- Amazon.co.jp ・本 (366ページ)
- / ISBN・EAN: 9784907188221
作品紹介・あらすじ
革命100周年に問う、共産主義崩壊後のもうひとつの現代思想。
バフチンの再評価からナショナリズムの隆盛まで資本主義と宗教回帰のあいだで問われるロシア的なものとは?
翻訳・年表・座談会で徹底分析。
小特集「遊びの哲学」では、ベルナール・スティグレールの講演を本邦初訳で紹介。
さらに東浩紀を聞き手とするインタビューを収録し、遊びをめぐる哲学の最先端に迫ります。
感想・レビュー・書評
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ウクライナ情勢悪化を受けて読んだ。
ロシアが今日のようになることが思想的に充分に準備されていることがわかる。プリレーピンやドゥーギンについて本書のように日本で紹介することはもう難しいかもしれない。だからこそ貴重な資料です。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
2017年出版ですが現在のロシア情勢の背景理解として勉強になった。現在行われていることに賛同することはできないけどプーチンの背景のロシア内の思想状況に現在の状況につながりうる論理や感情、その勢力があったことがわかる。乗松氏による日本の思想状況との対比は特に面白かった
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アレクサンドルドゥーギンの考えを知りたくて購入しました。
リベラリズムでもなくコミュニズムでもなくナショナリズムでもない、第四の政治理論。
ドゥーギンは知識人なだけに、引用を入れてくるので自分の知識不足を思い知らされました。
第四の政治理論は難解ですが、納得できる箇所もあり、特に人々を中心とする考えは惹かれるものがあります。
過去のドゥーギンの発言から極右のヤバい思想家と言われていますが、だからといって第四の政治理論を知ろうとしないのはもったいないです。