人生に迷ったら知覧に行け―流されずに生きる勇気と覚悟

著者 :
  • きずな出版
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感想 : 23
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  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784907072193

感想・レビュー・書評

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  • 最近心が荒んでいたのもあり、すごく心に響いた。このタイミングで読めてよかった。普段自分が悩んでいることより、人生にはもっと大切なことがあるんだとはっとした。知覧、行ってみたい。

  • フォトリーディング
    知覧

  • いまの経済発展を生み出してくれた日本の先人たちの土台の上に成り立っているということだけは忘れてはいけない。

    命より大切なことがある。それは徳を貫くことである。

  • 知覧特攻隊の方々は死ぬ前に自分のことじゃなく、周りの大切にしてくれた人たちへの感謝と共に最後を遂げた。
    今の時代だからこそ、利他の精神をもつこと、周りに生かされていることを理解して生きるべき。

  • アメリカによる侵略から護りたかった祖国日本、日本に住む家族や大切な人の幸せのために散っていった若者。
    日本を護るために死んでいった若者が現在を見て、命に代えて護って良かったと思える日本になっているだろうか。

  • 【なぜ読むか】
    知覧に行く前に予習として読んだ。読んでよかった。知覧に行く前の準備になった

    【筆者の主張と私が感じたこと】
    個が強調されるがあまり、公の意識が希薄になっている現代に疑問を呈している。人間は一人では生きていけない。我慢を知らず、欲望のままに他人などどうでもいい、という世界に繁栄はない。

    特攻隊は未来の日本人、つまり我々に思いを託して飛んでいった人が大勢いた。自分の家族はもちろん、日本という国を命懸けで守らざるを得なかった。その中で自身を納得させるために死生観を確立したり、大切な人に思いを伝えたり、各々がもがき、苦しんだ。
    そういう先人たちの礎のもとに我々は生きている。そんな人たちの純粋な思い、無念を知ってこそ生きるべきである。

    大切な人を守る。大切なものを守る。そのために生きる。自分はどうしたいのか、徳を貫くためにはどうしたらいいのか。考え抜くことが大切

    知覧に行って、感動するだけではダメ。じゃあ、自分はどう生きるのか。この人生観を確立する。行くまでに考える。

    藤井中尉と家族の話は心が痛んだ。一体藤井中尉はどんな思いだったのだろう。どれほど痛い思いをしたのだろう。

  • あっという間に読めました。特効隊員の方のお話がメインで、何度も目頭が熱くなりました。自分の死を覚悟した時に、周りの人を思いやることができるのか… 自分はまだ自信をもって、YESと言えませんが、残りの人生で自分の使命を意識し、精一杯生きていくことができたらと思います。

  • あるFacebook
    おススメの一冊は?
    という問い
    何人かの人がオススメしていたタイトル。

    『特攻隊員の多くが
    自分の大切な人の幸せを思って逝った。
    自分の死が、未来の日本人たち
    つまり僕たちの幸せにつながると信じていた』
    『フォーユーの精神で生きる』
    『愛する人の幸せのための礎になる、
    自分の行動を通して未来の勇気になる
    先人の意志を継ぎ、後世へつなぐ』


    一冊の本を読んでもみんな感じ方は人それぞれ。

    ここに感銘した、
    ここが響いた、
    一番のおススメ、
    涙が止まらない

    いろんな感想がある。
    それが違うんだなということを実感。

    歴史に学ぶことも多くあると思う。
    自分でわかることは体験したことだけなのでは
    と思った。
    そして本を読んだからといって
    全てを知った気にならないことだな。

    今、必要でなかったのかもしれないし
    自分の意識が向いてないかもしれないし
    魂が望んでないのかもしれない

    ただ、一度知覧に行ってみたくなった
    きっとそのうち行く機会があるんだろうなぁ

  • この本の影響を受けて、漸く知覧に行きました。是非一度行かれることをオススメします。

  • 学生の頃、歴史の時間に学んだ「特攻隊」。同じ日本のことなのに、どこか他人事のように感じていました。
    かつて特攻に行った若者たちの立場に、もし自分がなったとしたら、、どう感じて、どう行動するだろうか?と、すごく考えさせられます。
    先人たちの未来を思う気持ちと勇気により
    いま存在する自分のこの命、どう使う?どう生きる?ということを考えるきっかけとなりました。

