「10年後失業」に備えるためにいま読んでおきたい話

著者 :
  • 夜間飛行
3.52
  • (5)
  • (7)
  • (13)
  • (1)
  • (1)
本棚登録 : 81
感想 : 17
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (248ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784906790098

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 著者の城さんは、同世代の人事コンサルタントなので、話が物凄く分かりやすく、納得できる。城さんの本は、これに限らずに若い人ほど読んでみるべき本だと思う。

  • 日本型雇用の野球チーム、ユニオンズが勝てるチームであり続けられるか、比喩が面白かったけど、それが1冊を貫くフィクションに仕上がっているわけでもなく、朝まで生テレビの話があったり、Audibleで聴いてると余計に展開が掴めない。
    問題があるのはわかった。だから、どんな評価制度だったら、企業は、各労働者は成長し、スキルを高められるというのか。そこまでほしいな。

  • ちゃんと調べずに購入をしたのですが、プロ野球の球団が「終身雇用だったら」という、物語調のお話でした。もちろん章ごとに今働いている人へのメッセージのような解説がついていました。

    雇用の流動化が、企業にとっても労働者にとってもひとつ現状を打破するという話は十分理解できます。寓話としても、プロ野球球団が終身雇用をするという、ある意味荒唐無稽でしたが、現実もわりと荒唐無稽な現状になってしまっている、というのが痛感します。

    ただ、労働者自身が雇用の流動化、というところに割りとマイナスイメージを持っているような気もして難しいところかと思う。おそらく自分がクビになるのが怖いのか(その可能性が薄くあるだけでも)、自分には影響の及ばない範囲で、うまくやって欲しいという思いなのか。

    著者の話は、メルマガも登録しているので大きく目新しいお話はなかったという理解です。

  •  日本のほとんどの大企業が採用している終身雇用・年功序列制度は、社員のモチベーションを低下させ、結果として競争力を下げている。その利益減のしわよせは非正規雇用の雇止め、優秀な社員にピンハネすることで、調整している。非正規格差についてはよく言われることだが、優秀な社員のピンハネは認識しにくい点。  今後10年程度で日本の凝り固まった制度が改革されるとは考えにくいが、個人としてできる事として、「自身の市場価値を高めておくべき」という考えには同意。半沢直樹がなぜ外国人にはピンと来ないのかという説明には納得。

  • ユーモアたっぷりな痛快な一冊。

    なぜ城繁幸さんが格差問題への処方箋に「同一労働同一賃金」を提言するのかが理解できるだけでなく、Brexitやトランプ現象といった「先進国中間層の内向き志向」や、香港の雨傘革命、台湾の向ひまわり運動、日本のSEALDsといった学生運動の根っこにある「世代間論争」も、「守られている層と守られていない層の対立」という構図で捉えるとスッキリし、取るべき行動(信じるに値しない主張の特徴)が見えてくる。

    国会や討論番組などの多くが既得権益者らによるプロレス状態であることがよくわかる。

  • オーディブルで聞いた本。

    プロ野球チームを終身雇用・年功序列の管理にしてどう転ぶか、ストーリーに沿って日本企業の危なさを教えようとする本。本質的にいいたい事はわかるのだか、話の作り込みが非常に甘くてつまらない。わかりきった結末をわざわざ例え話にしてる感がすごい。
    こういうのって倒すべき悪をもっと狡猾で隙のない感じに作らないと説得力がでないよね。もう隙かありすぎて…

  • 日本型人事とプロ野球チームというおもしろい組み合わせ

    現在および今後の日本企業におこる事態を記した書

  • なぜ自分が今の会社で働いているのか、古い記憶と今がつながりました。

  • ★×3.5

    好きな作家である城繁幸さんの新作。面白かった!物語をベースに日本の雇用問題、特に終身雇用の問題点を指摘。でも最後に「戦う終身雇用」という部分は熱い想いが伝わってきた。

  • 後半の雇用制度の論議は面白かった。ただ自分自身が終身雇用に守られている側で、これといって世の中に役立っている実感がないので、耳が痛い話。地道に頑張るしかないけど。

全17件中 1 - 10件を表示

城繁幸の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×