日常の小さなイライラから解放される「箱」の法則―感情に振りまわされない人生を選択する

  • きずな出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784907072162

感想・レビュー・書評

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  • この本はほんとにヤバい。過去の、2冊の「箱」の本を読み、セミナーも受けたというのに、相変わらず箱の中から世界を見続ける俺。バカじゃないのか?
    6年前職場をクビになったのも、妻や子どもとうまく行かないのも、大切なバンドをボロボロにしてきたのも、ぜ〜んぶ俺が原因。わかっている。だが、改めて頭をガ〜ンと殴られた感じ。さらには、根本ともいうべき、親や兄弟との関係。ここはそっとして置いてほしかった。「毒になる親」と決めつけて、向きあわずに済みたかった。
    さて、これからどうするのか?? 踏み出せるのか?? でも、怖すぎるぞ。

  • 自分が気づいたことや感じたこと、しなくちゃ、した方が良いと感じたことに、あれこれ理由をつけて自分を正当化して行動しないことが、一番自分を苦しめる。
    イライラや不機嫌の原因は、ほとんどこれだと気づいたのはつい最近。
    そんな考えを正しいよと後押ししてくれる本になりました。

    なんだか人間関係が煩わしい、毎日なんとなく面白くないと感じていて、それをなんとかしたいと思っている人は読んでみるといいかも。
    こういう本は、なんとかしたいと思ってないと、読んでも意味がないし、むしろ悪影響になるかもしれない。

    前作の、自分の小さな箱から脱出する方法 とほぼ同じ内容だが読みやすくなっている。

  • 「自分の小さな「箱」から脱出する方法」を日本版に書き直した一冊。

    内容というか伝えたいことは、前作と同じ。登場人物や舞台に違いがあるだけってことで、星3つ。内容は相変わらず反省させられる。

    前作と同じ内容をわざわざ書いただけあって、さらにわかりやすく書かれてあるけど、わかりやすくなったぶん、自分で想像しながら考えながら読む必要がないせいか、中身が薄くなったようにも感じた。

    「箱」に入るには、まず自分の感情にうそをつくことから始まる。そして相手をモノとしてしか見ていない自分は、悪いのは相手だと自分を正当化して抜け出せなくなる。

    「箱」から出るには、まず自分が箱の中にいることに気づくこと。そして、気づいただけで、やっぱり悪いのはあいつだから箱に入って当然だ!と思うのではなく、自分に非があることに気づく。それで、すでに箱から半分出たようなもの。

    次に、相手が感じているだろう苦痛や重荷を考えて、自分がすべきことを行動する。この行動は、今からでもできる簡単なこと。

    人は生きている中で何度でも生まれ変わることができる。それはただ、自分の気持ちや行動を悔い改めることで決意することでできる。

    前の投稿でも書いたけど『生まれ変わるなら、生きてるうちに!』。
    もしかしたら自分は箱に入っているかも。と思える自分を常に持ち続けていこうと思う。

  • タイトルの通りであり、人間関係をスムーズにするためにはとても役に立つと思う。

    しかし、『自分の小さな「箱」から脱出する方法』と本質的には同じようなことがあり、
    前作を十分理解していれば必要ないかなとも思う。
    本作の方がボリュームを絞って、
    (舞台を日本にしたこともあり)
    その分読みやすくなっている気がする。


  • 自分の小さな箱の内容がより身近でわかりやすくなった内容。

    加えて箱に出る方法がより詳しく書かれている。

    過去の自分を見つめて悔い改めることで成長すると言う前書ではない意見も述べられていた。

    箱の中に入っていることは自分の問題。そしてそれにより人をものとして見てきて悪影響を及ぼした人はどれくれいいる?

    考えたこともない、考えたくもない問いとワークだった。しかし、自分が箱にいることでそれだけ迷惑をかけていたことに気づかされた。

    共謀というのは、心理学のピグマンオン効果、若しくはゴーレム効果に似ている面があると感じた。

    グループ共謀は職場でも派閥等で発生している。組織の中の箱に入った関係として分かりやすい。

    メインテーマではないが、自己啓発難民という概念が面白かった。テンションは上がるから下がる。確かなことであろう。

    しかし、自分の中で問題意識、変わる必要があればテンションの下落を緩めることもできるであろう。

  • 忙しくなるなる時、怒られている時、部下がうまく動いてくれない時、など、イライラする要素は沢山あるが、自分のものさし(箱)の中にいないか振り返ることが大事。
    相手をものとして見ていないか?と、普段から相手の考えをどれだけ聞けるか、話せる環境があるかなどが大事。
    当事者目線でアドバイスをもらいながら読み進めていくような感覚になれる本。

