東京 わざわざ行きたい街の本屋さん

著者 :
  • ジービー
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感想 : 27
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  • Amazon.co.jp ・本 (160ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784906993413

感想・レビュー・書評

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  •  (9/8)の朝日新聞で書店「双子のライオン堂」の店主・竹田信弥さんのインタビューが載っていました。

    「本当によい本は、業界がどうなっても残る。本当によい本屋もどんな事があっても残る。100年続けることで、本屋がどんなに大切か実証したいです」という店主の熱い思いに心動かされ、書店で働く者(注・バイト)として是非ともその本屋さんに行ってみたいと思い、本書を片手に本屋さん巡りの旅に出かけました。

     まずは、本の街・神保町に行ってきました。

     最初に行ったのは「矢口書店」さん。
     ここはドラマの台本等も置いてあることでシナリオを勉強する者にとっては、夢のような古書店です。
    実際の映画やドラマの台本等を手にとって没頭した…いのですが、この店の規模に店員さんが三人座ってらっしゃって、圧が凄い。
     神保町の古書店を舐めてました。
     結局、二冊購入し、次の本屋さんへ。

     次に向かったのは「にゃんこ堂」さん。
     とにかく猫の書籍だらけの店内。
     店主の方が気さくな方で、この店を始めた時、猫の本を置いたら立ち止まって貰えたので猫の本を入れているうちに猫の本だらけになった。とのお話を聞かせて頂きました。
    可愛らしい猫の本にまみれ、棚を見たら買いたくなるのが人間の欲望で、つい予算以上の購入を!
    「にゃんこ堂」さん!恐るべし!

     そして本書には載ってませんが、大崎「ブックポート」さんへ、とある本がどうしても欲しくて立ち寄りました。

     最後の締めに冒頭で述べたとおり、作家が”100年後も残したい本”を売る赤坂・「双子のライオン堂」さんへ行きました。

    え?
    ドアが本!
    本の中に入っていくの!!

     そして「髪をとかして、履き物の泥を落とし」
    店内に上がると「来た客を西洋料理として食ってしまう」

    というのは、「注文の多い料理店」でしたw

     履き物を脱ぎスリッパに履き替え、店内には所狭しと書籍の数々が。

     店主の竹田さんがいない時間という事は知っていたのですが、いらっしゃった店の方と店が移転した事や入口のドアを作る時の苦労話など楽しく教えてくれました。

     そして書店で勤めていながら、今まで読めなかった書肆侃侃房、
    (しょしかんかんぼう)と読むんですね!
    素敵な本との出会いがありました。

     皆様も本書を手に本屋さん巡りの旅はいかがですか?

    • nejidonさん
      はじめまして♪
      フォローしてくださり、ありがとうございます。
      この本に、とても興味を持ちました。
      残念ながら私の住む田舎には、そもそも...
      はじめまして♪
      フォローしてくださり、ありがとうございます。
      この本に、とても興味を持ちました。
      残念ながら私の住む田舎には、そもそも本屋さんがありません。
      こうなったら自分で「にゃんこ堂」を作ろうかと思います。

      積読本の本棚、というのが面白くて好きです。
      リフォローさせていただきますね。どうぞよろしく。
      2017/11/03
    • くりりんさん
      はじめまして。
      nejidonさんは本と猫が好きなんですね(^^)
      こちらこそフォローありがとうございます。

      本屋さんがなくても今の時代は...
      はじめまして。
      nejidonさんは本と猫が好きなんですね(^^)
      こちらこそフォローありがとうございます。

      本屋さんがなくても今の時代はネットで手に入るから、指名買いですかね〜。

      私は色んな本屋さんの雰囲気が好きで、見かけると必ず入ってしまいます。そして積読本が増えて行くのです(笑)
      2017/11/04
  • 東京の古本屋と新刊書店を紹介する本です。タイトルにあるようにわざわざ行きたい良い本屋をしっかりセレクト。エリア毎の地図、最寄り駅から徒歩何分か、扱うジャンル、店舗内写真など欲しい情報もきちんと記載されており東京古書巡りの参考になる事間違いなしです。

  • 東京に住んでいる本好きな人は絶対に持っていた方がいい本です。こんな面白そうな本屋さんがたくさんあったんだ!といった発見ばかりです。次の休みはどの本屋さんに行ってみようかなぁ♪と眺めるだけでわくわくします。

  • 東京に住んでた時に買ったのに、東京に住んでいるうちに読まなかったことを後悔。
    東京には素敵な本屋さんがたくさんあるなあ。
    いつかは行こうと思っていけなかった有名店の他にも、この本で知っていきたくなった本屋さんがずいぶんありました。

    例えば『写真集食堂めぐたま』
    5000冊もの写真集に囲まれながら(店内閲覧可)、添加物を使わない”おうちごはん”を食べることができる本屋さん。
    いやもう、食堂メインで伺いたい。←邪道

    例えば『BUNDAN COFFEE & BEER』
    駒場にある日本近代文学館の中にある店。
    新刊本も古本も、そして雑貨も扱っている。
    日本近代文学は、今後読むべきカテゴリーとして温存してある。
    待ってろ、文豪!
    で、ここのカフェには、文豪の名前が冠された珈琲、文学作品の中に登場するランチやデザートがあるんだって。←結局食欲か

    子どもがまだ小さかった頃、吉祥寺にある子どもの本の専門店に行ったことがあるけれど、この本にはそことは違う絵本専門店が紹介されていました。
    『MAIN TENT』というお店。
    写真を見ただけで、楽しそう。
    子どもがしゃがんでも絵本探しができるようなレイアウト。いいね。

    元気な町の本屋さんと言えば、中井にある『伊野尾書店』
    本屋でプロレスをしたり焼き肉を食べたり野宿をしたりって、どういうこと?
    モットーは「やり過ぎくらいがちょうどいい」らしいです。

    絶対行きたい谷中の『ひるねこBOOKS』
    猫、北欧、絵本、どれも大好き。

  • 最近では、閉店する書店が多いなか、こんな個性的な本屋さんが、近くにある人が本当に羨ましいです。
    いつかこの本の本屋さん巡りをしてみたいです。末永くがんばってほしいです。

  • まだ本屋さんには力がある!
    愛と希望にあふれた個人書店の数々に、この本をガイド代わりにどんどん訪ねていきたくなった。

著者プロフィール

ライター。1985年生まれ。早稲田大学文学部卒。2010年よりサラリーマンを続ける傍ら、小さな本屋の魅力を伝える活動「BOOKSHOP LOVER」を始める。現在は独立。Webや雑誌などを中心に、本屋と本に関する活動を多岐にわたり行う。

「2017年 『東京 わざわざ行きたい街の本屋さん』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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