雨ニモマケズ Rain Won't

制作 : こどもくらぶ 
  • 今人舎
3.88
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本棚登録 : 89
レビュー : 11
  • Amazon.co.jp ・本 (32ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784905530268

作品紹介・あらすじ

アニメーション作家・山村浩二の絵と詩人・アーサー・ビナードの新訳が出会う、本当の宮沢賢治の里山。

感想・レビュー・書評

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  • 宮沢賢治の雨ニモマケズをアーサービナードさんが英訳しています。幻想的なイラストとなんとも絶妙な英訳。宮沢賢治の世界を見事に表現していると思います。

  • ●だいぶ前に、本の目利きのお友達から借りたもの。そろそろ返さなくては、と手にとって一気に読んだ。山村浩二さんの絵の豊かな田園風景は懐かしくて美しく、アーサー・ビナードさんの英語の詩にはうなりながら読んだ。勉強のため、先に英文を読んでから、日本語を見たのだけど、ああ、この単語や表現を選ぶんだな、すごく賢治のことを理解して訳されているんだな、とこの方のされる仕事の誠実さというのか、表現力のすごさといってよいのか、を改めて感じた。
    ●私は学生時代に賢治を敬愛?する教授の講義で苦労したので、賢治と来ると、今もどうしても苦手意識がよみがえって思わず避けようとしてしまうのだけど、この方の訳で賢治の偉大さ、明晰さ、人としてのまっとうさといっていよいのか、言葉にしにくいけれど、魅力が理解できた気がする。賢治はあの時代に、かなりのことを見通していたのだと、今更ながら驚かされる。詩の翻訳は、いつも訳すのにかなり苦労するのだけど、深く理解している人にはちゃんとできるのだ、と感じた。
    ●「あとがきにかえて」も、とても心にしみる文章なのだけど、最後に「この『雨ニモマケズ』がうんと近い、当たり前の生態系になる流れを、今のぼくらがつくらなければ」ということばはきちんと受け止めて日々行動につなげて行きたい。それにしても、賢治のこの詩に、この「あとがきにかえて」がつながってくるというのは驚きなのだけど、アーサー・ビナードさんの視野の広さ、ものごとのつながりを見通す能力を示しているのだと感じる。
    ●この方の書かれる文章はたぐいまれなパワーを放っていると思う。幅広い層の日本人が読める日本語であとがきにかえて、を書いて下さってありがとう。そして、この本を教えてくれたお友達にも深く感謝しています。この絵本は自分では決して手に取らなかったと思うので。

  • なじんでいる宮沢賢治の「雨ニモマケズ」の英訳
    完全に理解したわけではないが
    「ほー、こういう表現をするんだ」
    とか、なかなか面白い
    あとがきにあるように、現代の日本の状況は
    かけ離れてしまってはいるが・・・
    絵が繊細で美しい
    前面に小さな生物を描いているのがいいなあ
    《 届かない 忘れてならぬ 原風景 》

  • 宮沢賢治の詩「雨ニモマケズ」をアーサー・ビナードが英訳し、日本語と英語が併記されていいます。山村浩二の絵は柔らかい繊細なタッチで、賢治の生きていた頃の豊かな里山の風景を伝えてくれます。2013年に出版されましたが、「あとがきにかえて」は現代の日本の状況を再考するきっかけも与えてくれるのではないでしょうか。

    (H.T.)


  • 取り上げたいのは、
    賢治の「雨ニモマケズ」。
    わたしのヒーロー、アーサー・ビナードさんが英訳したもの。

    Rain won’t stop me.
    Wind won’t stop me.

    なんだか今の世相に響きますね。
    賢治の思想をこう訳すのね!
    と食い入るように読ませていただいたことを思い出します。


    「行って」というのがいちばん大切って、賢治の弟さんがおっしゃってました。
    行ってさしあげる、その行動がどれほどあたたかいか。

    絵も色彩が好みでした。

  • こういう訳し方があるのですね。感嘆!

  • アーサー・ビナードによる雨ニモマケズ英訳。
    英訳の是非は自分には判断できないけどまた違う響きがあって良い。そしてイラストのざっくりとした風景や草木が素敵だ。

  • 絵本です。宮沢賢治の「雨ニモマケズ」の英訳。
    翻訳というのはどういうことなのか、
    字面そのままに訳すとI will not lose to rain ?
    でも時代や場所や作者の伝記から色々と想像しながら、それが異なる言語の人にも伝わるようにと考え抜かれた言葉なんだな、と気づかされます。(i44)

    • knslさん
      6年生?中学生かな?
      6年生?中学生かな?
      2014/04/02
  • 後書きに一番惹かれた。

  • 宮沢賢治の「雨ニモマケズ 」を「さがしています」のアーサー・ビナード が英訳。
    原文と英文が描かれている。
    本の大きさがあるので原文に沿った絵に迫力がある。

    賢治の理想の日本は今の日本で考えてはいけないということらしい。
    雨にしても酸性雨の雨のことではないし、お米にしてもベクレルを気にしたものではないとか。
    あとがきが気にくわない。

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著者プロフィール

1896年、岩手県花巻生れ。盛岡高等農林学校卒。富商の長男。日蓮宗徒。1921年から5年間、花巻農学校教諭。中 学時代からの山野跋渉が、彼の文学の礎となった。教え子との交流を通じ岩手県農民の現実を知り、羅須地人協会を設立、農業技術指導、レコードコンサートの 開催など、農民の生活向上をめざし粉骨砕身するが、理想かなわぬまま過労で肺結核が悪化、最後の5年は病床で、作品の創作や改稿を行った。1933年没。

「2020年 『春と修羅』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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