ほら なにもかも おちてくる

  • 瑞雲舎
3.07
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本棚登録 : 106
感想 : 11
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  • Amazon.co.jp ・本 (32ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784907613167

感想・レビュー・書評

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  • 〝花びらが、テーブルのうえに音もなく落ちてきます。風に舞って楽しげに。 噴水の水が落ちてきます。水の中では、魚が泳ぎ、小鳥たちガ、水遊びをして遊びます・・・花びらも、林檎も、雨も、雪も、ほら何もかも、みんな落ちてきます・・・〟自然の営みの豊かさを感じる、詩情あふれる美しい絵本。 (原題:All Falling Down)

  • 落ちもくるものっていろいろ。
    季節もめぐる。そして最後はキャッチ。

  • 何もかも落ちて来る、とゆうことですが、あまり意味がないような〜

  • きれいな絵本。いろんなものが空から落ちてくる。はっぱやゆきやりんごも。

  • 何もかも落ちてくる。自然のものが。夜のとばりも落ちてくる。最後に子供がお父さんの腕に落ちてくる

  • 3分

  • 2017年度  2年生  3分
    『おちる』という言葉を使った文章がただただ続きます。
    英語では「fall」で全部すまされる言葉が日本語では『おちる』一言では表しきれません。
    日本語の表現の多さなどを子供達に伝えることが目的ではありませんがいろいろな文章を作るようになった2年生に言葉の面白さが伝わればいいなと思い読んでみました。
    子供達からあまり反応はありませんでしたが、文章一つ一つを聴いて絵をよく見てくれているようでした。  
    2017年度  5年生
    言葉遊びの絵本。
    「落ちる」を使って文章が次々と続きます。
    ひとつの言葉に限定して文章を作るのも面白いね。


  • 「はなびらが、テーブルのうえに おともなく おちてきます。かぜにまって たのしげに。」

    噴水の水、リンゴの実、木の葉に雪…春夏秋冬、たくさんのものが落ちてくる。雨が降れば畑は潤い、街では人々が傘を差して家路へ急ぎ…落ちてくるものとそれを受け止める人(もの、動物)たちの様子が短い文章と優しい挿絵で淡々と描かれて行く。

    クライマックスはジミーという小さな男の子のお家の中。ここからの描写が大好き。夜のとばりがおりて、星が落ち、ジミーは静かに寝床へ。朝になり、ジミーを起こしに来たお父さんはジミーをベッドから抱き上げ、空中にぽーんとほうり上げ…「でも ジミーは おちません。おとうさんが、ジミーを しっかり うけとめました。」終始幸せな空気に満ち溢れ、満足して読み終えることができる。

    「落ちるもの」という視点から幼い子にもわかるような自然の不思議や日常の豊かな暮らしを描いた一冊。読むにつれ心がゆったりとし、読後は当たり前の景色が愛おしく感じる。

    夜寝る前や静かな朝、穏やかな昼下がりにぴったり。幼児から。

    絵本「どろんこハリー」のコンビ、ジオン&グレアム、初めての絵本。「ほら おちてくる ふってくる」の改訳。

  • ・『あっおちてくるふってくる』の再刊。訳者は同じだが、訳と書体(フォント)が違う。「いえじ」などのことばが省かれ、より簡単な表現になっている。
    ・子どもたちの日常生活が淡々と描かれて、その中で当たり前にある自然に対する驚きや不思議、気づきが得られる。
    ・集団での読み聞かせより、親子間などのもっと親密な中での読み聞かせが向いているのでは。
    ・淡い色合いながら、様々な細かいところまで描かれた絵は、魅力的。

  • 落ちてくるもの、降ってくるもの、下りてくるもの。
    色んなものが上から下へ。中には上から下というわけでもないのに下りてくるものもありますね。
    元の文章は分からないけれど、微妙なニュアンスを含むので、日本語に訳すのは相当な神経を使いそうです。

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著者プロフィール

アメリカ・ニューヨーク生まれ。ニューヨークのプラット・インスティテュート卒業後、出版社で広告デザイナー・編集者を経て、フリーライター・デザイナーとして活躍した。1952年にデビュー作品である妻グレアムとの共作『ほら なにもかも おちてくる』(本作)がコルデコット・オナーを受賞。『どろんこハリー』(福音館書店)、『はちうえはぼくにまかせて』(ペンギン社)など沢山の作品がある。1975年没。


「2017年 『ほら なにもかも おちてくる』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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