四つ話のクローバー

著者 :
  • 文響社
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  • Amazon.co.jp ・本 (190ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784905073017

感想・レビュー・書評

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  • 【共感・欲望・感謝】他人を自分に置き換えて共感し 小さなことにも感謝する。共感ってとても大切ね。感謝の言葉は自分も他人も幸せにする。当たり前に過ぎていく些細なことにも感謝を忘れないで生きなきゃ。「感謝という のは 温かい 家庭 の よう な もの」そうよね。感謝は魔法の言葉。「想像 する のが 楽しい 未来 が あれ ばその プロセス は つらく 感じ なく なる。」生きる上で未来を考えられることは幸せなことなんだ。人はしたいように生きる生き物。欲望と共感、感謝どれも大切にして生きよう。

  • 短編の話でとても読みやすかった。
    それぞれの物語の中、色々考えさせされる。

    ●深沢会長の秘密
    「この世界に存在するたった一つの成功方法」
    「一人の人間の中で二つの願望がぶつかり合っている」
    「人間は何かを我慢することはできない。」「したいことしかできない。」
    「大きな願望で小さな願望を従わせる」
    「願望に想像という栄養を与え続ける」

    痩せたい
    →痩せることで美しくなれば自分に自信が持てるし、人と会うのが楽しくなる。そうなれば、好きになった異性に振り向いてもらえたり、仕事も今まで以上にうまくいくかもしれない。
    →甘いものが食べたくないものになる

    ●ハッピーコロシアム
    「人は、いついかなる時にでも幸せになれるということです。」
    「人間が幸せになるために必要なものは何もありません。今、自分の持っている素晴らしいものに目を向け感謝すること、それだけなのです。
    「欲望と感謝」

    ●見えない学校
    「共感」
    「電車に乗る人には見えていないけど、みんなのことを考えている人には見える景色」
    ●氷の親子
    自分の体を使って熊五郎は息子の小太郎を助けた。小太郎は一人で生きる決意をし生きれる場所を見つけるため父熊五郎から去っていくところがとても切ない。
    一緒にいることが良いのか一人でも生きていくことが良いのか、とても考えさせられ胸を締め付けられる。

  • やはり、水野敬也さんの本って心に刺さるな。
    うまいことストーリーに人生で大事なことを教えてくれる。
    「共感」、「感謝」、「努力」と人生には大事な事を再認識させてくれた。

  • すごく考えさせられて、心がちょっとキレイになった。

  • 四つ話のクローバー / 水野敬也

    「夢をかなえるゾウ」を読んで水野さんの他の作品も読んでみたくなって読みました!

    タイトルの通り四つの話から構成される小説。
    それぞれの話でユニークな登場人物(?)が出てきて
    人生において大事なことを気づかせてくれる
    それぞれの話の教訓を活かした時、クローバーが意味するみたいに「幸せ」になれるような本でした!

    ためになる上にコメディ要素多くて読みやすいので
    一瞬で読めちゃいました(笑)

    ちなみに僕の一番好きな話は「ハッピーコロシアム」です!
    成長するための欲と幸せになるための感謝
    これを大事にしていきたいですね!!

    肩肘張らずに軽い気持ちで読めるので、普段読書をしない方にもオススメです!

  • 泣ける。
    願望を育てる、欲望と感謝、共感、命。

  • 「夢をかなえるゾウ」で一躍有名になった水野さんの自己啓発的物語。

    物事の考え方のヒントが4つの短編物語の中に詰まっています。
    個人的には一話目の「深沢会長の秘密」が好みです。
    (むちゃくちゃな)設定といい、ためになる気づきといい、
    最後のオチといい、とても面白くて楽しめました。

    ただ、「夢をかなえるゾウ」という超大作を出してしまったゆえか、
    中々「夢をかなえるゾウ」を超えることができないのもまた事実。
    水野さんの次の大作を読めることを楽しみにしています。

  • 短編4つ。どれも読みやすく、
    忘れちゃいけないなと思うことが盛りだくさん。

    ---

    ◼︎深沢社長の秘密
     目の前に自分だけのニンジンをぶら下げて走る
     成功法則は『頑張る』こと。「頑張らなければならない」→「頑張りたい」状態にする。
     大抵の人は小さな欲望が勝ってしまうが、大きな欲望(自分だけのニンジン)を育てて、小さな欲望に打ち勝とう。夢や目標+想像をふくらます。
     - コミカルで面白かった。自分ときちんと向き合って大きな欲望を育てたい。

    ◼︎ハッピーコロシアム
     幸せとはなにか?「感謝」と「欲望」
    「感謝」足るを知り感謝することで人はいつでも幸せになれる。
    「欲望」欲望を持って成長する。
     現状に満足してしまうと成長しない。うまくバランスをとって生きる
     - 人と比べず僻みもなく(SNSなど見ないようにしているし、人と積極的にコミュニケーションを取る方ではない)自己満足で満たされて生きているのが現状で、それなりに幸せを感じるし、幸せかどうかを決めるのは自分自身ということも認識しているつもり。欲望があまりない(怖くて逃げてるだけかもしれない?)から、これをやりたい!ということに突っ走る人に憧れたりもする。欲望を育てる。

