村上龍と坂本龍一 21世紀のEV.Cafe (SPACE SHOWER BOOks)

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レビュー : 14
  • Amazon.co.jp ・本 (160ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784906700790

作品紹介・あらすじ

ふたりの「龍」による、伝説の対談が30年ぶりに復活。単行本初収録の対談、鼎談もたっぷり加え、未来なき、21世紀の日本を語る。

感想・レビュー・書評

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  • 最初のEV cafe とか熱狂的に読んでたような気がするんですが、これはだめでした。たぶん自分が変わっちゃったんだろうねえ。特に坂本龍一の断定口調が。昔はこの断定口調がちょっと気持ちよかったんだろうけど。

  • 同じ時代を生きた友達と久しぶりにお話しするというのは楽しい。

    そういう、場面に出くわして盛り上がってるおじさんたちの話を公然と盗み聞き?できるこのての対談は読んでて心地いい。



    最近の対談と、1998年くらいの対談もはいってる。

    時代背景とか懐かしいなぁ・・・

    当時は自分的にはどん底の時代だったけどw

  • 80年代の前半に村上龍さんと坂本龍一さん、そしてゲストを交えた鼎談、「EV.Cafe」という企画がありました。そしてそれが書籍化され、分厚い文庫本になったそれを、僕は中学か高校の時分に見つけて、何度か読みなおすほどに知的興奮を味わったものでした。ほんとうに大好きな本で、興奮した10冊というカテゴリーを作るならば、その中の筆頭におさめたいくらいなんですよね。
    それで、そんな本だから、きっと同じように楽しむ人が多いに違いないから、続編があるはずと睨んでいました。村上龍さんが編集長を務めるJMMでもちらっと「EV.Cafe2」について触れられたことがあったと思います。そしてそれは2000年頃の話で、それから3.11を経て、『村上龍と坂本龍一 21世紀のEV.Cafe』として、まとまった形で世に出ました。

  • 自分が頭が悪く、行動していないことに、反省ではなく、危機感を持てる本。

  • 学生時代~30代ぐらいまで、この二人からは大きな影響を受けてきたけど、いま久しぶりにこういうのを読むと、懐かしい感じはすれども、新しさや刺激は感じなくなっている。
    むしろ、時代や現実と乖離していると感じる部分すらある。

    自分たちは分かっている。見えているというような視点で、この国はダメだね。もう遅い。こままでは行き詰まる。というようなことを今も、十数年前も二人で話しているけど、この国はまだ普通にやってきている。
    もちろん多くの問題や根深い問題はあるが、それはどこの国も同じだろうし、いつの時代も同じだと思う。いまこの時代がことさらに未来が悲観的な訳でもないし、史上最悪な訳でもないだろう。だっていつの時代で識者たちはそう言っているんだから。

  • 冒頭の対談は、読んだ瞬間になんだこのグダグダの話はよう…、と思ったのだけど、しかし村上龍が3.11直後は不安で酒を飲んで昔のポップスを聞いていたと語ったこと、そして坂本龍一がどんなポップスかを聞いていたことが、なんだか救われてしまった。
    そして坂本と会うこと自体は楽しいけど憂鬱なんだ、と村上龍。これが、なんだかよくわかる。
    その対談以外はみな20世紀に行われた話。今あえて出すということに意図があるのだろう。
    浅田彰が、青年期と老年期がアナーキーなんだ、と思えば来世紀も明るいよ、と言っていた…。

  • 村上龍氏と坂本龍一氏を中心として、ゲストを交えた対談集。

    自分達が今生きている時代ってのは、どういう時代なのか?どう生きるべきなのか?というような一種の哲学的な対話をしています。特に3・11を境にして大きく変わったようです。

    村上氏や坂本氏は、かなり悲観的な見方があり、坂本氏は諦めている部分と(是非はともかく)諦めずに発信していく部分とが見え隠れします。発信していく部分はNO NUKES とか kizunaworld 等の活動に見て取れますね。

    共感したのは、今は「鈍感な社会」だということ。これは「人の痛みに鈍感」という意味だと思う。ニュース見てても、学校行ってても、仕事してても「えっ?」っていうことが多いよなあと思ってたけど、どうやら僕は「敏感な人」らしい。これは僕が特別敏感という訳ではなさそうで、まともな人は現代においてはそうなってしまうのだろう。

    坂本氏が学生だった全共闘の時代にも触れられているが、当時はおそらく「人の痛みに鈍感」になることに反発する人々がいて、声を上げて、行動してそれを阻止しようとしていた。現代は、ポツリと愚痴はこぼしても、大きな声で批判したり、ましてや行動してそれを正そうという人がほとんどいないんじゃないだろうか?

  • 特に3.11の後の対談は読み応えがあったけど、古めの鼎談はリアルタイムで読みたかったな。

  • 新作とおもったが、主に1998年から2000年の鼎談。日本社会の問題点は、そのまま今の問題のまま。解決が進んでないとも言えるが、状況がかわっていることも認識できた。
    浅田さんとの鼎談は、情報量が多く改めて注の資料を呼んでみたい。

  • 84年出版の『EV.cafe 超進化論』の続編。
    村上龍と坂本龍一の対談ほか、赤尾健一、浅田彰、伊藤穰一、北野宏明、塩崎恭久、竹中直純の鼎談を収録。
    鼎談は20世紀末に各メディアに掲載したものだが、21世紀の問題点を予見している。それはふたりの観察力、洞察力、本能によるものだと思う。

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プロフィール

1952年長崎県生まれ。76年に『限りなく透明に近いブルー』(第75回芥川賞受賞)でデビュー。2003年には、514の職業を紹介した『13歳のハローワーク』が125万部を超えるベストセラーに。財政破綻した近未来日本を舞台にした『半島を出よ』(05年)では野間文芸賞を受賞。10年には『歌うクジラ』(毎日芸術賞)を電子書籍として刊行。 近著に『55歳からのハローライフ』、『オールドテロリスト』などがある。16年に『日本の伝統行事 Japanese Traditional Events』を刊行。

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