小泉武夫 食のベストエッセイ集

著者 :
制作 : 和泉功 
  • IDP出版
3.29
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本棚登録 : 48
感想 : 3
  • Amazon.co.jp ・本 (271ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784905130154

作品紹介・あらすじ

アマゾン河に蟹を、街の裏通りにコロッケを求め、中国の田舎食堂では料理対決し、食魔亭で納豆との深くあやしい関係を築き、涎ピュルピュルの地鶏の唐揚げ、甘みジュルジュルの伊勢海老、味覚極楽急行の豚汁、うまさに頭の中が真っ白に…。食の「名文」厳選54篇。

感想・レビュー・書評

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  • 2021年43冊目

    筆者は発酵学の権威で無類の食通。ニュルニュル、パカッ、コピリンコ等多様な擬音から成る食レポに読んでる自分も涎ジュルジュル。

  • 第1章、頬落舌踊の章。納豆好きすぎで発酵仮面と渾名される著者。納豆が糞まで糸を引いている話柄に始まる。自慢丼、毛蟹、270円の立ち食い蕎麦など、モチーフはどこにでもある身近な食。そんな卑近な食味にとことんこだわる姿が笑いを誘う。馬鹿話ばかりかと思いきや、決してそれだけではない。「下ごしらえも味のうち」。人のために努力し、ある時は人のために自分を殺して人を立てる。そのためには忍耐と努力と根性を育てながら、自分も強くなっていく。つまり自分を鍛えること。それが下拵えであって、精神的にも肉体的にもしっかりと自分を下拵えすることで、生きているという自覚と、生きるという目的が認識できる。食を通して、しっかり人生を論じている。

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著者プロフィール

発酵学者・東京農業大学名誉教授

「2022年 『ベスト・エッセイ2022』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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