EARTHLING 地球人(アースリング)として生きるためのガイドブック
- ソル・メディア (2011年12月22日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
- / ISBN・EAN: 9784905349075
感想・レビュー・書評
-
地球を意識された方にお勧めの一冊。
持続可能な社会実現を目指して活動するThink the Earthの活動から書かれた本です。(じん)詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
EARTHLING(宇宙人に対する、「地球人」という意味の言葉)をテーマに開催された講演イベントから、登壇した30人ほどの話をまとめた本。前文で引用されていた宇宙飛行士の言葉と、河瀬直美さんの話にあった宇宙に関するひと言が印象に残った。
「宇宙はまことに近い。行くのにはたった8分、戻るには20分しかかからなかった。」(オランダの宇宙飛行士ウボ・オコルスの言葉)。
「いま、万葉集をテーマにした映画を撮っているのですが、万葉集を読んでいると、すごく俯瞰で物事を見ていることがわかります。詠まれたのは1300年近く前。その当時は、もちろん電車も飛行機もなく、知ることができる世界は限られていたはずだし、それこそ宇宙から地球を見たこともないのに、自分自身の命のことを思うとき、感覚がものすごく宇宙的なんです。想いも時間空間を超えている。(中略)そして「待つ」んです。(中略)宇宙と言うスケール感を育むのは「待つ」という行為なんじゃないかな。」(河瀬直美さんの言葉)。
特に河瀬さんのコメントからは、万葉集ではないけれど「竹取物語」のことが思い浮かんだ。1000年も前に作られた物語が、「お姫様が月に帰る」というそれこそ宇宙的な広がりを持っているのはどうしてだろう、と時々思っていたのだけど、当時の人々の暮らしに当然のこととして組み込まれていた「待つ」という感覚が宇宙のスケールとつながるのであれば、「竹取物語」のような発想が出てくるのは、むしろ自然なことなのかもしれない。 -
面白かった。原発がどうとか、宇宙がどうとかはとても難しかったけど、義足のお話が面白かった。イメージもしやすかった。
-
請求記号・304/Th
資料ID・100059217 -
環境問題を知識ではなく、感覚的にわかりやすく伝えてくれるプロジェクト「think the earth」の最新刊。気になります。
-
いろいろな事に既に取り組んでいる人の存在を知った。
いろいろな事を考えさせられた。
いま、僕がやらねばならない事はなんだろう。
それをリアルに感じる事ができた。 -
本書は、深海パイロットや映画監督、脳科学者など、様々な分野の第一線で活躍する30 人のショートプレゼンテーションを聞いて、これからの地球人のあり方や可能性についてみんなで考えるためのイベントとして2011 月7 月に慶應大学で開催されたEARTHLING2011 と、Think the Earth が発行する『Think the Earth ペーパー特別号 EARTHLING』の記事の再録とをまとめたもの。
EARTHLING2011は、ネット中継視聴者数を合わせのべ5 万人が共感した知のイベントといわれている。