だし噺

著者 :
  • ゆめディア
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本棚登録 : 16
レビュー : 4
  • Amazon.co.jp ・本 (103ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784905131694

感想・レビュー・書評

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  • だしについて知りたい!と思い、目に飛び込んできたこの本を手に取ってみました。日本古来のだし文化を廃れさせずに、次の世代に伝えていきたい!だしのよさをもっと知ってもらいたい!という真摯な気持ちが伝わってきました。
    だしって、奥が深いんですね。昆布一つとっても、採れた場所によっても、昆布の部位によっても味やだしの抽出時間まで違う。日本料理のプロでさえ、細やかな知識をもっている方は少ないのでは、とのこと。家庭用の顆粒だしになれてしまうと、本物のだしは薄く感じるけれども、本物の方が断然美味しい。だし教室を開くと、子供の方が舌が敏感で、違いが良くわかるそうです。大人の方が舌が添加物まみれの毒まみれなのかも。だし教室、参加してみたいです。そして鰹節を削り器で削って使ってみたくなりました。
    日本料理が発達したのは、美味しい水や資源があったから。読めば読むほど、なんて日本は恵まれた土地なんだろうと思います。海外の料理が油やスパイスを使ったものが多いのは、そのままでは美味しく食べられないから。米を炊くのに日本の軟水がぴったりなんだそうですが、日本ではお米を水で炊いただけで美味しく食べられるのに対し、海外は米をそのまま炊いても(硬水だったりと)美味しくないので、手をかける必要がある。本当に日本は、神様に特別に与えられたみたい。
    親子や夫婦で一緒に料理を作って食べる事は、大事なコミュニケーションの時間でもあるというのにはとても共感します。

  • とてもいい本。単なる料理本ではなく、「だし」とは何なのか、「だしパック」の正体、昆布や鰹節の生産現場、日本の水と和食の関係、食育等々、カラー写真付きで「だし」について幅広く分かり易く語られている。自分で「だし」をひくのは思ったより難しくはないけれど、やっぱり「だしパック」よりかは手間がかかる。それでもひと手間かけたささやかな贅沢を、日々の食卓に取り入れていきたいと思った。

    ・旨みは溶かすものではなく引き出すもの
    ・だし風調味料の塩分量

  • 昆布って奥が深いんですね。
    同じ名前のついている昆布でも、採れる浜の端と端で等級が違ってきたりするらしいです。
    出汁の引き方も、昆布の種類によってさまざまらしい。
    難しすぎて、素人には手が出せない!と高い壁を感じてしまったけれど、宗達さんではドリッパーで簡単に出汁が引ける「行平」を販売しています。初心者にはもってこいの楽ちん商品。
    子供が生まれてから特に、出汁というものを考えるようになっていたので、日常の食事にぜひとも昆布と鰹で取った出汁を取り入れたいです。
    いままで、ちゃんとしたものだと思って使っていた出汁パックは、よく見てみれば食塩が一番多く含まれているなんちゃって出汁パックでした。

  •  和食が世界遺産に登録されたという。しかし私たちが毎日食べているものが果たして本当の和食と言ってよいのだろうか。守らねばならない自国の食文化を他国に譲り渡すことがないように、日本人としてもっともっと一食一食を大切にしていかなければならない。

     それでなければ本当に日本食という文化がなくなってしまうことだろう。

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