    ◼︎見えない学校
    「共感」すること。他人ごとじゃなくて、自分ごとのようにとらえられる人は、うまくいく。
     - 表面上取り繕うこと、愛嬌のよさはぴかいちだけれど(女は愛嬌と育てられた、そこからなかなか抜け出せない)本心で言っているか? 困っている人、助けが必要な人に手を差し伸べられるか?自分がもしその立場だったらどうだろう。東京の街に住んで8年。他人は他人という概念が色濃くなった。ベビーカーを引いたお母さんや、荷物を持った老人に、白状を持って歩く人、、に気遣いをしよう。自分も気持ちよくいるために。「共感」意識。

    ◼︎氷の親子
    「暗闇で何も見えない森の中で、虫や動物たちがうごめいている。冬になると緑は枯れて虫や動物も動かなくなる。そのままずっと動かなくなるもの(死んでしまう)もいる。しかし彼らは消えてしまうわけではない。体はばらばらにらなり、小さくなって土と一緒になる。草木は土から栄養を吸収する。そして春が来るとふたたび緑の葉を茂らせる。森には大勢の虫や動物たちがやってくる。生きるものはいつか死ぬが、他の命に形を変えながらぐるりぐるりと回り続けている。」
     - ↑共感の話から、氷のクマの親子の話で泣けなかったわたしは共感力が薄いと思われる。感受性の筋肉を鍛える。

  • 設定はぶっ飛んでる。
    でもどの話もほっこりさせてくれます。

  • 面白くて、考えさせられる。
    4つのショートストーリーで構成されている。
    ①ウマ社長の話 『頑張るためには』
    ②幸せコンテスト『欲望と感謝』
    ③幽霊の学校  『共感とは』
    ④氷のクマさん 『生の素晴らしさ』

    特に①と②が個人的には好きでした。
    今の現状に感謝することで幸せになれる。ただそれは現状に満足することであり、今のままを維持する、停滞するということ。

    それと成長することへの葛藤でどっちを優先すべきか、どちらが幸せなのかをよく考えたりしたけど、
    両立できる。
    欲望を主軸に目標を目指していく中で、生活の節々に感謝を忘れない。
    感謝とは、温かい家庭のようなもの
    という言葉で、スッと腹落ちした。

    ○成長するという戦いをやめて、いつでも感謝という温かい家庭に戻れる。そして十分に休んだらまた外に出て挑戦できる。
    感謝と成長は互いに支え合える

    豊かになっているのに心が満たされなくなるのを防ぐためにも感謝を忘れない。


    水野さんの本はどれも面白くて大好きだけど、
    この本は夢を叶えるゾウ1の次に好き

    以下 好きだった言葉

    ・俺も優先順位は間違えないタイプだよ
    ・しかし、君がそうしている間にも、地球上に存在する最も貴重な資源、時間を消費しているのだ

    ・大きな願望で小さな願望を従わせる
    →そのために成功している自分を想像する
    想像を楽しんで願望を大きくする

    『願望』に『想像』という栄養を与え続ければ、甘い物はいつしか『食べたい』ではなく『食べたくない』ものに変わっている

    ⭐️頑張るための方法は
    頑張らなくてはいけない→頑張りたい
    という状態を自然に導くこと

    語尾をだなあで終わらせるとより感情が込められる みつを式

    満足は人を幸せにするけど、停滞をも意味する
    欲望こそが人を成長させる
    今自分の持っている素晴らしいものに感謝することで幸せになる
    感謝は温かい家庭のようなもの

    欲望と感謝はお互い支え合える

    共感とは 行動に起こすこと

  • Amazon unlimited で読了
    自己啓発の四つの話がある
    話自体は面白い

  • 心が温かくなる
    大切なことを軽妙な話しの中で、しっかりと伝えてくれる
    特に1.2話目がとても面白い!!

  • 生き方指南は軽くても良いもんだな。

  • ショートストーリー形式で読みやすかったし、内容も深くて面白かったです!
    ジャンルとしては夢を叶える象と同じで自己啓発になるんかもしれんけど、気軽に読めるしええんちゃうかなぁ笑

  • 一つ一つが心に響く良い話でした。ついついホロリと涙が出ました。

  • さすが水野さん、おもしろかった。最初からぶっ飛んだ話でびっくりしたが、おもしろい中に教訓になることが詰まっている。「夢をかなえるゾウ」の流れ。
     ただ、第三話は話の構造が『カラフル』に似ていたし、第四話は教訓が『葉っぱのフレディ』に似ていた。

  • 失業者が大手企業の会長に人生の成功を教えてもらう。
    願望をうまく大きく育てる、心のなかの人参を育てること。
    会長は、かつて一世を風靡した競走馬、ディープ・インパクト。

