人生を変える習慣のつくり方

  • 文響社
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  • Amazon.co.jp ・本 (384ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784905073567

感想・レビュー・書評

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  • 図書館で。

    自分に合った習慣を持つ。

    知る 四つのタイプ 約束を守る人、疑問を持つ人、義務を果たす人、抵抗する人。自分で課す期待と外から課される期待への反応で分類。
    質問で自分の性質を知る。

    身につける 測定する。食事・運動、睡眠、時間、お金。
    完璧ではなく進歩。測定すれば進歩を実感できる。
    始めやすく意味があるのは、睡眠・運動・食生活・整理整頓。
    ハードルを上げない。
    予定を入れる。先延ばししないで今やる。
    午前に予定を入れる。
    習慣化したいと思う習慣が大事。
    仕組みを作る。

    変わる 踏み出す、最初の一歩。期間を決める。切り替えスイッチを作る。やめない。白紙の状態を活用する。白紙の罠に陥らない。

    断つ めんどくさい、やりやすさ。習慣化するための投資。楽しさ。
    条件式。例外は決めておく。
    ワナ 見返り、先延ばし、こじつけの二択化、どうしようもない、屈服する、カウントしない、根拠のない決めつけ、他人のため、開き直り、一枚のコイン
    気をそらす15分後にする。
    内在する動機 チャレンジ精神、好奇心、コントロール欲、空想、協調性、競争心、承認欲求。
    ゴール・ご褒美を作らない。
    組み合わせ作戦。

    発見する 価値を意識する。具体化する。明確な定義・基準 ブライトライン。アイデンティティとの一致。特性を表す言葉・言い方を利用する。
    応援のモード ドライブ・リバース・ニュートラル
    他人からの影響、他人の視線。

    とても参考になった。仕組みつくりは大事だなぁ。それ以上になりたい自分ってのをちゃんと考えることも大事。

  • 習慣とは人生の40%を構成している。その習慣の大切さを語ることからはじまり、習慣を変える困難さ、そして変えることの素晴らしさを豊富な体験談で語ってくれる。

    言われてみれば納得だが、言われるまではなかなか気づかない。タイトルも大層だがあながち嘘ではないと思います。

  • 今流行りの習慣化をテーマにした本。なかなか実行できそうな内容が多くて納得できた。特に、やる必要のあることややりたいことと、やりたくないことを組み合わせて習慣化する方法なんかは使えそう。いろいろ取り入れてみたい。

  • 調査によると、自制心で誘惑に対抗しようとしても、2回に1回程度しか成功しない

    人が変えたいと思う週間は、おおよそ次の7つに分類される。私はこの3つを「身に付けたい7習慣」と名付けた。
    ①健康的な食生活を送る
    ②定期的に運動する
    ③お金と賢く付き合う
    ④リラックス上手になる
    ⑤先延ばしにせず多くのことを成し遂げる
    ⑥整理整頓された状態を保つ
    ⑦人(社会、世界)とのつながりを深める

    ●節約もダイエットも思いのままにする方法
    自分の行動を測定すると、自分に対する理解が深まり、自分への理解が困れば、自分をコントロールする力が高まる。
    測定する場合は、測定すべき行動を厳密に特定することがカギとなる。
    自分の習慣を正確に測定すると、その習慣に時間やお金、エネルギーを費やす価値があるかどうかの判別がしやすくなる。

    ●実際に測定する(睡眠)
    睡眠不足は優柔不断をも招く。
    先延ばしが起こる1番の原因は「疲れすぎていること」
    前日の睡眠時に1時間ごとに目を覚ました場合、翌日はメールチェックやネットサーフィンなどで8.4分だらだらと過ごしたと言う研究報告もある。

    測定によってデータを得ることで、以前よりも「良くしよう」と言う気持ちが生まれた。

    目指すべきは、完璧になることではなく、進歩を遂げることだ。
    行動測定すれば、自分が成し遂げた全てを覚えて覚えていられるようになる。

    自制心の向上につながる事は4つあり、自制心を高めることで、荒れる習慣の土台が強固になると言える。よって、習慣を改善するときは、次の4つから取り組み始めるのがベストだ。
    ①睡眠
    ②運動
    ③食生活
    ④整理整頓

    すべての土台となる習慣は互いを高め合う。土台となる習慣には、大きな変化を生む力がある。友人の1人から、「冷蔵庫を掃除したの。そうしたら、転職できるんじゃないかって気がしてきた」と言われた。

    身の回りの整理整頓は、「壊れた窓」と同じ役割を果たすとも言える。

    ************

    自分にとって大事だと思う習慣は、できるだけ午前中に予定を入れた方が良い。午前は自制心が1番働く時間帯でもある。

  • 私にとっては人生を変える本でした。
    1番心に残った言葉は、
    【明日の自分など存在しない、存在するのは今の自分だけ】
    習慣を変えるのに最適なタイミングは「いま」しかない。

    私は自分のことを習慣を身につけるのが下手/苦手な人間だと思ってきた。そんな私も自分の人生を変えたかったり、悪い習慣から抜け出して良い習慣を身につけたいと今まで色んな習慣についての本を読んだ。読み終わった瞬間はここから私は変わると思っても、三日坊主で終わってしまうかそこまで続きもしない。結局自分は自分の為にすら変われない、ダメな人間だと思ってきた。

    この本には「そもそも万人に共通する良い習慣などない。大切なのは自分を知り、自分に合った方法の習慣の身につけ方を選ぶこと」とはじめに書かれており、自分のタイプやどうして習慣が身につかないのかを学問的な視点から書かれていた。この本を読むと、私が今まで習慣を身につけようとした時にいかに「自分に合っていない方法」を選んできたか、そして「習慣が身につかない手段」をとってしまっていたかが浮き彫りになり、「これでは身につくはずもない笑」と思うことができた。自分がダメだから習慣が身につかなかった訳ではなく、プロセスに間違いがあったと知ることができたことが、どれだけ私にとって大きなことか!

