よし、戦争について話をしよう。戦争の本質について話をしようじゃないか (オリバー・ストーンが語る日米史の真実)
- 金曜日 (2014年8月5日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
- / ISBN・EAN: 9784906605965
作品紹介・あらすじ
2013年来日講演録(広島、長崎、沖縄、東京)
感想・レビュー・書評
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国内でマスメディアから得られる情報だけが全ての情報と思うのがどれだけ危険なのかがわかる。今ではフェイクニュースの見分けも重要。そういう意味では世の中の仕組みと歴史を知る事と、様々な視点からの情報に触れている事が大切。元ライフネット生命の出口さんが言う「人、本、旅」はここに通じるのかと理解。
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【由来】
・週刊金曜日のHPで
【期待したもの】
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※「それは何か」を意識する、つまり、とりあえずの速読用か、テーマに関連していて、何を掴みたいのか、などを明確にする習慣を身につける訓練。
【要約】
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【ノート】
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【目次】 -
『語られない米国史』観て、アメリカ人が作った映画にしてはフェアだなと思った。
この本も読んでみたが、なんか途中から、反安部、9条守れ、親中国、朝鮮、韓国で朝日新聞みたいに。
『核兵器に反対し、原発にも反対するような社会主義政党の人たちに票を入れることで、自民党による一党支配をやめさせ、この日本をかえることができると思います。』
ちょっと引いちゃうなぁ。
金曜日が左の本だったんですね。 -
アメリカ史には3つの神話がある。1つ目は第二次大戦に勝利したのはアメリカだという神話。実際はヨーロッパ戦線でソ連がドイツを打ち破った。米英が対峙したドイツ師団は10だったのに、ソ連は200個師団と立ち向かわなくてならなかった。ソ連の死者数は2700万人、アメリカは40万強である。
2つ目は冷戦を始めたのがソ連の侵攻であるということ。本当はアメリカのトルーマンがソ連との友好関係を破壊して冷戦に突入していったのだ。
3つ目のウソは原爆投下が太平洋戦争を終わらせたというもの。実際には、3月から数ヶ月にわたって日本全土の都市がアメリカの大空襲にさらされ、原爆がなくても降伏寸前だった。戦争末期の力関係を大きく変えたのはソ連の満洲への侵攻だった。そして本土への侵攻が差し迫っているので、もう降伏しかなくなっていた。
アメリカでは原爆投下がなかったら日本本土への上陸が必要で、50万人の兵士が死に、日本の市民もさらに数百万人が死ぬ喧伝していた。しかしそれは日本本土への侵攻を考えていたソ連に対して、その威力を見せつけたものだった。ソ連はすでに本土への侵攻の準備ができていたが、アメリカはまだできていなかった。
もしナチスが原爆を使っていたら、核兵器は最も極悪非道な兵器だとして廃絶、禁止する方向に進んでいたはずだ。
アメリカは人権を信じていたかつてのアメリカではない。アメリカが基地を辺野古に移設しろというとき、米帝国を強化するために米兵駐留を支持しろと沖縄の人たちに強制しているアメリカである。戦争帝国、基地帝国、世界支配の帝国である。
アメリカはこれからアジア回帰として太平洋に兵力を移動させ、中国を封じ込めようとしている。沖縄は戦略的により重要になってしまった。アメリカの新たなアジアにおける世界支配計画の中で。
大田元知事の証言。沖縄戦では日本兵が食料や水を奪うために手榴弾で日本兵を殺していた。日本兵が同じ日本兵を殺していたのを何度も見た。壕の中で子どもを日本兵に殺された母親たちが、アメリカ兵に救出されたあとに日本兵をコロセ、コロセと叫んでいた。 -
課題図書
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戦争の本質とは「いかがわしい商売」で「大企業とウォール街、銀行家のための用心棒」として働くのが軍人だという。
米国政府は、ベトナム戦争の美化を行い。日本政府は太平洋戦争の美化を行う。但しオリバー・ストーンのいう加害者としての日本を忘れてはならないとして挙げている「従軍慰安婦」「南京大虐殺」「東南アジアにおける搾取」のうち前者2つについては議論・検証をした上での発言なのか否かだ。前者2つはかなり怪しいと個人的に思う。いずれにしても「7月4日に生まれて」が観たくなった。 -
アメリカはいじめっ子。
オバマがやっていることは容赦ない。
この本、鳩山さんが出ているのがNG過ぎる。
核兵器だけでなくアメリカは世界の兵器の73%を生産して、中国とロシア以外に売りまくっている。だからアメリカは本当に史上最大の軍事大国。