  • 心を健康に、穏やかに保つ術。常に余裕のある人でいたい。

  • 読みやすくてサクサクと進んで、あっという間に読み終わる。舞台が日本なので、非常に分かりやすい。「箱」の概念をいつ納得できるかによって、理解度が分かれるかもしれないと思った。内容としては分かると言えば分かるのだが、すんなりとハイそうですかとできるものでもないのではないか。特に子育て中の親としては、子どもを相手にした場合には難しいものだなぁと言う思いがあった。一気にできるものではないので、少しずつにでも成長したいもの。

  • 最近イライラすることがあったので、タイムリーでした。
    人として見ること、自己裏切り→自己正当化に繋がる。
    裏切らないように行動していこうと思う。

  • すごくイライラして辛かったときに
    おすすめされて借りて読みました。
    周りの人にも家族にも読んでほしい一冊。

    レンタルだったが買うか悩むところ。。。

  • ストーリー形式
    人間関係で悩みが少しでもある人にはぜひ読んでもらいたい
    きっと気づきが得られ、状況を改善できるはず
    自分の考えを変えることは難しいが、状況を変えるには1番最短の道だと思います

  • 仕事をしている中で政治的に動く人間がいるため、それに対して自分がイライラしていることが多くなったので、読んでみました。

    確かに箱に入っているか否か?を見直すのは重要な気がする。大抵イライラした中で行動した結果はあとで後悔することが多いので・・。

    また、相手の立場に立って考えることの重要性も、人を動かすを読んだ後に再認識したので今一度自分を見つめ直そうと思う。

  • 前作をまた思い出すのには良かった。
    また虚構の件はぐっときた。自分に正直に誠実に生きるようにしようと思った。

  • 昔読んだ『自分の小さな箱からの脱出する方法』を思い出し、この本を手に取った。
    どのように人と向きあえば穏やかに過ごせるかを教えてもらえる。

    自己欺瞞を認識する

  • 緑本よりもこちらの方が平易で読みやすかった。

    「すべての人を、人として見ること」
    やっぱりこれにつきるのかな。
    テクニックとかうんぬんじゃなくて
    自分は相手のことを人として尊重できてるか。
    尊重するというのは
    相手にもしたいことがある、相手にも思っていることがある
    それを汲もうとしているかどうか。

    クラス経営をしていてイライラすることもあったけど
    自分の学級経営が上手くいくための子どもではないということは
    常々思い返さないといけないなぁ…。

    自分は何のために子どもたちと関わっているのか。
    自分が気持ちよく過ごすため、
    学級経営がうまくいくため、
    授業がうまくいくため、
    そんな目的のために相手は存在していない。
    目的がズレると相手をモノとして見てしまって箱に入ってしまうように思う。

    目の前の子どもの目の前の幸せのためという一点の目的。
    その子どもは子どもではなく一人の人。
    自分と同じように欲求も不安も希望もある。
    それを忘れないようにしたい。

    人として接すれば自ずと存在を大切にする言動になるはず。

  • イライラしたとき、箱に入ってしまってるなーと思う度に読み返し、箱から出る手段にしてます。
    全ては自分がまねいたこと。それを認識し、どう行動するか。

  • 相手がする行動は全て自分自身に
    問題がある!

    理由①心の持ち方 人をモノとしてみている
      ②自己正当化 箱に入っている
      ③共謀 お互いに対して箱に入った状態

    自分自身に問題があるので自分の箱に
    気づき箱から出る4つのステップを踏んで
    箱の外にいれる人生を送れるように
    していきたい。

  • 会社の人にイライラすることが多くて、わたしは相手を"モノ"として見てたんだなと痛感した。自分を正当化するのに精一杯で、相手の立場になって考えることができていない。「箱」から抜け出してフィルターなしに世界を見たいと思った。

  • 箱の本。
    緑の本では自己欺瞞、とされていた訳が、自己裏切り、になっていた。
    確かに、裏切り、のほうがニュアンスが正しい気がする。

    (途中)
    1. 箱の中にいるかもと自覚する(半分でる)
    2. 箱の外の世界を探す。
    3. 新たに状況を考え直す
     3-1. 相手にとって何が大変か、苦痛化考かえる。書き出す。
     3-2. 自分が与えた大変さ、苦痛を書き出す。
     3-3. 自分が相手を見下したりモノ扱いしたことがないか考える。書き出す。
     3-4. 以上をふまえ、何ができるか考えて、書き出す。(すぐできる小さな行動)
    4. 感じたことをする。

