無知の壁 (サンガ新書)

  • サンガ
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レビュー : 15
  • Amazon.co.jp ・本 (184ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784905425182

感想・レビュー・書評

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  • 奇跡の脳を読もうと思った。

  • 解剖学者の養老孟司氏と初期仏教のスマナサーラ長老という異業者交流の対談集。
    科学と宗教の話は相容れるものなのかと気になりますが、お互い知識人であることから立ち位置が違っても意気投合し、どんどん話が発展していきました。

    養老氏は著書『バカの壁』で、かなり大胆に「バカ」について語っていますが、それは仏教でいうと「無知」に値するのだそう。
    「無知」は恐怖を生み、「バカの壁」は偏見や苦しみを生み出すとのことです。

    また、知識と智慧の違いが語られました。物事を学んで生きる能力を上げることが知識で、人格を向上して心の汚れをなくすことが智慧だそうです。

    歯に衣着せずにものを言う養老氏ですが、実は患者に注射一本打てない怖がりのため、医者ではなく解剖学者になったのだそう。意外な弱点を知りました。

    最近では、自分のお葬式に流す曲のリクエストをする人が増えているようですが、一番人気は「川の流れのように」だそうです。

    自分(主観)が入ると、理性ではなく感情が行動を支配するようになるため、理性を総動員して人格を向上させる、智慧に至ることの大切さが語られました。

    知識を深め、智慧を持つことが人としてのあるべき姿だというのが、違うフィールドから世界を見つめる二人の共通した意見のようです。

  • 人の意識の話から始まる仏教に通じるスマナサーラさんと脳科学に通じる養老さんのインタビュー形式の新書。
    ・自分自身のありのままや他人のありのままを素直に受け入れることが大事
    ・仏教における五戒
    ・人は色眼鏡で世界を見ていること
    ・本当の自分なんていなくてそれをただつくりあげてるだけだということ
    ・いまこの世界も自分が好きに見てる空間であること
    ・自我がない自分を受け入れると楽になること
    ・信仰なんて勝手なものということ
    ・死について
    ・自分の内側をえこひいきしていること(自分のつばの例)にだんだん気づいていくとやがて自分というものが存在しないことに気づくこと
    ・自分は器官が感じることを体系的に組み合わせたものの連続体だということ
    ・どうしたら良い方向にいくか考えるといい
    ・相手の目線で自分をみてみるということ
    などなどすごく今の自分に響く内容だった。ほんとうの自分ってなんだろうっていうのを模索していただけにすごく気楽になったし、ポジティブになれる!

  • 宗教に関する専門的なことはよく分からないけど、自分で自分の壁を作らず、勝手に決めることなく智慧をつけて成長していこうという話だったかと思う。35歳になり、まだまだ自分を変えていけると感じている。ただ、ややもすれば現状に満足したり、周囲に流されたりして苦しくなってしまうことがある。過去が良かったと思うこともある。でも、死に向かって進むしかない人生、明日死ぬかもしれない人生なのだから、今この時を一生懸命過ごし成長させていこうとすることが大切だと感じた。成長した先に何があるのか、ではなく、成長の過程を歩むことそのものに喜びを感じていきたい。なかなか難しいけど。

  • 対談。なかなか奥行きのある内容だった。微妙に話が噛み合っていないような気がしなくもないが、上座部仏教と脳科学がとても近似していて部分的には重なっているように読めた。

  • 二人で話しているというよりは同時にインタビューを受けている感じ。
    物の見方を少しでも変えるためのいいきっかけになる一冊!

  • 読了。

  • 理解できたのかどうか・・・・甚だ不安ではあるが、読んでよかったと思った。
    『壁』って言う認識が持てて、壁があってもなくっても、どんな形態でも、まぁいいか・・・って思える♪

  • 仏教の生と死に対する考え方がよくわかります。
    特に生きていくための考え方はほぉ~、と思います。

  • バカの壁
    養老孟司さんとスリランカ仏教の長老スマナサーラさんの対談。自我や自分と他との境界、生死などについて、仏教の教えと人体をよく知る立場からの見解を話されている。対談本は苦手なのだが、この本は読みやすかった。間に聞き手として、僧侶で宗教学者でもある釈さんが聞き手としてまとめられているのと、一つの語りが長めなのが良いのかと感じた。
    面白く読み切れた。

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著者プロフィール

解剖学者

「2019年 『世間とズレながら、生きていく。(仮)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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