SHOW ME THE MONEY! ビジネスを勝利に導くFCバルセロナのマーケティング実践講座

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  • Amazon.co.jp ・本 (357ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784905349129

作品紹介・あらすじ

ビジネスの世界から欧州スポーツ界の巨大組織にマーケッターとして飛び込んだ著者が体験し、得た教訓とは何だったか?華やかなスポーツの舞台裏で、「マネー」の獲得というゴールに必要なのは、ビジネスに正面から向きあうことだった。世界最強のサッカークラブと呼ばれるFCバルセロナを真に最強の組織に引き上げた、実際的マーケティング論を学ぶ最良の参考書。

感想・レビュー・書評

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  • FCバルセロナの近年の成功は記憶に新しい。
    ロナウジーニョらが輝いたライカールト政権時代を支えたスポーツマーケッターが赤裸々にその戦略や実行施策について語る作品。

    スポーツマーケッターを夢見る身としては読まない訳にはいかない。

    概要抜粋
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    マーケティングでスポーツクラブはどう変わる?

    ビジネスの世界から欧州スポーツ界の巨大組織にマーケッターとして飛び込んだ筆者が体験し、得た教訓とは何だったか? 華やかなスポーツの舞台裏で、「マネー」の獲得というゴールに必要なのは、ビジネスに正面から向きあうことだった。
    世界最強のサッカークラブと呼ばれるFCバルセロナを真に最強の組織に引き上げた、実際的マーケティング論を学ぶ最良の参考書。
    2012年スペインで発売され、サッカーファン、サッカー関係者の間で話題となった本書を、スペイン在住経験を持つ気鋭のサッカージャーナリスト小澤一郎が翻訳。
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    訳者あとがきでも記載があるのだが、最近Jリーグでも経営難に陥るクラブの話題が多い。サッカー批評などではおなじみだが、毎年の会計報告上、Jの中でも健全な経営を行えているクラブは少ない。
    従来の企業スポーツから派生したことや、親会社人事などもあるためだとは思うが、こういったプロフェッショナル達がスタッフとして働いているケースが少ないのではないかと思った。

    奇しくもJリーグも20年を過ぎ、今後の成長戦略を描いているとは思うが、クラブレベルでの自助努力が必要だろう。
    Foot!などではクラブ担当のプロフェッショナルさを紹介するが、マーケターなどはあまり見た事がない。
    こういった場で活躍したいものだ。星は満点で。

    目次
    PART 1 : 分析、戦略、ポジショニング

    第1 章 スポーツとビジネス/第2 章 スポーツ・マーケティングとプロダクト/第3 章 戦略、ポジショニング、ブランド

    PART 2 : メディア露出とクリティカル・マス

    第4 章 メディア露出/第5 章 クリティカル・マスを求めて

    PART 3 : マーケティングの実際

    第6 章 ボンボネーラスタジアム/第7 章 「チケット完売」の貼り紙を出す/第8 章 スポンサーの権利あってこそのパラダイス/第9 章 スポンサーシップを売る/第10 章 肖像権、テレビ放映権、マーチャンダイジング

    PART 4 : インプリメンテーション:契約とその実行

    第11 章 弁護士としての一日/第12 章 誠実さとスポンサーシップ/第13 章 誇れるスポンサー/第14 章 スポーツ・マーケッターの“バロンドール"

    あとがき/訳者あとがき

  • スポーツマーケティングの本の中では、「エスキモーに氷を売る」と並び名著だと思う。「エスキモーに氷~を売る」は物語調で比較的平易に書いてあるのに比べ、こちらの本は最初のプロパティのブランド構築→メディア露出→商品をお金に換えるところまで体系的に書かれている。また全てにおいてFCバルセロナ始めヨーロッパサッカーの事例をベースに書かれているので、なるほどと納得できることが多い。
    スポーツビジネスに関わる人には超オススメの本。

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