- Amazon.co.jp ・本 (286ページ)
- / ISBN・EAN: 9784907725143
感想・レビュー・書評
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高機能自閉症と診断される迄の著者の自伝。見えている世界の違いに驚き、胸が苦しくなりました…。
(アスペルガー症候群の)訳者あとがき
「自閉仲間たちに囲まれてみたら、私はとてもとても普通、正常だった」「『私たちの普通』がある」「普通らしくふるまうのは、どうしても必要な時だけでよい」「『直さなければ』の代わりに、なめられても損だから、ここは合わせておこうか」と思えるようになったことで、精神的余裕ができたのか、必要な時の演技まで上手になった」等々。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
高機能自閉症の人の視点が分かる。
とはいえ、一人ひとり感じ方は違うものだから、これが自閉症の人たちの世界なんだ!って一般化するのは危ないと思うけれど。
周りの環境って大事で、それによって二次的な障害を作ってしまうのを防ぐこともできると頭では分かっているつもりだけど。
実際問題、今の社会に馴染むには相当の努力?が必要なんだろうなあ。
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みんなと違うと感じながらもわからずっと普通になることを目指してエネルギーを消費していく。自閉症の女性の話。
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はぁ…グニラさんには世界がそう見えているのか…。アスペルガー症候群の方の自伝。
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生きていくだけでこんなにも大変で、しかもただのわがままとみなされてしまう。何が耐えがたいほど不愉快なのか自分の体の在りかすらわからず、説明することができない。いじめられやすく、またルールをじゅんしゅするために「これから毎日一発ずつお前を殴る」と言われると従順に殴られるだけでなく、殴るやつが来なかったらわざわざ探しに行ってしまう。
結局は自分のことが説明できるようになったけれどなんでそうなったのかはご本人もよくわかっていない。 -
493.7
ニキリンコ訳
流し読み… -
レポート用に。
自閉症だと分からないまま生きてきた女の子の話。
理解しようと思うのは、ただの思い上がりのような気分になった。 -
生きづらさを感じながら成長し、成人してから高機能自閉症と診断された著者による自伝。
本物の人間になりたいと感じる気持ちが痛いほど伝わってくる。
「そのままでいいんだよ」といってあげられる大人が周囲に一人でもいれば… -
読んでいて感じたのは、真剣さと生きる強さ。
周りと上手く同調出来ない事に対して「何故?」と問い掛け、
なんとか解決策を紡ぎだしていく。
ただ、前半は「出来ない」「分からない」の連続で、
読んでいて凹むのでスルー。
後半の、コミュニケーションの部分は多少参考になったかな、と。 -
2007/10 読。