保守論壇亡国論

著者 :
  • ケイアンドケイプレス
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本棚登録 : 31
感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (285ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784906674527

作品紹介・あらすじ

中国を批判し、靖国に参拝すれば、それで「保守」と言えるのか。「保守論壇」の思想的劣化により、政治家と、日本の劣化が始まった。保守論壇をメッタ斬り!

感想・レビュー・書評

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  • 昨今の保守論壇の思想的劣化、思考力の劣化は、「存在喪失」から始まっている。つまり「深く考えること」や「粘り強く考えること」を嫌い、「わかりやすさ」と「単純明快な答え」を求めて、「思考停止」と「思考の空洞化」に陥り、その当然の結果として、思想的に地盤沈下している。

  •   「世界と闘う読書術」(集英社新書)からたどり着く。
      空疎なイデオロギー的言辞や粗雑な言説を、冷静に批判する。保守だからこそ、「保守論壇」の劣化を指摘する。まっとうである。そのまっとうさこそが、本書の何より魅力。
     「革新幻想の戦後史」からの興味関心゛もあった。

  • 安易に既存の答えを求めずに,じっくりと,現実を見据えて考え抜くことが重要なのだと,あらためて感じました。

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