  • 『人生に迷ったら知覧に行け』/永松茂久

    「いま、日本はいい国ですか?」
    「あなたは、いま幸せに生きていますか?」

    本書の表紙を捲ると、いきなり、こんな問いかけから始まります。いきなり、後頭部を強く殴られたような衝撃を受けます。

    著者である、永松さんは、元々、大分県出身で、最初はたこ焼きの行商から仕事をスタートした人です。本業をもとに、人材育成、人材コンサルなど幅を広げていった人です。

    私が永松さんのことを知るきっかけが、本書でした。
    年齢も比較的近いし、何かイケメンだな~と思いつつ、手に取った時に、書いてあったのが表題でした。

    本書は鹿児島県知覧の特攻隊のことを取り上げながら、今の自分たちの生き方について、読者に疑問を投げかけ、又は、指南している内容となっています。

    p28
    遺書の向こうにいる特攻隊員さんから、なんとなく、問いかけられたように感じたメッセージだった。
    「あなたの大切な人は笑っていますか?」
    「僕たちが残したかった未来の日本はどんなふうになってる?」
    「いま、日本はいい国ですか?」

    p29
    ノートの最後に特攻隊員さんから聞かれた(ように感じた)この言葉を書いた。
    「僕は男としてこういうふうに生きたよ。ところで、あなたはどう生きる?」

    時代は当時と現代とで、全く違います。でも、本書に言わせれば、
    p178
    人間は過去の延長線上にいまがあり、いまの延長線上に未来があるということなのだ。
    となります。

    過去、現在、未来はそれぞれ別個ではなく、すべては一つの線状にある。
    過去に尊い命を祖国である日本の為に投げうった人たちが残してくれたからこそ、今があります。では、その今を生きる自分たちは、これからの未来を生きる人たちにどんな国を、どんな未来を残せるのか、その生き方について読者に疑問を投げかけています。

    私はまだ、知覧どころか鹿児島県にも行ったことがありません。でも、本書を通じて、特攻隊の人が生きた時代、生き様を自らの目で見てみたいと強く感じました。
    本書を読み終わった後も、疲労感を感じました。それだけ読了後の余韻も衝撃が強かったです。

    こんな時だからこそ、「for me」という考え方ではなく、「for you」の精神でありたいですね。

  • 素直な文章の中に、若い著者の「伝えたい思い」がストレートに届きます。
    自分のためだけに生きることと、特攻隊員の遺書にあるような、人のために生きることとは、人として根本的に違う事のように思います。
    そういうことが素直に感じられる、あたたかい本でした。

  • 4月に鹿児島に旅行に行くため、事前に知識を取り入れたいと思い読んだ。特攻は無能な作戦だったと片付けずに、知覧のことはぜひたくさんの人に知って欲しい。知覧の地から戦地に向かっていった彼らは、ごく普通の若者であり、家族思いだったことを感じさせられる。不安で仕方なかったろうに、けれども母をはじめとする大切な人にはそんな素振りを見せない。私たちにもそんな一面はあるのではないだろうか。
    そして、一番多くの人が飛び立ったのは大隅半島の鹿屋という基地からだったことも多くの人に知って欲しい。

  • 地元が近いので、改めて知覧に行ってみたいと思った。生きてる意味を見つめ直したい。

  • 知覧に行った。
    人生変わった。

  • 2015.2.1-2.7
    「感謝」「使命」「大切な人との幸福な時間」を手にする
    やりたいことを見つける一番の方法は、「自分の命は有限である」と知ること
    特攻隊の遺書-自分のことでなく自分以外の他人に対する愛や思いやりに溢れている。
    フォーミーではなく「フォーユー」

