密林と兵隊―青春と泥濘 火野葦平戦争文学選第4巻

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  • 社会批評社
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  • Amazon.co.jp ・本 (262ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784907127046

作品紹介・あらすじ

小社復刻版の火野葦平「兵隊三部作」(『土と兵隊 麦と兵隊』『花と兵隊』)は、NHKスペシャルの「従軍作家たちの戦争」でも取り上げられた。これは、戦前300万部を超えたベストセラー。「三部作」は、中国戦線の土と農民と兵隊を壮大なスケールで描いた戦争ルポであったが、完結編とも言えるこの本は、アジア・太平洋戦争史上、最悪の戦争と言われた、インパール作戦を状況を兵隊目線から描いた、火野戦争文学の集大成である。

感想・レビュー・書評

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  • 前半はすごく面白い。
    塩を得るため、踊りくるって、お互いの肌を舐めあうとかぞくぞくする。
    後半はすこしダレた感じ。

  • 著者自身の悲惨な体験がないとこのような凄惨な戦争そのものを描くことはできなかったと想う。作中である兵に語らせていたトーマス・マンの言葉「国家などといっている間は、人間の不幸は絶えぬ」が心に響いた。

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著者プロフィール

1907年1月、福岡県若松市生まれ。本名、玉井勝則。
早稲田大学文学部英文科中退。
1937年9月、陸軍伍長として召集される。
1938年『糞尿譚』で第6回芥川賞受賞。このため中支派遣軍報道部に転属となり、以後、アジア・太平洋各地の戦線に従軍。
1960年1月23日、死去(自死)

「2016年 『青春の岐路 火野葦平戦争文学選 別巻』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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