魔法のメガネ

著者 :
制作 : 制作協力:陰陽研究会/解説:勝又靖彦 
  • キラジェンヌ
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本棚登録 : 53
感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (167ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784906913114

作品紹介・あらすじ

ある街に伝わる、かけるだけで病気が治り、あらそいごとがなくなるという『魔法のメガネ』伝説。その真相を確かめようと10人の子どもたちが探検に出かけた。嵐に襲われ、森をさまよった先で出会ったのは、森に大昔から住んでいるというちょっと変わったおばあさん。彼女は子どもたちに『魔法のメガネ』の作り方を語り始めるが…。マクロビオティックを世界に広めた歴史的著書を現代風にリメイク。半世紀ぶりに復刊!「陰陽の法則」がよく分かる物語。

感想・レビュー・書評

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  • 桜沢さんの本は他にも読んだことがあるはずなのだが、
    なんていうタイトルなのか思い出せない。
    この本は分かりやすかった。
    小学生でも読めるかも。

    ①物事には陰と陽がある。陰が▽、陽が△。
    △性の国(暑いところ)でよく伸びるのは▽の植物。

    全てはバランスでできている。
    △▽△▽△・・・

    ②コーヒーを飲むと眠れなくなるわ。
    それは▽がすぎたのじゃ。▽極まれると△になってしまうから。

    まわりまわっている。

    ③旧約聖書の創世記を知っているかね?
    この5つの世界を創世記に当てはめてみると、
    まず「光あれ」で光の世界が生まれる。
    一日目に「空」を作り給う。
    三日目に土ー地球を作り給し、草木(植物の世界)を生ぜしめ給い
    四日目に日、月、星を
    五日目に生物、魚、鳥、虫
    六日目に家畜と人を作り給いました。

    七日目は確かお休みだったはず。だから今も日曜日は休みで・・つながっている。やはり宗教をもっと学ばねばならん。

    ④最後に△▽の見分け方をおさらいしよう。
    まず、色。紫が一番▽性で赤が△。
    次に温度。熱い方が△性で冷たい方が▽性。
    それから堅さ。堅い方が△性でやわらかいのが▽性。水や気体が▽性だ。
    続いて、軽いか重いかだ。もちろん重い方が△性じゃ。音やにおいも考えてみる。そして水分も見る。水分が少ないほど△性で多いほど▽性。
    そして、上へ伸びるか下へ伸びるかを見る。

    見分ける目を持ちたい。そして、バランスをとって生きることが大事。

    ⑤陰・・陰気、静か、おとなしい、賢い。
     陽・・陽気、明るい、にぎやか、活発。

  • 陰陽の見分け方がよくわかった。
    また、読み返したい。

  • マクロビの桜沢如一氏の陰陽理論、無双原理を物語風に綴ったもの。

    陰陽が絶対的ではなく相対的に生まれること、中庸の大切さがとてもわかりやすく説明しています。

  • 陰陽の説明が解りやすい‼
    解ったつもりにならないように
    じっくり考えてみよう⁉
    全てはバランス。偏らないことが大事

  •  陰と陽で事物を体系的に見ていき、視座・視点の入れ替えをやりやすくするための思考のツールを伝えるものだと思った。
     マクロビオティックが科学的なものかどうか、体にいいのかどうか、意味不明だが、ただ、この人のやりたかったことは健康法ではなく、ただの「体系」だったのではないか。

     私達は初詣やひなまつりやらをするわけだが、それは宗教なのかと問われれば、まあ宗教だけれども、教義というか聖典もありゃしませんというものだ。
     例えば「宗族」は、では宗教かと問われれば、そうではないが、日本から見れば、宗教にも見える。韓国の映画とかで、同じ「金」だから、ナンパは無理とか、あった。
     この宗族に見られるようなある「体系」。もしくは私達が定期的に祭りや初詣をする「体系」。それを「魔法のメガネ」ということで著者も作り出しているわけで、それで気持ちが安心するのならばそれでいいし、体系的にそうやって事物を見られるのならば、長寿等に関係なくても、日々平安には過ごせるので別に良いのではないか。
     この本を読んでいる最中はいつも三浦梅園を思い出す。やがて陰陽では説明し尽くされないポイントがいくつも出てくる。裸眼でみると世界は混沌としているので、メガネによって説明し尽くせる世界にして、すっきりさせましょうというもの。

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