すぐやる! 「行動力」を高める“科学的な"方法

著者 :
  • 文響社
3.33
  • (49)
  • (96)
  • (128)
  • (49)
  • (16)
本棚登録 : 1623
感想 : 142
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784905073468

作品紹介・あらすじ

「ガマン」「努力」「無理」不要!
人生を変える「行動力」の高め方!!

・子供の頃、夏休みの宿題は追い込まれてからまとめて片付けていた
・締め切り間近にならないと本気になれない
・帰宅後、テレビを見てダラダラ。本当は早く寝たいけど……

「やるべきこと」を「すぐにやれない」原因は、「性格」でも「やる気」でもありません。脳が「すぐやる」モードになっていないだけです。
脳を「すぐやる」モードに切り替えることができれば、実行に移す労力が驚くほど小さくなるでしょう。さっそく今日から取り入れて、「面倒くさいなあ」と感じる前に、やるべきことをサクサク片づけていきましょう!

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • この本の内容とは関係ないですが、人間にはカウンターミラーニューロンが備わっており、相手の態度によってその態度を真似てしまう潜在意識が備わっている。

  • 1.この本を選んだ目的 
    タイトルに惹かれた。
    優先順位をつけてすぐやることを常に意識しているが、何か新しい発見を期待して。

     
    2.あらすじ
    筆者は脳の機能を活かした人材開発というのに取り組んでいる方のようで、直感優先原理とか、ミラーニューロンといった聞きなれない言葉が頻繁に登場する。
    人間の脳はこういうものだから、こうするといいよ、というのが、この本の流れ。


    3.感想
    みなさんの感想がとても高評価でしたが、私にはまったく刺さるものがなく、読めば読むほど、すぐやるって、ことから、遠のいてるように感じてしまいました。

    たぶん、すぐやることができない人向けの本ですね。
    タイトルを「すぐやることができない人が、すぐやることができるようになる、化学的な方法」としてくれていれば、もっと、ストンと落ちてきたかもしれないです。


    最初にテレビを見てしまい、やりたいことができない人の例がありましたが、リモコンを置く場所を一定にすることで、テレビを見る行為がへって、やりたいことができるようになるというものがありましたが、この時点から意味がよくわかりませんでした。
    なんで?それが、見ないことにつながるのかわからない。
    さらに、そうだったとして、わたしの求める「すぐやる」とはかなりずれる。
    さばきの達人とかを目指してるわけではないけど、なんだろう、なんか違う…

    2章では、シンクに皿を置かずにすぐ洗う例があって、すぐやるっていうのはそういうこと?と、ここでも思ってしまいました。
     
    4章の雑談は、楽しみながらすぐやる人になれる大切なツールとか、全然理解できないよ。

    ほか、否定的なマインドになってしまったので割愛。


    4.今後、活かしていきたいこと 
    勝手に要約すると、頭をつかって、思考を回すことは重要だということ。

    会社で朝会というのをやっていて、毎日ランダムに選ばれた5人ぐらいと10分程度雑談をしている。1人2分で1日のうちに起きたGOODなこととか、NEWなことを話していく。この取り組みを、もっと有効にできないかと、常に考えているが、ネタを考えることだけでも、日々頭を使うのでよいことかもしれない。オンラインが当たり前になったこの時代には、この10分の取り組みはおすすめかな…

  • リハビリという観点から、脳を「すぐやる」ように仕向けるという発想は興味深かった。

    自分の生活に落とし込める目新しいことは、特別なかったけれど、一流の人のしぐさや別分野の人の言葉に注目するのがいいとあったので、「すぐやる」ことに結びつくのかは疑問だけど、気づきがあって面白そう。

