伸びる子・できる子の親の日常 いつも子どもは親を見ている

著者 :
  • さくら舎
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784906732227

作品紹介・あらすじ

お母さん、お父さん、いつもどうすごしてますか?
子どもが本来持っている能力を引き出せるかどうかは、
その家の習慣からすべて始まっているのです。

伸びる子・できる子のベースにあるのは、生きる力=「人間力」です。大人になって、社会でどう自分自身の力を発揮できるかということ、「心の能力」がどう育まれてきたかが重要になってきます。本書では、伸びる子・できる子の親の家庭生活や教育法などを、様々な事例をもとに紹介。子どもをもつお母さん・お父さんが自分自身を見つめ直すきっかけにもなる本です。

感想・レビュー・書評

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  • 初めて読んだ育児本。
    ⭐︎覚えておきたいこと⭐︎
    ・子どもを愛してあげること、たっぷり甘えさせてあげることが大切。自立につながる。
    ・自然の中や日常生活の中にたくさんの学びがある。先行体験になる。
    ・親子共依存 他者に必要とされることで自分の存在意義を見出す になると、子育てに熱心な親に見えるが子供の本当の力を伸ばすことができない。

    項目が細かく分かれていて、読みやすかった。

    子供が大きくなった時にもう一度読んでみたら、その時にためになる事がまたありそう。

  • 子どもの成長を阻害する否定的な言葉、不安を煽る脅し文句...読めば読むほど反省ばかりだった。

    褒める、認める、促す。しっかりと心に刻んで子どもに接したい。何より自分のことが不安、自分を愛せないと結果として子どもに当たってしまうとのことで、こういうことがないか定期的に自問自答しようと思う。

  • 伸びる子のチェックリスト、生きる力の達成度を知る項目、日常生活に使える具体的な提案もあり参考になりました。読みやすい本です。

    中でも11歳の少年が書いた詩のエピソードが印象的でした。早産で生まれた双子の妹たちをガラス窓越しに見て思い浮かべた詩だそうです。

    海より深い愛情は
    親の愛情
    でもそれより深い愛情は
    親の愛情にこたえようとする
    子どもの愛情

    自分も3歳の子供をもつ親ですが、子供に対するしつけや勉強への関心もでてきて、良い子に育てないと、と謎の焦りがあったりしたのですが、この本を読んで、良い子ってなんだよ、いったい自分は何に振り回されているのか、とハッとしました。愛の本質、なんでいつも忘れてしまうんだろう。紙に書いて貼っとくことにしました。

  • 図書館で借りた本。
    最初の親の日常チェックリストを使って、子供に評価してもらったら、20点中15点でした。かなりの高得点!と、うれしくなった。内容もほぼわかっていたことだったので、日常の再確認となった。ただ、子供の忘れ物やうっかりミスが多いのは、今後も引き続き課題となります。

  • 【子育て・教育】伸びる子・できる子の親の日常/金盛浦子 /20140705(55/229)
    ◆きっかけ
    Kが図書館で借りた。

    ◆感想
    ・子供にやらせたいのなら、親が見本を見せる。ともに頑張っていくべき、ということを再認識。
    ・読書の応用はぜひやってみたい。

    ◆引用
    ・たっぷり甘えられた子供がきちんと自立する。
    ・甘える、ということは子供にとっては絶対欠かせない、心のビタミン。自己肯定感、自信、自立のベースになるもの。
    ・読書:①字が読めるようになると、今度は子供が両親に読んであげる、という形をとる、②読書へのアニマシオン(何度も読み聞かせた本だと、子供は一字一句を覚えている。そこで、一部を飛ばして読んだりすると子供が、それは違うよ、と指摘する、というゲーム。別のやり方として、ダウト、というゲームあり(一度読んで聞かせ、二回目読むときに、わざと登場人物や場所を間違えて読む、子供が気付いたらダウト、と言って間違いを指摘する)③サブキャラクターの細かい動きをピックアップして、それで新しいストーリーを勝手に作ってしまう。
    ・子供が持っている力を親が引き出す言葉:あなたのピアノの音を聞いていると、なんだかとても楽しい。あなたが頑張っているから、私もお料理頑張ろう、等々
    ・宿題や練習やらないとき、1ページだけやろう、とリード。
    ・相手の信頼を得るコミュニケーション=バックトラキイング(①相手の話した事実を返す、②相手の話した感情を返す、③相手の話を要約して返す)
    ・言うことを聞かないときのとっておきのフレーズ:あなたの気持ちは良くわかったわ。もう絶対に宿題はやらないって、ママと約束してくれる?ママそのほうがよっぽどすっきりするわ。いろいろ言ってきたけど、一度見放す体験をしたい。だから今日だけでいいから。
    ・家庭の教育力
     ①親が自分も勉強しているか?
     ②約束は守れているか?
     ③上から目線になってないか?
     ④こどもにだけゲームを禁止してないか?
     ⑤ありがとう、ごめんさい、は言えてるか?
     ⑥パートナーを尊敬しているか?
     ⑦好奇心を持っているか?
     ⑧親の理想を押し付けてないか?
     ⑨子供の人間関係に口出ししていないか? 
     ⑩不平不満や悪口ばかり言ってないか?
    ・どんな小さな仕事でも、それが子供の自信とやる気を育てる。
    ・町や暮らしの中 にある不思議を探検しよう。例)マンホールはなぜ丸い?
    ・体に焼きつく父と子の共有体験をつくろう。例)プラモデル、キャンプ、BBQ、釣り。NG:テーマパーク

  • 言われて腹の立った覚えのあることがたくさん書かれていました(笑)何とはなしにそんな言い方しなくても!!と思っていたことに少し説明がついたと共に、自分だけではなく、よくありがちなありようなんだな、と安心しました。ちょっとした手間と言葉の響きに気を配れる自分を目指そうと思いました。

  • 心理カウンセラーの作者が、親に向けた子育て本。
    子どもの可能性を広げるために日々心がけた方が良い親の行動を紹介しています。

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著者プロフィール

1937年、東京都に生まれる。青山学院大学文学部教育学科を卒業。小学校教諭を経て、東京教育大学教育相談研究施設、聖マリアンナ医科大学精神神経科、東京大学附属病院分院神経科にて研修生として心理臨床を学ぶ。1978年、東京心理教育研究所を開設。1990年より自遊空間SEPY(セピィ)を主宰。2002年、東京都よりNPO法人として認証を受ける。臨床心理士・芸術療法士としてカウンセリングにあたる。著書には、ベストセラー『男の子を追いつめるお母さんの口ぐせ』(静山社文庫)、『伸びる子の9割は、「親の口グセ」で決まる』(PHP文庫)、『伸びる子・できる子の親の日常』(さくら舎)などがある。

「2016年 『家族病 夫の問題 妻の問題 子の問題』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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