言葉屋 言箱と言珠のひみつ (朝日小学生新聞の人気連載小説)
- 朝日学生新聞社 (2014年11月19日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
- / ISBN・EAN: 9784907150518
作品紹介・あらすじ
小学5年生の詠子のおばあちゃんのお仕事は、町の小さな雑貨屋さん。…と思いきや、本業は、「言葉を口にする勇気」と「言葉を口にしない勇気」を提供するお店、言葉屋だった!言葉屋の成り立ちと使命を知ることとなった詠子は、その夏、言珠職人の見習いとして、おばあちゃんの工房に入門する-。朝日学生新聞社児童文学賞第5回受賞作。
感想・レビュー・書評
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まず、絵が可愛い!!一応子供用だから、短めで読みやすい。
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言葉をめぐるかわいいお話達。
詠子ちゃんを取り巻く“おばあちゃん”をはじめとする家族の人たちの存在温かさといったら!
全ての子どもたちがこんな大人に囲まれてて欲しいと願うばかりです。 -
児童文学を久しぶりに読みましたが、面白かった。
小学生の可愛らしさと、言葉の使い方、つながりが素敵でした。 -
子どもと一緒に。
言箱と言珠がある世界、素敵だなぁと思う。これから詠子が言葉屋として成長していくのも楽しみ。シリーズ読み進めていこうと思う。 -
「言葉を口にする勇気」と「言葉を口にしない勇気」を販売する『言葉屋』という設定があるファンタジーではあるものの、全体のお話はファンタジー要素少なめ。
小学生の主人公が人との付き合いかたや言葉の大切さ、思いやりなどを学んで成長していく物語になっています。
読み終わったあとに優しい気持ちになりました。
内容や雰囲気に合ったイラストもかわいくてステキですね。
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性格が真反対の2人が仲良くなるのは珍しいなあと思ってよんだ。
クラスでファッションの話題が出ていたのは、私のクラスと違うなあと思った。-
2023/09/10
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言葉の大切さを改めて感じました。
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言葉屋シリーズ最初の本!
とっても面白かった!
短めで読みやすいよ。 -
人に言葉を口にさせる勇気が宿る「言珠」
口にしない勇気をつかさどる「言箱」
それを扱う「言葉屋」
「一見、誰でもなんでも言えているように見えて、本当に言いたい言葉は口にできない、そんな息苦しい環境が多いような気がしてね。そんな世の中で育って、詠子のような子どもたちが、自分の言いたいことを主張できなくなってしまったら、悲しいじゃないか。言葉になれずにたまった我慢の気持ちは、やがて毒になって人の心をむしばんでいく。言葉として放出されなかった力は、たまりにたまると自分の中で暴発して自分と周りの人を傷つけるのさ」
思ったことをすぐ口に出してしまいがちな私には「言箱」、全然口に出さずためている夫には「言珠」がほしい(笑)。
朝日学生新聞で連載されているようですべての漢字にふりがながついているけれど、中学年以上におすすめ。
最新刊は9巻。他も気になります。