    大晦日に開催する幸せ比べ。
    欲望と感謝のバランス。

    幽体離脱して地縛霊となってしまったけれど
    それによって共感について学んだこと。
    車掌さんのみんなの安全を思う気持ち。

    遊園地の氷のくま親子の淡い夏の夜。

    夢の叶えるゾウの人かー。
    読んだときは、へ~ってなるけど
    時間が経つと、忘れちゃう脳の低下。

  • 教科書的な自己啓発書を読んだ後だったので、冒頭の突拍子もない話の展開に呆れと多少の苛立ちさえ感じましたが、次第に引き込まれました。心に響く言葉が散りばめられおり、時にグサッと奥底をえぐられたり、胸を揺さぶられたり。すごい作家さんだな、他の本も読みたいです。ゾウが出てくるのは昔読んでいたので改めて読み直したい。4話それぞれ読んだ後の余韻が心地良かったです。

  • 人生の要を思い出す4話。

  • 好きな作家、水野敬也さんの作品。

    長編のハッピーコロシアムが一番よかったかな、
    感謝と欲望。

    あと、馬のニンジン、願望、創造

    ガイコツの共感、車掌の景色

    熊の生命の性

    発想が面白い四つのストーリーです。

  • 夢をかなえるゾウよりは少し軽めな感じになっているけど、さらっと読める中にキラリと光るセンスは健在。
    けっこうストレートにぐっとくる。
    夢を叶えたかったら、そのことばかりを寝ても覚めても考えよう。
    考えるうちに他の欲望には負けない強い信念と活力が生まれてくるから。

  • 「夢をかなえるゾウ」の著者・水野敬也さんの読んでいて心温まる短編集です。

  • 日常に追われ 忘れてる大切な事や気持ちを教えてくれるお話。
    目からウロコです…

  • 「夢をかなえるゾウ」でお馴染みの水野敬也さんの作品です。タイトル「四つ話のクローバー」は、幸運の葉っぱとされる「四つ葉のクローバー」をもじり、4つの「いい話」を織り込んだ短編集です。さらっと読める現代版の寓話で、ひとつひとつの作品に、少しばかり人生を楽しく生きるための教訓が仕込まれています。

    ラストに紹介された「氷の親子」は、教訓以上に物語としてかなり優れていています。親子が置かれた余りに悲しく、せつない状況に、胸をキューンと締めつけられながら、読みました。

  • 頑張らなきゃを頑張りたいに変える。
    自発的に頑張れるようにする。
    これは想像力で夢を育てることで達成される。

    成長したいという欲望と感謝の気持ち。
    これは相容れないものではなく、共存させることができる。
    モノで満ち溢れている今だからこそ、感謝の気持ちを忘れずに。
    心も満たそう。

    他人に共感すること。
    四つの心温まるストーリーが私たちが生きていくうえで重要なことを囁いて教えてくれる。

  • たまに、ん?、と思うものはあれど全体をみると割とよい。ゾウの2より良い。深沢会長は普通にオチも読めなかったし。美談としては見えない学校が。

  • 4話のゆかいな自己啓発話。どの話も構成がうまく面白い
    1話目の深沢社長の秘密 
    頑張ることを上手くとらえている。上手くいかないのは頑張りが足りないのですね。
    2話目のハッピーコロシアム
    感謝と欲望・成長の関係について良くわかります。笑いながら納得してしまいます。
    3話目の見えない学校
    自縛霊の話。共感するということをテーマにしています。
    4話目の氷の親子
    氷で作られた親子熊の冒険話。最後にホロリ。

  • プールサイドで読了(22/100)
    チラリ見えるユーモアと含蓄ある言葉。

    深澤会長の話は心に留め置きたい。

  • 社長が○○
    幸せは感謝と欲望
    生きるとは共感
    生命とは

    四つの話には教訓が込められていて、それをコミカルに文章化されていた。

  • 個人的には天海さんと真田さんの話が一番心に残った。

    最後に真田さんが買ったというバランス感覚が好き。

    あれで天海さんを勝たせたらもったいなかった。

    さすがです。

著者プロフィール

愛知県生まれ。著書に『夢をかなえるゾウ』シリーズほか、『雨の日も、晴れ男』『顔ニモマケズ』『運命の恋をかなえるスタンダール』『四つ話のクローバー』、共著に『人生はニャンとかなる!』『最近、地球が暑くてクマってます。』『サラリーマン大喜利』『ウケる技術』など。また、画・鉄拳の絵本に『それでも僕は夢を見る』『あなたの物語』『もしも悩みがなかったら』、恋愛体育教師・水野愛也として『LOVE理論』『スパルタ婚活塾』、映像作品ではDVD『温厚な上司の怒らせ方』の企画・脚本、映画『イン・ザ・ヒーロー』の脚本を手掛けるなど活動は多岐にわたる。

「2023年 『夢をかなえるゾウ4(文庫版)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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