歌人の行きつけ

著者 :
  • いりの舎
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  • Amazon.co.jp ・本 (176ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784906754960

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  • 電車にて酒店【しゅてん】加六【かろく】に行きしかどそれより後は泥のごとしも
    佐藤佐太郎

     新聞に休刊日があれば、酒呑みには「休肝日」あり。肝臓を休ませる日には、酒にまつわる歌人たちの交流話を味わいたい。

     近現代の歌人ゆかりの酒場を実際に訪れ、追体験した「歌人の行きつけ」。著者は、学生時代を北海道で過ごした歌人・田村元である。紹介された酒場は、北海道から沖縄までと幅広く、エピソードを読むだけでほろ酔い気分になってしまう。

     掲出歌は、左党の人々にはどきっとさせられる内容だろう。私も折々つぶやく歌で、昭和初期の東京での作。

     「加六」は銀座にあった店と聞いていたが、どの辺りだったのか、以前から気になっていた。すると、本書の、佐太郎に師事した秋葉四郎と田村元との対談で、加六が地図つきで紹介されており、思わず膝を打ってしまった。

     1935年の東京の地図によると、加六は銀座二丁目にあったらしい。酒は菊正宗の上等なものを提供しており、国木田独歩の短編小説「号外」でも、加六を舞台に「感心にうまい酒を飲ませ」る「正宗ホール」と紹介されていたそうだ。現在はビルが立ち並んでいるが、いつか、「泥」になるまで飲んでみたいような―

     ほか、札幌市で紹介されたのは北区の「ゆかり」。現在は残念ながら営業していないが、店内の壁には、札幌在住の山田航の次の歌がサインされていた。

     麦揺れて風はからだをもたざれど鳥類であることをみとめる 山田 航
    (2019年2月3日掲載)

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著者プロフィール

Asana Japan 株式会社
代表取締役社長
ゼネラルマネージャー

情報経営イノベーション専門職大学
客員教授

25年以上にわたりビジネスアプリケーションを通じて企業のパフォーマンス向上に従事。
特に、SaaSビジネスに関しては、2000年代後半の日本におけるクラウドコンピューティング黎明期から、常に先駆的な立場でクラウド活用による業務効率化を推進してきた。
SAPジャパンではマーケティングバイスプレジデント、ネットスイート株式会社の代表取締役、株式会社パソナテキーラ代表取締役、日本マイクロソフト業務執行役(ビジネスアプリケーション)などを経て、2019年7月より現職。
現在は、ワークマネジメントプラットフォームのAsanaの普及とともに、生産性向上とDXで働き方の変革をもたらす「ワークマネジメント」そのものの啓蒙活動に力を注いでいる。


「2020年 『より良く働くためのワークマネジメント』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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