    この本の内容が本当の意味で自分の糧になるよう、何度も読み返したい。
    今日、「いま」、「とりあえず」やってみる、で
    自分のために、身につけたい習慣のはじめの一歩を踏み出す。

  • 私の場合は【義務を果たす人7割、疑問を持つ人3割】だと感じた。人から頼まれたら自分を犠牲にしても応じがち…新年の誓いを守れたことがない…成果を実感できないことは身につけようとしても、うまくいかない。

    自分に課す期待に応えることを苦手とする。『外から課される責任』だけが、義務を果たす人をうごかす。自分を犠牲にしても周囲に貢献する。


    習慣をつくるには「習慣にしたい行動を測定する」。行動を把握できるから、何をどう変えたらいいか、見えてくる。数値で測定、記録する。

  • 習慣に関する本は難解で読みにくいものもあるが、本書は具体例も多く読みやすかった。

    習慣としてルーティン化することで自制心(意志の力)を利用せずに、よりよい自分を目指していく。そのための自己分析、計測方法、身に付けるtipsが、具体的なアクションやエピソードを交え多く書かれている。
    本書にも書かれている通り、共感するtipsは人それぞれと思うが、さまざまな人が活用できる内容が書かれていると思う。

    また、四大習慣が印象に残った。土台となる良い習慣があることで、自制心が高まり、他の習慣も身につきやすくなるという点は納得できた。
    睡眠、運動、食生活、整理整頓

  • 習慣、幸せ、人間の本質について追求する作家による、習慣の本。
    習慣に関する本は何冊も読んできたが、本書を読んで初めて、習慣とは実に多様な一面を持つことを知った。たとえば、習慣を身に付けるのに時間がかかる人もいればそうでない人もいる。同じ人でも習慣によって異なるし、同じ習慣でも人によって異なる。もちろん様々な法則はあるものの、万人に共通する、あるいはあらゆる場合に共通するような絶対的なものはない(らしい)。
    習慣に関する本というのは大抵、悪い習慣を断つ方法と良い習慣を確立する方法を解説しているものだが(本書も確かにそうではあるが)、本書は習慣というもの自体がどんな性質を持つのかを広く深く研究した結果をまとめているように思う。習慣というのは我々が考えている以上に奥深いものなのだと痛感した。

    ちなみに本書で提案されている「四つの傾向」診断テストについて。事前の予想では自分はオブライジャーで、アップホルダーの傾向も少しあるだろうと思っていた。テストの結果、だいたいその通りだったが、クエスチョナーの傾向もアップホルダーと同じくらいあるのは意外だった。また、レブルの傾向が全くないのには我ながら笑った。

  • 私は何事も小さいことの積み重ねだと思っているから、この本はとても面白かった。
    お陰様で低糖質(低炭水化物?)の食生活を意識して1ヶ月くらい続いている。
    すぐに数字にはきかないとは思うけれど、甘いものや炭水化物を食べなくても、お腹は満たされるということが分かって安心した。

    上の通り、アップホルダーではあると思っているのだけど、
    早起きと浪費癖がどうも改善しないので、色々な方法を試行錯誤中。
    何も迷わず、葛藤せずに自然と自分にとって「イイコト」が身についたら嬉しい。

    色々新しい、続けたいことが見つかったり、どうも上手くいかないなと感じたら、その度に読み返そうと思う。

著者プロフィール

作家。キャリアのスタートは法律家で、アメリカ初の女性連邦最高裁判事サンドラ・デイ・オコーナーの書記官を務めていたときに、作家になりたいと気付いて転身した。作家となってからは、習慣、幸せ、人間の本質を追求し、世間に大きな影響を与えている。著作は多岐にわたり、なかでも『The Happiness Project』(『人生は「幸せ計画」でうまくいく!』)はアメリカでミリオンセラーとなり、30カ国語以上に翻訳された。習慣や幸せについて探求したことを報告するブログやポッドキャストも人気で、本だけでなくオンライン活動のファンも多い。彼女のポッドキャスト番組は、iTunesの「2015年ベスト番組」に選出された。また、彼女自身も、アメリカでもっとも尊敬を集める女性司会者として知られるオプラ・ウィンフリーにより、「2016年オプラが選ぶスーパーソウル100」に選ばれている。ニューヨーク・シティで夫とふたりの娘と暮らす。

「2016年 『人生を変える習慣のつくり方』 で使われていた紹介文から引用しています。」

グレッチェン・ルービンの作品

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