    「すぐやる」人は、問題が起こってからではなく「問題が起こらないようににしてる」ので、なんでもすぐにやれる状態になってるというのは、真似したいと思った。


  • ーーーーー2016/12/17 山下ーーーーー
    【概要】
     作業療法士の著者が、リハビリテーションの現場から学んだ行動力を高める科学的な方法について書いた本
    【評価】
     90点
    【共有したい内容】
    ・起床から4時間後が脳の活動がもっとも活発になる。この時間にだるかったりぼーっとしていたら睡眠に問題があり、睡眠の管理が必要。
    ・「フィードフォワード」目的を達成するめにはどうあるべきかを予測して行動を決めるシステム
    脳が自動的に無意識的にフィードフォワードのシステムを起動しやすい状況をつくる。脳が次の行動を予測できるところまでは前の行動を途切れさせずに連続させること。これはちょっとだけ作業に手をつけてから行動を区切ることによってできる。
    ・脳は他人の真似をするようにできている。まわりにすぐやらない人がいればそれもまた伝染していき、チームや職場全体になんとなく先延ばしにする雰囲気がつくられていく。すぐやらない人を視界にいれずにすぐやる人を視界にいれるようにすることで脳の働きを優秀な人に近づけることができる。
    ・脳が覚醒いていないときは、体の中心部分の活動が低下するため、体勢が悪くなる。腕組、足組をせず座り姿勢をなおすこと。
    ・「感触」は脳活性化の強制スイッチ!感じられる触覚が少なくなると、脳はやる気になりにくく、「すぐやる」ことや、「継続してやり続ける」ことが難しくなる。「やる気」といった心理的な要素だけでなく、生理的な要素でもあります。触覚が豊かになると、実際に体が動きやすくなるのです。
    【読んだ方がいい人】
    ・すぐやるかどうかは単にやる気の問題だと思っている人
    ・家でぐだぐだしてしまうのをなおしたい人
    【悪いところ】
    ・日常の行動の話が多くビジネスの話が少ない
    【どういう時に役に立つか】
    ・めんどくさがりなのをなおしたいと思った時
    【自由記述】
    作業療法士なので脳のの仕組みと体のつながりが説明されていて面白い。触覚が大事というのは驚きで、できるだけ汚れないように日常を過ごすのはよくないんだと知った。

  • ◆オススメする人
    ・なかなかすぐ行動に移せない人!
    ・早く、的確に動けるようになりたい人!
    ・考える力を身につけたい人!

    ◆読んだ目的
    今までに得た知識を有効に活用したアウトプットをするには?

    ◆自分なりの答え
    思い込みを捨てて、一部の知識として扱う。

    ◆③つの学びとTODO‼︎
    ①ワーキングメモリを上手に働かせて、情報をまとめる。
    ワーキングメモリとは、1つの情報に対して、全体の一部として扱うこと。つまり、自分が得た情報を、『その情報がすべてだ!』と思い込まないことが大切です。

    TODO:簡単に、『No1メニューを選ばない!』
    自分の考えで選ぶようにしました。
    考えて選択する力を、普段の生活で養えるのは嬉しいです。


    ②構え効果が、有益な情報を見落とす原因になっている。
    『構え効果』とは、1つの事柄に対して、「こうだ!」と決めつけてしまうこと。

    TODO:1つの方法で、自分の欲しい情報を5分間探して見つからなかったときは、発想を変えて再度調べてみる。
    注意の時間割を決めることで、『自分の欲しい情報の見落とし』を防ぎます。


    ③自分の言葉でまとめることで、情報をつなぎ合わせる能力が向上する。
    野球話など、たとえ話ができる人は『情報の使い方が上手な人』

    TODO:ブログで自分の意見を発信するようにしました。例え話も取り入れることで、つなぎ合わせる力が付きました。


    ◆全体の感想
    意外としっかりした本でびっくりしました。
    結局やればいいんだよ!みたいな感じだと思っていたので笑
    今は、情報に溢れている社会。だからこそ、考える力や必要な情報を探せる力がこれからは必要になってくるかなと強く感じることができました。
    とても良い本になりました。

  • 【読書理由】
    すぐやるコツを学び、やるべきことに手をつけられるようにし、すぐやる癖をつけて自分の行動パターンを変えたいから。

    【キーワード】
    すぐやる、脳、次、真似、言葉、触る力、脳の疲れ

    【まとめ】
    (すぐやらないが起こらないようにする)
    ①やってはいけないことは脳に見せない
      ・罪悪感→ドーパミン→楽しい思い込み
     A使ったものは元に戻す
    ②次の作業に手をつけてからやめる
      ・目的意識を育てられる
      ・行動を能動的にコントロールする
    ③すぐやる人の真似をする
     A頻繁に見る
     B横に並ぶ
     C共同作業する
     D行動を言葉にする
    ④状況と感じたことを言葉にする
      ・経験的な言葉
     A雑談、指導に取り入れる
     B例える
    ⑤できる範囲を具体的にきめてやる
      ・今できないことはやらない
      ・罪悪感でできたことすら全否定してしまう
      ・他人のできたを脳に見せない
     Aすぐにできたら感覚を言葉にする
     B課題にレベルをつける
    ⑥モチベーションになる言葉+すぐやる
      ・頼られるからすぐやる
      ・悔しいからすぐやる
    ⑦能動的に触る
      ・より多くの情報が脳に届く
      ・脳が予測しやすくなり、行動に繋がる
    ⑧いつも通りで疲れない
      ・習慣にする
      ・やらなくても困らないことはやらない