    あとがきの車のエピソードが泣けた。

  • こちらは、サラリーマンが会社の上司や部下、奥さんとの関係を改善することをテーマにした本。
    私も、今までの人間関係を反省…。

  • 相手をモノとして扱っているということは言われてみれば確かにということが思い出されます。人として尊重して接すれば行動しないことも、モノとして接すれば自分を主体として損得問題により行動がより分けられてしまいます。それにより生じた箱により事実がゆがめられてしまうという事実があること、箱の存在を認めていくことができればエモーショナル・インテリジェンスが高まり、結果的に衝動的、偏向的な行動が抑えることができると感じました。

  • 自己啓発本。

    人のことをモノ(邪魔!、道具!、無関心)として見ている瞬間はないか。うまくいかない相手、自分がそう見ていることが原因ではないか?

    何かをしよう!と思ったのにしなかった(自己裏切り)結果、自己正当化が起きる。自分を裏切ると、だんだん夢から遠ざかる。

  • 前作を物語形式にして、わかりやすく読みやすくした本です。
    引き込まれました。

  • 今日、1冊目の方の本を再読したくて借りてきたところ。
    読まねば、なんだけど積ん読本貯めすぎているので、しばし我慢。

  • 自己欺瞞の世界である箱から出るためのステップをストーリー仕立てで説明している本。
    年齢を重ねて虚構の世界に入ってしまい抜け出せなくなる という一文がグッときました。

  • 内容は基本的に1冊目と同じだった。
    箱の中にいる、つまり人をモノとしてみている限り、世界は広がらない。
    要は、人の立場に立って考えることができない限り、人も自分を人として見てはくれないってこと。
    なかなか忙しい生活の中で人のことを自分のことのように考えるって難しいけど、少しでもそうなれるように頑張ろう!

  • 再読、そして熟読。
    「周りの人々に抵抗することをやめたとき、箱から出ることができる」
    第1作と合わせて5年かけて、よっやっと実感できるようになってきたかな。
    今までずっと、箱の中でもがいていただけだということに気付かされます。

  • 非常に読みやすく、ほんの数時間で読み終えれた。
    自分が他者に対してどのように見ているのか。ヒトとして見るか、モノとして見るのか。
    思ったことを実行しなかった際の自己裏切り。やればいいのにやらなかった場合はその行動を正当化してしまう。この辺は自分の中で考えさせられた気がする。
    まぁ何にせよ自己啓発系の本で自分の中で何かを考えさせられました。

  •  相手に良く思われようと考えてる時、私は相手より自分に関心がある…自分が相手からどう見えるかではなく、相手に関心を寄せ求めている結果を得るために貢献することが相手との関係を良くする方法なのだと思います。

     おわりにより「どんなことが起きても、箱には入らないで、それらと向き合えたらと思います。それが、一番、自分を楽にさせる方法だと信じています。自分が変われば相手も変わるものです」確かに、変わって欲しい様な相手に対しても、尊敬する人とか、自分の人生にとてもいい影響を与えてくれた人に接する様にすると、相手との関係が変わる様な気がします。しかしこれは「相手が変わった」と言うよりも、自分が「箱」から出られた瞬間なのだと思います。先ず自分から変わるということではなく、自分が変わることによって世界の見え方が変わるのです。 

     自分にとって都合の悪い問題が起こった時、人のせいにして心を乱していると、何時まで経っても負のスパイラルから逃れることはできませんよね。スティーブン・R・コヴィー博士の『7つの習慣』に書かれている「関心の輪」ではなく「影響の輪」に働きかけることも、まさに「箱」から出る(自ら変わる)ことなのではないかと思いました。

     自分が箱に入って(いる状態で)接していると思う人が経験しているだろうと思われる障害、重荷、苦痛を考えてみる。自分が(その人に)加えたと思われる障害、重荷、苦痛を書き出す。大きい小さいにかかわらず、その人を不正に扱ったり、見下してみたことはないか…これらのことを踏まえて、(自分が)その人にすべき(いますぐにでもできる簡単な)ことは何か…実は、自分が受けていると思っている障害、重荷、苦痛は、自分が相手の障害、重荷、苦痛を理解しないことによって生じているわけですね。

     「自分が感じたことをするか、裏切るか」例えば、駅などの公共の場所に手袋が落ちていた時、拾って駅員さんに預ければ、落とした人が取りに来るかもしれない…そんな小さなことができないと、「落としたことを気づかない人に非があるんだ。」というように、誰かに責任を押し付けなければならなくなります。それってちょっと悲しいですよね。

  • 緑の本を読んでからこれ!
    イライラは確かによくなった。さて続くかどうか。

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