浦島太郎の文学史―恋愛小説の発生 (五柳叢書)

著者 :
  • 五柳書院
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レビュー : 4
  • Amazon.co.jp ・本 (222ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784906010363

作品紹介・あらすじ

浦島太郎の真の姿は神仙思想をもとにしたポルノグラフィーだった。

感想・レビュー・書評

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  • 私たちの知る浦島太郎の物語は明治時代に作られたものだ
    浦島子伝説は 風土記の時代から各地に伝わる 神仙思想と結びついた 説話である

    四方四季の景

  • 635夜

  • [ 内容 ]
    浦島太郎の真の姿は神仙思想をもとにしたポルノグラフィーだった。

    [ 目次 ]
    序章 昔話「浦島太郎」への疑問
    第1章 児童文学「浦島太郎」(国定教科書の浦島太郎;巌谷小波の浦島太郎)
    第2章 神仙小説「浦島子」(日本書紀の浦島子;丹後国風土記の浦島子;伊預部馬養と「別巻」;万葉集の浦島子)
    第3章 小説の発生(中国の神仙小説;馬養の神仙小説)
    第4章 中世小説「浦島太郎」(漢文伝からかな物語へ;お伽草子の浦島太郎;浦島太郎の自由化)
    終章 小説から昔話へ

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    [ 参考となる書評 ]

  • 文学研究ってこうするんだ、というのを学んだ初めての本。もともと、高校生のときに好きだった古典の先生が「いまこの本を読んでいてね」と紹介した本でした。この先生は、古典の授業中なのに「エクソダスが〜」とか言い出しちゃうやや危ない人でしたが、すげー好きだったのよ。この本自体は海上異界のひとつの類型たる浦島太郎の伝説を分析した作品。日本の昔話と思われている浦島太郎の物語は実際のところ、むしろ神話に近い物語で、そこには(竹取物語なんかと同じような)中国の神仙思想の影響がおおきい。ちなみに大学の四年間は浦島太郎伝説と他の水中異界・海上異界の古今東西の伝説や物語の比較とかをしていました。

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著者プロフィール

三浦佑之(みうら・すけゆき)
1946年、三重県生まれ。成城大学文芸学部卒業。同大学院博士課程単位取得退学。共立女子短期大学教授、千葉大学教授、立正大学教授などを歴任。千葉大学名誉教授。専攻は古代文学、伝承文学研究。1988年に『村落伝承論』(五柳叢書)で第5回上代文学会賞を受賞。2002年に『口語訳古事記 完全版』(文藝春秋、第1回角川財団学芸賞受賞)を刊行、ベストセラーとなる。『古事記』研究の第一人者にして、通説にとらわれない斬新な論を展開しつづけている。『古代叙事伝承の研究』(勉誠社)、『古事記講義』(文春文庫)、『古事記のひみつ』(吉川歴史文化ライブラリー)、『平城京の家族たち』(角川ソフィア文庫)、『古事記を読みなおす』(ちくま新書、第1回古代歴史文化みやざき賞受賞)、『風土記の世界』(岩波新書)、『出雲神話論』(講談社)など著書多数。

「2020年 『改訂版 神話と歴史叙述』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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