- Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
- / ISBN・EAN: 9784906866243
作品紹介・あらすじ
竜洞マスミと竜部シンヤの名を知らぬ者はない。二人の名は天津煌国の滅亡とともにいつまでも語り継がれていく。煌国の下士官竜士である竜洞マスミは赴任先の端琉島で親友の竜部シンヤとその妹、アユネと再会を果たす。竜巣艦の教官を拝命したマスミだったが、敵国であるグロース帝国が端琉島へ奇襲攻撃を行い、部隊は甚大な被害を被ってしまう。かろうじて難を逃れたマスミとシンヤは、住人と負傷兵を脱出させるため、絶望的な戦力差のなか、敵国の戦闘機部隊との戦いに赴く。煌国の歴史が大きく動くこの戦いは後に「端琉島脱出戦」と呼称されることとなる。壮大なスケールで描くファンタジー戦記、開幕!
感想・レビュー・書評
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竜に乗るエースの話。
出だしはそこそこやったけど、後半はなんか暗かったな。
戦略もドッグファイトもいまいちやった。
この後は、姫を担いで、ボンボンを立てて、ヨゴレ仕事をしていく話になるんやろな。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
友人に勧められて読んだけど、これは面白かった!
タイトルとイラストから銀英伝のような硬派ものかと思ってたけど、まったくそんなことはない現代ラノベで読みやすかったね。
とはいえ、中身はガチ。絶望的な空戦の世界。
ラストの展開には、もう…。
読み応えのある素敵な作品でした。
続きも早く読みたい! -
硬派だけど秀作
蒼天のサムライ 第一部 端琉島脱出戦 (けーた)
http://blog.livedoor.jp/akinator/archives/31912893.html -
絵はあまり好みな感じではないし、あらすじも硬そうな印象を受けたものの、何となく購入。思ったよりも面白かった。
戦争題材にしている割りには、結構読みやすいと感じた。
一方で、ちょっと物足りない感じもする。 -
敵国大艦隊の奇襲を受けた天津国の士官が、負け戦の中で軍人として任務を全うすべく奮闘する、ファンタジー戦記もの。「竜vs戦闘機を描きたかった」とあとがきにある通り、隊列を組む航空機に対して戦術的に対抗する竜の騎兵隊、というバトルは面白かったし、マスミの知略戦もよかった。後の英雄や、後の歴史上の汚点という伏線は投げっ放し、次巻以降のお楽しみ?
ところで、男2人メインのイラスト+習字フォントの題字という体裁で意図的に悪目立ちさせている表紙に加え、紹介文には「壮大なスケール」「空戦」「戦記」と硬派をアピール。その煽りっぷりに耐える内容かというと、どうも上滑りしている感が拭えない。後半の、やたら戦場の無情を強調する描写と展開は、物語上の必然というより、「硬派で壮大なスケール」という演出でしかない気がした。
イラストは好みとはいえ、p223のはなぁ。