欲望と感謝」

    ●見えない学校
    「共感」
    「電車に乗る人には見えていないけど、みんなのことを考えている人には見える景色」
    ●氷の親子
    自分の体を使って熊五郎は息子の小太郎を助けた。小太郎は一人で生きる決意をし生きれる場所を見つけるため父熊五郎から去っていくところがとても切ない。
    一緒にいることが良いのか一人でも生きていくことが良いのか、とても考えさせられ胸を締め付けられる。

  • 夢を叶えるゾウを書いた作者の本
    ということで手に取ってみた。

    四つの普段の生活で見落としがちな
    気づきというものを与えてくれる
    一冊で、時々入るイラストが可愛かったり
    特殊なシチュエーションながらも
    わかりやすく描かれていて…
    とっても面白かった!

  • くすりと笑える設定のストーリーが4つ。どれも生きていく上で大切な本質を教えてくれます。
    言葉だけで言われても、大して響きませんが、こうして、ストーリーの中で語られると、グッと自分の中に落ちます。
    私は4つのうち1つ目と2つ目のストーリーが好きですね。

  •  自己啓発の要素をまじえつつ、短いのであっさり読める。最後の氷の親子は絵本化してほしい。

  • やはり、水野敬也さんの本って心に刺さるな。
    うまいことストーリーに人生で大事なことを教えてくれる。
    「共感」、「感謝」、「努力」と人生には大事な事を再認識させてくれた。

  • 星新一を軽妙にした感じで、30分で読み終わってしまった。4話目の氷の親子は感動。夢をかなえるゾウの2匹目のドジョウ狙いが若干・・・。

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著者プロフィール

愛知県生まれ。著書に『夢をかなえるゾウ』シリーズほか、『雨の日も、晴れ男』『顔ニモマケズ』『運命の恋をかなえるスタンダール』『四つ話のクローバー』、共著に『人生はニャンとかなる!』『最近、地球が暑くてクマってます。』『サラリーマン大喜利』『ウケる技術』など。また、画・鉄拳の絵本に『それでも僕は夢を見る』『あなたの物語』『もしも悩みがなかったら』、恋愛体育教師・水野愛也として『LOVE理論』『スパルタ婚活塾』、映像作品ではDVD『温厚な上司の怒らせ方』の企画・脚本、映画『イン・ザ・ヒーロー』の脚本を手掛けるなど活動は多岐にわたる。

「2023年 『夢をかなえるゾウ4(文庫版)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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