彼女のひたむきな12カ月

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感想 : 4
  • Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784907583651

作品紹介・あらすじ

ゴダールに恋した青春の日々。
19歳のアンヌの葛藤と成長を描く、自伝的小説。

受験勉強に励んでいたアンヌは、1966年6月のある日、新進気鋭の映画監督ジャン=リュック・ゴダールに手紙を送る。
それが彼女の運命を変えてしまうことになるとは、考えもせずに――。

1966年~1967年、それは古き良きブルジョワ文化と若者たちの新しい文化がせめぎ合い、政治と芸術が混沌と共存していた時代。
当時、毛沢東思想の影響を受けていたゴダールは、やがてアンヌを主役に据え、映画『中国女』を撮影することになる。

ゴダール自身や祖父モーリヤック、哲学者フランシス・ジャンソン、映画評論家ミシェル・クルノ、ジャン=ピエール・レオ、ジュリエット・ベルト、フランソワ・トリュフォー、ジャック・リヴェット、ジャンヌ・モロー……その時代を彩る綺羅星のごとき人々に囲まれて過ごした激動の1年間を、アンヌ・ヴィアゼムスキーが生き生きとした筆致で描く。

感想・レビュー・書評

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  • 映画『グッバイ、ゴダール!』を観に行ったときにたまたま本屋で見つけた、当時ゴダールの妻だったアンヌさんの自伝的小説。アンヌの筆致は理路整然として決してゴダールを貶めたいわけではないのだろうけど、それでも苦言を呈したい、ゴダールがきもい

    ちなみに『グッバイ・ゴダール!』はこの本の続編が映画化されているので、ゴダールはなんか輪をかけてクソ野郎になっている気がしました ただアンヌ役のステイシー・マーティンは可愛いので…

  • 2017/4/21購入
    2021/1/11読了

  • それを言っちゃあおしまいよ、なんであるが、なんとも遠い。
    彼女自身が望んだわけではないにしても、文化的にも(モーリヤックの孫!)階級的にも(亡命ロシア貴族の娘!)経済的にも(ブーローニュの森にほど近い高級住宅住まい!)交友関係にも、何もかもに恵まれたセレブの、映画のストーリーのような12ヶ月で、でも19歳の小娘だよね?とところどころツッコミを入れたくなる。

    半世紀もたって書くことには記録としての意味もあるし、書くだけの才能も素晴らしいが、過去は常に美化のファクターがかかっていることを忘れることは出来ない。

  • 少女の心情がよく描かれている。
    この本を読んで一番衝撃的だったのはゴダールの甘えん坊さ、ワガママさ。
    恋愛になると、人間はお互いを人間としてよりもエゴが強くなるものなのかな。若いころ、恋愛には無関心だった私にはなかなかインパクトがあった。
    モーリャックの孫と言うのが、力を帯びるのは
    とる人にとってみてだろう。

    アンヌは、前作と共に付き合った男のことを書いたけれど、何故だろうとおもった。普通に小説を書けば良いとは思うのだが。

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著者プロフィール

1947年生まれ。ロベール・ブレッソン『バルタザールどこへ行く』(1966)で女優デビュー。
ジャン=リュック・ゴダールと親交を深め、『中国女』(1967)に主演。同年7 月にゴダールと結婚するも後に離婚。
ピエル・パオロ・パゾリーニ、マルコ・フェレーリ、フィリップ・ガレルらの映画にも出演した。
80年代後半からは小説(主に私小説)を発表し始める。代表作に『愛の讃歌―愛さえあれば』(日之出出版)や『少女』(白水社)など。
2012年に『彼女のひたむきな12カ月』(DU BOOKS)でサン=シモン賞とデュメニル賞受賞。
2017年闘病の末に逝去。

「2018年 『それからの彼女』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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