• Amazon.co.jp ・本 (384ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784906738151

作品紹介・あらすじ

安倍自公政権下のここ日本で誰もが知ることになったのは、今日の資本にとって民衆は「搾取し続けるために生かしておくべき“労働者”」であることをやめ「死ぬまで収奪し尽くすべき“奴隷”」になったという事実だ。
本書の各論者が、ギリシャとスペインを軸に現代ヨーロッパの「物質的構成」について展開する分析で「金融独裁」「植民地主義」「内戦」「カタストロフ」といった言葉で語るのもまた、資本による民衆のこの奴隷化にほかならない。
メトロポルの奴隷たちはいかに叛逆するのか。
いかにして彼らは攻勢に転じ「制度」を奪還するのか。
21世紀のコミュニズムは“自己組織化するアンダークラス”とともに到来するだろう。

感想・レビュー・書評

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  • 【請求記号】3090:769

  • 『資本の専制、奴隷の叛逆――「南欧」先鋭思想家8人に訊くヨーロッパ情勢徹底分析』

    【個人的メモ】
     ネグリの名前につられて読んだ。
     (本筋には関係ないことだが、)論者によっては、論争的だったり誰かと喧嘩しているようだったりで、本文には過剰に攻撃的な部分があった。


    【書誌情報+版元の攻める紹介文】
    [編著]廣瀬 純
    [判型]四六判、並製、天アンカットスピン有
    [頁数]384頁
    [定価]本体2,700円+税
    [コード]ISBN:978-4-906738-15-1


     ディストピアに身を沈め
     ユートピアへ突き抜けよ

     安倍自公政権下のここ日本で誰もが知ることになったのは、今日の資本にとって民衆は「搾取し続けるために生かしておくべき“労働者”」であることをやめ「死ぬまで収奪し尽くすべき“奴隷”」になったという事実だ。本書の各論者が、ギリシャとスペインを軸に現代ヨーロッパの「物質的構成」について展開する分析で「金融独裁」「植民地主義」「内戦」「カタストロフ」といった言葉で語るのもまた、資本による民衆のこの奴隷化にほかならない。メトロポルの奴隷たちはいかに叛逆するのか。いかにして彼らは攻勢に転じ「制度」を奪還するのか――
     スペイン、ギリシャ、イタリアの最先端政治理論家たちがポスト産業資本時代の「絶望するヨーロッパ」をラディカルに分析する。”
    http://www.koshisha.co.jp/pub/archives/592




    【目次】
      Ⅰ ヨーロッパ
    「危機」の政治化 サンドロ・メッザードラ 
     論考 ブリュッセルの「一方的命令」とシリザのジレンマ
      エチエンヌ・バリバール/サンドロ・メッザードラ/フリーダー・オットー・ヴォルフ

    資本の戦争的本性とその回帰 マウリツィオ・ラッザラート

    集団的知力の自己組織化のために フランコ・ベラルディ(ビフォ)
     論考 「ヨーロッパ」を名実ともに消し去ろう フランコ・ベラルディ(ビフォ)


       Ⅱ スペイン/ギリシャ

    「大衆」は突破口を探し求めている――ギリシャとスペイン フアン=ドミンゴ・サンチェス=エストップ

    新たな闘争サイクル――スペイン(1) ラウル・サンチェス=セディージョ
     論考 野生的で構成的な民主主義のために アントニオ・ネグリ/ラウル・サンチェス=セディージョ

    「匿名の政治」の出現とその運命――スペイン(2) アマドール・フェルナンデス=サバテル
     論考 文面的政治と文学的政治――政治的フィクションと15Mについて
      アマドール・フェルナンデス=サバテル

    「バルサロナ・アン・クムー」とは何か――スペイン(3) パンチョ・ラマス
     論考 侵入の世代 パンチョ・ラマス

    侮辱された人々による「ファック・オフ!」――ギリシャ スタヴロス・スタヴリデス
     論考 シンタグマの後で スタヴロス・スタヴリデス


    解説 現代南欧政治思想への招待 廣瀬純

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著者プロフィール

1971年、東京都生まれ。早稲田大学大学院文学研究科芸術学専攻修士課程修了。パリ第3大学映画視聴覚研究科博士課程中退。現在、龍谷大学経営学部教授。専門は、映画論、現代思想。主な著書に、『美味しい料理の哲学』(河出書房新社)、『シネキャピタル』(洛北出版)、『アントニオ・ネグリ 革命の哲学』(青土社)、『暴力階級とは何か』(航思社)ほか。主な訳書に、トニ・ネグリ『芸術とマルチチュード』(共訳、月曜社)、アントニオ・ネグリ『未来派左翼』(NHKブックス)ほか。

「2017年 『三つの革命 ドゥルーズ=ガタリの政治哲学』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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