    【感想】
    これまで自分が罪悪感によって出たドーパミンにより、高い目標設定をしてしまったり、自分を全否定してしまう悪循環にはまっていたことに気づけた。そこから脱するためには、今できる小さい目標を立てて達成し、次のことに少し手をつけるという繰り返しをすれば良いのだと言う希望が出てきた。

  • 行動を起こす命令をしているのは脳なのだから、その指令を変えることで行動も変わっていくというアプローチ。今まで行動を変えるのは意志の力だと思っていたが、誘惑を視界に入れないこと、ものの置き場所を徹底したり、ルーティン化するなど、脳の省エネをすること、自分の行動しやすい「メンタル文法(自分は褒められるからすぐやる)」を頭で唱えることなど、具体的に脳への刺激をどうすれば「すぐやる脳」になるかが、事例も併せて乗っていて、自分への転用がしやすかった。

  •  残念ながら,“科学的”というには不十分な内容だった。

     とくに実験データが示されているわけでもなく,あくまで脳のはたらきに基づいて,やる気を出す方法を紹介しているにすぎい。

     世の中には「すぐやれる人」が大勢いて,自分もそうなりたいと思い手にとった。しかし本書によると,

     “「すぐやる人」や「できる人」が,自らの体験から得た感覚をもとにして組み立てた言葉は,,「すでにすぐやれている人」「できている人」にしか本質的には伝わらないのです。”(P.130)

     “どんなに「できる人」の話を聞いても,あなた自身ができるようにはならないのです。”(P.132)

    結局,自分でためして方法を見つけるしかないということである。

  • すぐ動き出せないのは、その人が怠惰だからじゃなくて脳への情報の与え方がすぐ動き出すようになってないと言うことがわかった。まずは、やらなくて良いことは見ない、出来たことを言葉にする、モチベが上がるきっかけを言葉にする、変えなくていいことはいつも同じやり方をする。

  • 【学び】
    ・できていない状態を安易に口にせず、少しでもできた状態に目を向ける。
    ・「やりたくない」と思ってしまう前に、少しだけやってみる。
    ・真似したい人がいる環境に身を置く。
    ・制限したい事は量を抑えるのではなく完全に止める。
    ・何かに集中したいときはあらかじめスマホを遠ざける。
    ・使ったものは元に戻す。
    ・睡眠時間は最優先で確保する。

    【要約】
    ・すぐにやらない、できない理由は脳が「すぐやるモード」になっていないだけ。また「先延ばしするタイプ」などは存在しない。
    ・脳がパフォーマンスを発揮するには、睡眠を最適化することが必要不可欠。
    ・視覚からの情報は影響力が強く、脳内ではやるかやらないか常にせめぎ合っている。いつもと違うことを見つけると、脳は強く反応する。
    ・「好きだからやめられない」は脳の罠。現状に対して理由付けしているだけで、やめる方法が見つかれば簡単にやめられる。
    ・受け身の行動ではなく、自分がどうしたいかに基づいて予測し、行動するのが「フィードフォワード」
    ・次の作業を少しだけでも進めると、脳はゴールまでの道筋が予測しやすくなる。
    ・「ミラーニューロン」を持つ脳は、周りの人間の言動を真似して共感する。特にネガティブな言動は影響力が強い。
    ・脳では話すことと身体を動かすことは同じ部位で行っている。
    ・「経験的な言葉」をかけることで、脳は動く。
    ・「できる人」の自らの体験から得た感覚をもとにした言葉(わざ言語)は「すでにできている人」にしか本質的に伝わらない。
    ・「やればできる」は、脳が現状の違和感に気づいて罪悪感を生みだしてしまう。
    ・使う言葉が変わると脳が変わる。「できない」などの否定するような言動を止めて、自分が自然に動けるときの言動を見つけて使ってみる。

全142件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

作業療法士。国際医療福祉大学卒。民間病院精神科勤務を経て国立病院機構で脳のリハビリテーションに従事。現在は都内心療内科で睡眠外来を担当する傍ら、生体リズムや脳の仕組みを活用した企業研修も全国で行う。その活動は、テレビや雑誌などでも注目を集めている。主な著書に、14万部を超えるベストセラー『あなたの人生を変える睡眠の法則』、12万部突破の『すぐやる!行動力を高める科学的な方法』など多数。同じく作業療法士の妻と2児の子育て中。

「2023年 『10歳から育てるすぐやる行動力』 で使われていた紹介文から引用しています。」

菅原洋平の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×