いま、子どもたちがあぶない!: 子ども・絵本・メディア

著者 :
  • 古今社
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感想 : 2
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  • Amazon.co.jp ・本 (271ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784907689483

感想・レビュー・書評

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  • 14年前に発行された本です。テレビ・家庭用ゲーム機の時代を経て、パソコンが家庭に入り込み、インターネットや携帯電話、DVDが当たり前となった頃、それでもまだスマートフォンやタブレット端末のない時代でした。
    生まれてすぐからあらゆるメディア刺激に曝される現代の子どもたち。早期からそれに危機を感じ警告を発していた小児科医や幼児教育・保育現場の専門家たちを招いたセミナーの記録(講演や討論を文字に書き起こしたもの)でした。
    さすがに本の内容には古さを感じますが、今も子どもたちはこの本で指摘するように様々な影響を受け、更なる新しい問題に直面しています。
    大人さえもスマートフォン(インターネット、ゲーム、動画視聴など)の利用を自制するのが難しいです。1才、2才の子どもたちが小さな手で器用にスマートフォンを操作して動画やゲームに夢中になる姿に最初は愕然としたものですが、それすら今では当たり前の見慣れた光景となってしまいました。
    子どもたちが静かにゆっくりと、自分から外の世界を感じ取る機会が、今の社会では保証されていません。自然に触れ、絵本や人とのふれあいを通して様々な体験を積む、そんな時間を大切にできる社会になってほしいと改めて思いました。

  • 講演会録。この時から10年近くの月日が経ち、携帯メールはさらに進化してSNSに。ビデオはYouTubeなどの動画に。
    世の流れにはなかなか抗えないし上手く時流に乗ることも必要かも知れないけれど、来し方は認識できても行く末が見えないことへの不安。おそらく大昔から続く危惧感なんだろうな。
    小野かおるさん・絵の宮澤賢治絵本『なめとこ山の熊』はぜひチェックしたい。

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著者プロフィール

斎藤惇夫 1940年新潟市生まれ。小学校一年から高校卒業まで長岡市ですごす。長年子どもの本の編集に携わり、現在は、著作と、子どもの本の普及活動を続ける。著書に『グリックの冒険』『冒険者たち』『ガンバとカワウソの冒険』『哲夫の春休み』(以上、岩波書店)、『おいで子どもたち』(日本聖公会)、『現在、子どもたちが求めているもの』『子どもと子どもの本に捧げた生涯』(以上、キッズメイト)、講演録に『わたしはなぜファンタジーに向かうのか』(教文館)などがある。

「2017年 『河童のユウタの冒険(下)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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