- Amazon.co.jp ・マンガ
- / ISBN・EAN: 9784906011506
感想・レビュー・書評
-
古本屋で立ち読みして購入した初の小野塚作品です。
表題作の深夜少年も好きだけど、全作品好きだな、これ。
小野塚さんの言葉のセンスは、凄いです。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
欲望は立ったまま眠っている――個人的には、さらっと流せるお話だなと。全然ハッピーエンドではないんだけど、珍しく誰も傷つかず(入院はしたが)明るく終わってくれている作品。
僕はひた走る――青春!初体験を大事にしろよ、少年たち。ネコチャンが美人で薄幸そうでちょう好み。清々しいラスト。晩ご飯と同じくらい、遠くから確かな、幸せの匂いがする。
息もすんじゃねえよ――このふたり、せんせい大好きなんだろうなー!キャラの描き方が漫画的というか。パッキリした、すぐ再現可能なキャラだなと。小野塚氏のキャラクターたちは、小説的に(曖昧な全体像と魅力的な部位によって)描かれることが多いので。でもって私は晃司のねーちゃんが好きです。
深夜少年――これこそ小野塚ワールド。諦めた大人と諦めたい少年。堀江のソークールな所が、あの不安定な色気が、たまらんです。描き分けの苦手なおかたではありますが(笑)、先生の部屋で微笑んだ堀江の表情が幼く年相応で、きゅんと愛しかったです。いつかちゃんと再会できるといいな。ただ、堀江が成長して世界を広げて、目前の可能性・選択肢を見つめ、本当にそれらを取捨選択するようになったとき、果たしてふたりはうまくやっていけるのかな。(あー後味悪い文末になってしまった) -
思う。同性愛ほど美しいのか、と。
単純に漫画だからそうなのかもしれないけど、
異性愛における汚さを感じないものが多い。
この本もどのストーリーも純粋で、ただ好きで、恋しくて。
そういう内容にあふれています。 -
めずらしくハッピーエンドが多くてうれしい1冊。
表題作がせつなくて好き。ああでも全部好き。 -
つくづく、この人でなければ描けない漫画だよなぁ、と思います。1コマ1コマの絵にハッと惹きつけられ、台詞も大変印象的なものが多いです。10代の時に小野塚さんの作品に出会えて、本当に良かった。
-
よく授業中にこれ読んでたなとか思う。女子らは回し読みしてたけど男子らには脅威だったんじゃなかろうか。
-
小野塚カホリさんのBL漫画二冊目。あまりBL物は読まないのですが、小野塚さんは別!しかしこれも初版からかれこれ6年も過ぎているのに、絵柄のふるっぽさが全く無い所が凄い。この時代にこの絵を描いていたんだ…。
4つの話が入った短編集。ピアスなので結構露骨な描写もありますが…。登場人物がみなしっかり男の子してます。甘さも控えめ。「息もすんじゃねえよ。」の二人が好きです。 -
読むの辛いのに読んじゃう。そんな感じ。
NICO SAIDとかのレディコミよりは生々しくないんだけど、でもやっぱり生々しい。透明感のある生々しさ。 -
アブノーマルな純愛ってかんじかな
-
ほんと恋愛って理屈じゃないっ!<br>
作者本人が「大人が救われる話にしたかった」と仰ってる通りどれも型にはまったハッピーエンドではないけど読後感のいいものです。短編集なんだけど『欲望は立ったまま眠っている』『僕はひた走る』『息もすんじゃねえよ』『深夜少年』どれも題名が秀逸です。