こういうこと。-終わらない福島原発事故

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  • Amazon.co.jp ・本 (128ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784906605743

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  • <閲覧スタッフより>
    「原発は危険だ!」と言い続けてきた著者。原子力エネルギーに頼り、その安全神話に馴らされてきた私たちにとって、3.11の出来事はその予言をただただ受け入れざるを得ない状況となった。まさに「こういうこと」になった現状を未来のために考える一冊。

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    所在記号:543.5||コウ
    資料番号:10212265
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  • 震災があった後の2011年7月1日に発行された本。
    原発の状況なんてわからない、なんて思って嘆いていたけど、こんな本がすでに発行されていたなんて。
    しかも、私はこの時、石巻で活動していた。

    原発の状況や今後の影響がこれだけわかっていたのに、いまだに復興が進んでいないように感じる。
    なぜなんだろ。

    印象的だったのは、被災者は事実を知るのが不安で、動けないこと。だから救えるのは東京の人たちだということ。
    子どもの心のケアはできても、体に病巣ができたら、取り除いてやることができない。

    ちょうど2年。
    問題が薄れつつある。
    3.11でまた報道もあるだろうから、ここからまた動き出してほしい。

  • 広瀬隆さんが2011年4月30日に行った講演会の講演録。
    読んでいて、広瀬さんの怒りが伝わってくる。

  • 講演の内容を本にしたとのこと。
    所々に出てくる叫びそのものの言葉に、現実に目を向けなければならない、事実を知らなければならないと感じました。

  • 2011年3月11日、東日本大震災発生、そして福島原発崩壊。原発の危険性を指摘し続けてきた広瀬隆の講演会での記録に加え、放射能測定に基づく報告「食卓にしのびよる放射能」も収録。

  • ずっとこの問題に正面から向き合い、警鐘を鳴らし続けてきた著者の発言や苦悩には重みがあります。わたしたちに今できることをやらなければと改めて思わされる。

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著者プロフィール

京都府生まれ。1986年、京都府立大学文学部卒業。
1991年、大阪市立大学大学院臨床心理学分野後期博士課程(単位取得退学)。2006年、ISAP (International School of Analytical Psychology), Zurich修了、ユング派分析家。
現在、帝塚山学院大学人間科学部心理学科教授、北大阪こころのスペース代表、臨床心理士、公認心理師。

共著書に『キーワードコレクション カウンセリング心理学』、『現代社会と臨床心理学』、『心理療法ハンドブック』、『心理臨床大事典』ほか。共訳書に『ユングの世界』。

「2021年 『セラピーと心の変化』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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