尾木ママと考える 大震災後を生きる希望のヒント

  • 金曜日
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  • Amazon.co.jp ・本 (180ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784906605798

感想・レビュー・書評

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  • 尾木ママと漫画家の石坂啓さんの対談本。

    自然体で、オネエ言葉で教育論を展開する、尾木ママが、震災後に語り合う。

    海外の教育と日本の教育の違いまで展開する。

    自然体でありながら、現場目線で、事実をわかりやすく伝えてくれます。

    清々しい気持ちのする、読了感は、石坂啓さんが引き出していたのかもしれません。

  • ※題名が微妙だけど、自己啓発本ではない

    ≪3.11以降のことに対してすっごくまともなこと言っていて うぉぉぉ!!!と思ったら対談相手が「週刊金曜日」の記者さんで、よく見たら金曜日から出版されている本でした。尾木ママの本を読む直前に、偶然「週刊金曜日」を2冊読んでいたからビックリした≫

    メモ
    p95 力を合わせてみんな我慢している姿は美徳に近いものがあるかもとれないけれど、そこだけを評価されるように持ち上げられても被災地の人は救われない(石坂)

    p106~ なんでこんなに男子が植物化してきたのか。(20歳で付き合っている人がいない84パーセント。付き合ったことがない49パーセント 2011.オーネット第16回新成人意識調査) Y染色体が傷付いている。女性はもともとXXだからハーフになろうが放っておいても死にはしない。答えは【電磁波】。

    p110~ 「電磁波という隠されている重大な問題」携帯会社とテレビ局は広告でつながりが深い。(テレビで電磁波のことを言ってもカットされる・・。)

    ≪↑うちは、電磁波測定器があります。除湿機の電磁波がものすごく高いです・・≫

    ≪p130~を読んで。。震災直後の宮城県教育委員会の腐れ具合には、心底ガッカリ。さすが宮城県。震災後に宮城を脱出して正解でした≫

    ≪日本の教育がここまでひどいなんて、この本を読むまでわからなかった。やはり、色々なジャンルに興味を持ってアンテナを張っておかないといけないな・・と思った≫

    p152 とにかくちょっと困難にぶつかると「日本はひとつ」「日本は強い」などと武士道精神のようなものが出てくる。これって強そうな感じがしますが、はっきり言って逃げですよ(尾木ママ)

    ≪ほんと、コレ!! 私は福島の血が100パーセント流れている。福島も、震災当時住んでいた宮城県もこの言葉でなぁなぁにされている。馬鹿にされているとしか思えない。「絆」!! とか、本気で気持ち悪いからやめてほしい・・笑≫

  • 震災後のテレビのあり方にすごく疑問を感じていた。事実は伝えずあおる様な報道や大袈裟な演出、何か変と思っていた事が本書に書かれていた。今までいかにわかりやすく作り上げていたテレビを見ていた事に気付かされた。テレビの向こう側は本当はどうなのか、真実を知る事、考える事、想像力がいかに大事か。これからの教育の事などいろいろ考えさせられた一冊。

  • 尾木さんの講演会に参加した事があり、とても面白かったので、購入したが、対談形式の為か、本としてはイマイチ物足りない。内容も講演会で聴いた事が多く、個人的には先確認したと言うところかな。

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著者プロフィール

教育評論家、法政大学教職課程センター長・教授、臨床教育研究所「虹」所長。
1947年滋賀県生まれ。早稲田大学卒業後、海城高校や公立中学校などで教師として22年間、ユニークな教育実践を展開。現在、「尾木ママ」の愛称で親しまれる。
著書『いじめ問題とどう向き合うか』『子どもの危機をどう見るか』(以上、岩波書店)『新・学歴社会がはじまる』『日本人はどこまでバカになるのか』『子どもが自立する学校』(編著、以上、青灯社)『尾木ママの「叱らない」子育て論』(主婦と生活社)『尾木ママの子どもの気持ちが「わかる」すごいコツ』(日本図書センター)ほか多数。

「2013年 『おぎ・もぎ対談 「個」育て論』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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