  • 知覧が呼んでいる気がする…。来年は終戦後70年が経つ年。来年、行かねば。

  • 文句なくいい本だった。それに泣けた。
    家族のため、国のために生命を賭けて戦ってくれた人達に感謝します。
    今の日本が平和で豊かなのは、先人に努力のおかげです。こうした幸せを次の世代に繋げていくのが、私たちの使命と感じました。

  • 人生を変えるようなものが知覧にはある。一度、行ってみようと思う。

  • 前作『男の条件』を完成させるために一冊にまとめられた、かつて大東亜戦争のころ特攻隊機の数多くが戦地に向かった、鹿児島の知覧にある『知覧特攻平和会館』を訪れることで、特攻隊として戦禍に散った英霊たちの男いき、大切にしていたもの、託されたタスキを感じてほしいという想いのこもった一冊。

    最近、死ぬときに後悔しないように、何にでも挑戦しよう!とか、やりたいことをやろう!とか、我慢せずにしたいことをしよう!と意識しながら過ごしてきたけど、心のどこかに何か引っかかるものがあった。

    それは、この本を読んではっきりした。

    特攻隊員の気持ちをわかろう、理解しようとは、とてもおこがましく、畏れ多くて、わかるはずもないけど、もし自分が余命1日と宣告されたとしたら、自分がやってきたことを後悔したり、あれもしたかった、これもしたかったと思うんじゃなくて、嫁さんはきっと悲しむから元気づけてやりたいとか、娘はどんな人と結婚するのか、いい人を見つけてほしいとか、息子には母親や姉のことをしっかり守ってやってくれと託すだろうと思う。

    そして、親に感謝して、先立つ不幸を謝りつつも、心配しないように潔く見せるだろうと思う。

    過去には、特攻に散った先人のことを、精神が洗脳されていたとか、軍国主義のロボットだとか言われることもあったけど、今と何も変わらない大切な人を思う普通の若者だったんだと思う。

    きっと今の多くの日本人も、同じように感じるんじゃないかと思った。
    その点で、自分が後悔を感じないようにという言葉にどこか違和感を感じていたんだろうと思う。


    また、日本は戦後10年で高度経済成長に入り、20年後には東京オリンピックを迎え、新幹線も開通し、奇跡の復興を遂げた。
    この頃、第一線で働いていた30~50代の先人は、戦前の教育を受けており、世のため人のため、国のためというベースの中で教育を受けてきた。
    そして、戦後教育を受けてきた世代がつくった日本は、バブル経済とそのあとの混沌とした社会。

    一概には言えないかもしれないけど、戦前の教育のいい部分を抜き出したり、自分のこと、個人のことばかりを大事にしすぎず、公、国を大事にするという教育も必要なんじゃないかと、考えさせられた。

    先人から託されたタスキをしっかり受け取って、世界に誇れる日本をつくり、また後世の日本人により良きタスキをしていこうと思う。

  • 特攻隊の人達が望んでいた平和な時代に生きているのだから、その人達に恥じないような生き方をしなくてはと思いました。

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著者プロフィール

株式会社人財育成JAPAN代表取締役、センチュリー出版オフィス 主幹。大分県中津市生まれ。2001年、わずか3坪のたこ焼きの行商から商売を始め、2003年に開店したダイニング陽なた家は、口コミだけで毎年4万人(うち県外1万人)を集める大繁盛店になる。自身の経験をもとに、全国で多くの講演、セミナーを実施。現在は自身の執筆だけではなく、次世代著者育成スクール、出版コンサルティング、経営コンサルティング、出版支援オフィス、講演、セミナーなど、数々の事業を展開する実業家である。
著作業では2021年、『人は話し方が9割』(すばる舎)がすべての書籍を含む日本年間ランキングで総合1位(日販調べ)、ビジネス書部門で2年連続1位(日販調べ)、トーハンのビジネス書年間ランキング(トーハン調べ)で1位に輝く。2022年2月、同書が単冊で100万部を突破。著書に、『人は聞き方が9割』(サンマーク出版)、『40代をあきらめて生きるな』(きずな出版)など多数あり、書籍累計発行部数は310万部を突破している。


「2022年 『自分を整える 手放して幸せになる40のこと』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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