- Amazon.co.jp ・本 (252ページ)
- / ISBN・EAN: 9784907725747
作品紹介・あらすじ
「働ける大人」になるためにやっておけること、こんなにたくさんあった!自閉っ子の「経済的自立」を応援する一冊。
感想・レビュー・書評
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自閉症について知ることができる一冊。
何よりも当事者の方のことばだから、具体的でわかりやすかったです。
感覚統合障害のこと、体力には行動体力と防衛体力の二種類があること、自分では自分の疲れが分からないことなど、なるほどー!の連続でした。
ニキリンコさんの本、他にも読んでいきたいと思います。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
太字になってるとこは、ほとんど大事な情報で、いっぱいメモしました。
身体や感覚のことを、こんなにわかりやすく書いてくれてる本は他にないなと思います。
職場の人たちと共有したい一冊です。 -
仕事との関わりで購入。自閉症である藤家さんとニキさん、さらに作業療法士の岩永さんも加わり、対談形式で書かれています。
自閉症の人の身体感覚、ボディイメージの特殊性について、著者の体験をもとに話がすすめられていてとても分かりやすかったです。心の問題、社会性の問題と捉えられがちな自閉症を、身体という切り口で理解しようとした本書はとても価値がありますね。
感覚統合療法についても書かれていて、その入門書としても読むことができます。特別支援教育に関わる人に、必読の一冊だと感じました。 -
作業療法士の先生も加わり、感覚統合の問題が大きく取り扱われ、かつ分かりやすい文章で書かれている。成人当事者と支援者のみならず、小児当事者と支援者、学校の先生などの手助けになる好著だと思う。自閉症に携わる臨床心理士は勿論の事、感覚の諸問題に臨床で携わる事が多い耳鼻咽喉科医も一読した方がいいと思う。
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「感覚」って何?「感覚統合法」って何?ということについて書かれています。
興味ない人にとってはチンプンカンプンかもしれませんが、自閉症を含む発達障害を持つ人が、自分を取り巻く環境をどのように肌で感じ取っているかのヒントになる本です。
ウチの子も”超”感覚過敏なので、すっごく参考になりました! -
(2013.12.21読了)
職場に変わった子がいて、ちょっと困っていたので「自閉っ子、こういう風にできてます!」を読んでみました。
今回はその続編です。
参考になりました。 -
TOSSノート
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1冊目がすごく面白くて何度も読み返しているので (人によってこんなに感覚が違うなんてびっくりだった)、続も読んでみた。感覚統合療法についてのちょっと難しい話が多いのだけど、言語聴覚士もちょっと出てきたりして、いつか参考にできるかなと思った。
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≪図書館≫
自閉症の人たちは身体的なトラブルが多い、ということがよくわかった。
それを改善して体力をつけるためには、闇雲に頑張れと強制するのではなく、ひとりひとりの状態を理解することが大切なのだ。
それは、定型発達の人を教育する際にもいえるだろうけれど。
身体的にきついことがある自閉症の人たちのことを、定型発達の人間がもっと知ることができたら、
自閉症の人たちは、もっと楽に生きられる。
そして、自閉症の人たちも、定型発達の人間のことを知ることは
同じように大切なのだろう、と思う。
お互いに理解しあうことが、よい状態を作るための基本となるんだろうな。 -
「自立のための身体づくり」というテーマで書かれた本。防衛体力と行動体力について。感覚統合療法について。
自閉っ子の見落とされがちな身体の問題について:特別支援教育における専門家への相談内容が、“先生が困っていること”だけになっている段階では、“子どもが困っていること”に含まれる身体や感覚の問題に関する相談は挙がってこないでしょう。 -
この本で良かった点。
・自炊を強制せず、「配食サービス」を活用している事例
・「疲れている」事を自認出来ない例を挙げ、その対策にも言及
・体力には「行動体力」「防衛体力」の二種類がある事
・耳栓利用による集中力の向上
以上を新しい発見として得られた事。
ただ、対談で綴られているので、個人的には読みづらく、
箇条書きにしてまとめてくれた方が読みやすかったと思う。