- Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
- / ISBN・EAN: 9784906866182
作品紹介・あらすじ
街が空中に浮かべられるくらいの近未来-特有幻想という異能力に覚醒してしまった者たちは、一般社会から隔絶された浮遊学園都市"楽園"に集められていた。柾貴は菓子作りが趣味の平和な高校生だったのに、最高レベルの幻想具現者と判定され転校してくる。再会した幼馴染みのシャーリーと、物静かで不思議な少女アリス。ふたりは、幻想悪用の校則違反者を取り締まる"規律委員"の最強ペアだったが…ささいな口論からチームを解消してしまう。しかも、柾貴は最高レベルだという理由でアリスから、新しいパートナーに選ばれてしまい…!?最強!最凶?紅茶とお菓子の異能学園バトル-レベルMAXで開幕。
感想・レビュー・書評
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学園都市で、能力者で、ジャッジメント的な組織で、レベルアッパー的な敵で、一見役に立たへん能力の主人公な話。
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異能バトル学園もの。
主人公がちょっと嫌味なくらいハイスペック。だが嫌いではない。
やはりむらさきゆきやとは相性がいい。楽しめそう。
読了。
この物語にはどうやらヒロインが二人いるようだ。
アリスとシャーリー。
ダブルヒロイン性で二人の間にヒロインとしての優劣、序列が存在しない作品と言うのは、実は意外と珍しい。
ハーレムものでも基本的には真ヒロインと呼ぶべき存在はいる。
ダブルヒロイン性で序列が存在しないタイプというと、三角関係を題材にしたものか、双子ヒロインネタくらいじゃなかろうか。
とは言え、それでもヒロインに序列はつくもの。
思いつく限り、ダブルヒロイン性で序列がつかないものは、ぢたま某のキスシスぐらいしか浮かばない。
このアリスとシャーリーも、いずれ序列は出来てくるかもしれない、と後書きには書かれている。
どうなるか、興味深い。
1巻時点では幼馴染であり主人公に好感度MAXなシャーリーこそ正ヒロインという印象はあるが、物語の流れ的にはツンデレ系のアリスこそ正ヒロインという気がしないでもない。
後書きでは第三のヒロインの可能性も上げていて、大変興味深い。
個人的には、序盤で少し登場しただけの氷梨にも期待したい。
アリスとシャーリーのコンビに関しては、往年のダーティーペアを想起させられた。
それぞれのキャラクター性はまったく似ていないが、「トラブルを解決する女性コンビ」「有能だが回りに多大な被害をもたらす」ってところが、なんとなくダーティーペアを思い出させられた。
むらさきゆきやの頭の中に、もしもダーティペアのイメージがあったなら、うれしい。 -
舞台設定は面白そうなのにキャラとストーリー導入がテンプレ過ぎてつまらない.2巻に期待か?
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設定だけ取りあえげていくと、この作品独自の、というところが弱くて残念。脳内設定でアリス(CV:小倉唯)、シャーリー(CV:石原夏織)で読みました。
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ファミ通文庫で『覇剣の皇姫アルティーナ』を書いているむらさきゆきや氏最新作。
今回の内容はファンタジーではなく、学園異能バトルラブコメ。
アキネ会の日常
浮遊学園のアリス&シャーリー 1 (けーた)
http://blog.livedoor.jp/akinator/archives/29768006.html -
異能者の集まる学園モノ。個人的にはシャーリーの天衣無縫さが好きだな。主人公は最高レベルでも能力的に俺Tuee系ではなさそうなのが面白いと思いました。まぁ戦闘力は決して低そうではないけどね。裏での暗躍者たちとかいろいろ伏線もあったし、ナンバリングされてるし、次も楽しみに待とう。
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主人公が薄い気がするのは、あくまで語り手だからだろう。
本当の主人公はアリスとシャーリーなのだろうし。
それでもラブコメなんだよなぁ。 -
元気っ子とお姫様というテンプレ通りなヒロインsに,潜在能力もそれ以外の部分でも高スペックという主人公,そして裸ハプニング…どう見てもむらさきゆきや作品です本当にありがとうございました.ぶれがなくて安心だけど.
異能の説明がそこまで詳しくない割りに,アプリケーション・ドラッグという異能に深く関わるアイテムが物語のキーなので,世界観設定は弱い.けど,キャラ勝負と言えるほど差別化もできてないし….
レベル分けによる選別が行われる近未来都市…とあるレベル0を思い浮かべるのは気のせいだろうか.