- Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
- / ISBN・EAN: 9784906768158
感想・レビュー・書評
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現在、手に入る唯一の教育工学の教科書であろう。問題と解答があるが、解答がなくても構わないであろう。不登校の問題など新しい問題を入れているところが非常に新しいと思われる。ただ、学部学生には少し難しく、現職教員向けの教育工学という気がしないでもない。
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やはり横書きの方がいい。(本質ではない話だが)
練習問題の解答例が追加されたので、色々と考える視点も広がる。
旧版の時もそうだったが、一側面は捕らえられたが、本質を掴むには至らなかった。
元々そういう性質を孕む領域であるとも言えるかも知れないが、なかなか難しいものでもある。 -
教育工学とは、実際の教育現場において効果的な考え方や方法論・ノウハウを、再現性あるカタチにするものである。研究分野としては、人間の学習そのものを対象した認知科学や学習心理学のアプローチ、教育システムデザインISD、コンピュータを用いたCAIなどがある。
教育工学の特徴は、教育内容を効果的かつ再現性のあるものとして確立するために、さまざまな分野の考え方を取り入れいていることである(認知科学、学習心理学、情報工学、経営学など)
本書は、入門書ということで、教育工学に対する様々なアプローチを、実際の事例を交えて紹介している。ただし、事例は詳細な内容ではないため、具体的な内容が必要ならば他の書籍を参考するべき。
ただし、教育工学を俯瞰するには、充分な書籍となっており、近年のコンピュータを用いた学習・教育についても、触れられている。